11.8.19

帰国の旅路

約1ヵ月のベルギー滞在(帰宅でもあったが)もついに最終日がやってきて、午前中の出発だったので、特にアクティビティーはなし!

前日の水曜日(8日)に、スーパーで買い出しをして、適当な土産物(菓子)を仕入れ、最後のテニス練習もして、夜は存分にベルギービールを飲んで、思い残すことはない。

「さぁ、行こうか!」

Katrienが空港まで車で送ってくれて、チェックインするまで一緒にいる予定だったが、空港駐車場が激混みで、駐車して降りる事は出来そうにないので、駐車場で別れる事に・・・

実は一人でチェックインカウンターで手続きをするのは初めてだった(笑)
ま、これまで10回以上もやっている事なので要領はわかる・・・係員が聞くのは「危険物は入っていませんか?」、こちらが聞くのは「バゲージは沖縄で受け取ればいいですか?」くらいのものだ。

係員が荷物の預かり証を渡して、「では、よい旅を」と言うので、「紙のボーディングパスをください」と言って、搭乗券をもらった・・・良く気付いたな自分(笑)

キャセイパシフィック航空ですよ~

今、問題を抱えている香港行き!

問題というのは、良く報道されている香港の大規模デモが空港まで飛び火しているという事・・・6日には空港職員までストライキに参加して、人員不足によりいくつかの便は出発できなかったというのだから、不安材料を抱えたまま香港へ向けて出発する事になった。

今回、一番安いエコノミー席だったので(いつもそうだけど)座席の事前予約には4千円余りの追加料金がかかるので、オンラインチェックインする24時間前からしか座席指定が出来なかった。すでに窓側の席はなく、真ん中の席で、まだ人が予約していない列を選んだら、運よくその列には僕一人で座り、安定飛行になってからは3座席分で寝転ぶことも出来て楽ちんだった(笑)

隣に他人が座っていると、お行儀よく11時間30分も姿勢を正していないといけないので拷問のような時間を過ごすことになるから大変なのだ。

さらに今回から、スマホに日本のニュース特番や音楽ライブ、音楽のみのデータを大量に保存しておいたので、機内エンターテイメント画面は飛行情報だけにして、スマホ画面で楽しめた。

写真は、よしだたくろうとシンシア・・・まぁ、こんな音楽を聴いているのです(笑)

ユーラシア大陸大横断の旅だ!

エコノミーの食事なんて

と、思わずに美味しくいただきましょう!

中間時間にカップヌードルを注文して食べる人も多いけど、僕には通常の食事だけでちょうど良かった・・・アルコールも控えめに1杯だけ・・・今回はビールを頼まず、白ワインにした(ビールの期待値が小さい)。

30分遅れて香港国際空港に着いた(出発の遅れによる)
ストやデモはなく通常のように見える。

ターミナルに出たらまずやるべきことは乗り継ぎの手続きです。
「Transfer」の案内板に従って場所を探すのだが、何ヵ所かには「Transfer E1、Transfer E2」と表示されていて、僕はそのどちらへ行けばいいのか解らず・・・

前回、だいぶ歩いて、シャトルにも乗って遠くへ移動した経験からして、今回は「E1」にしてみようと、それに従って行ったら近かった(笑)  

おそらく「E1はターミナル1のtransfer」「E2はターミナル2のtransfer」という事なのだろう・・・「そんな事、事前に調べておけよ」って話だけどね。

いやいや、旅のお楽しみという事で・・・何しろ乗り継ぎの待ち時間が6時間もあるので、余裕ありすぎです(笑)

さて、ゲートは何番かなぁ~、と、捜したところで6時間も先の情報はない・・・その代わりに目にしたのは「台北便の欠航」だった!

そうだ台風9号の影響だ!

沖縄は午前8時時点で風速15m以上の圏内、僕が乗る沖縄行きは4時間後だから、台風が普通に進んでくれれば、台風の後ろから回り込んで飛んでくれるだろう・・・台北行きは11時までが欠航で、それ以降は若干の遅延がありながらも出発時刻が表示されていた。

 はいはい、僕が乗るドラゴンがやってきたよ(キャセイドラゴンエアー)・・・台風の後ろを飛ぶのだ!

心配したが、定刻通りの出発となった。

あ、香港のデモだけど、後でニュースを見たら、空港のロビーで午後から市民が集まりだして座り込みのデモを行ったそうで、チケットインエリアへの侵入は厳しく制限されていたそうである・・・と、いう事は、僕が飛び立ってからデモが始まったという事で、まったく騒ぎには気付かなかったわけだ。

台湾南部の東海岸線・・・台風の雨による川の増水で沿岸部が白く濁っている。

台湾までは下界の景色が見えたが、沖縄の先島地方の上空を飛んでいるときは雲が多くて島影を見る事は出来なかった。

見えたのは飛行機よりも高い位置にある雲・・・通常なら飛行機の高度より高いところには雲はないのだけど・・・あの先にある雲の高いところが台風なのかなぁ~・・・と、勝手に思って眺めていた。

 沖縄本島、普通なら那覇市街地が見えてきたら安心するのだけど・・・この日は、この状態から機体がグラグラ揺れ始めた。

「おいおい、着地するときにバウンドするんじゃないだろうな?」という心配をしたが・・・パイロットは何事もないように滑らかに着地してくれた。

ふぅ~、パイロットの技術に感謝!

空港には兄が迎えに来てくれた。

兄曰く「今日はあなたたちの模合(もあい)があるらしいよ」、そうだ、第2金曜日は地域の仲間たちとの模合(沖縄独特の資金繰り仲間=兼親睦会)の日だった!

家について、スーツケースを開けて、中身を出して仕分けして、シャワーを浴びたら出発する、そんな時間だった(忙しい)。

そして、冷房の効いた居酒屋で沖縄の旨いモノ三昧・・・また食べ物かよ~って感じ?(笑)

沖縄・・・蒸し暑い!

暑いだけならまだいい、ベルギーでは40度も経験してきたんだから(笑)・・・でも、湿気がなかったから、厳しい感じもしなかったけどね、湿気がどれだけ不快感を増幅するのかよく解った。

沖縄那覇市での過去最高気温は35.6度だから、近頃の日本本土の最高気温からすれば、まだまだ甘いって感じだよね。

さて、これから沖縄生活を再開する。

暑い中の野外仕事、自分の畑の管理、Momoちゃんの世話・・・

翌日はMomoちゃんを迎えに行き、1ヵ月ぶりの再会!
家に来て、久しぶりの農地散歩をする。

ペットホテルの皆様には大変お世話になりました。
Momoは犬同士の団体生活も経験して、それが今後の犬生にも生かされることでしょう(笑)


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7.8.19

ベルギーで喰い倒れるか・・・

土曜日にブリュッセルで街歩きをしたが・・・

日本帰国も迫ってきた日曜日から、怒涛の喰い倒れ日記を書かなければならない(笑)

まず日曜日、友人夫妻(オランダ・日本カップル)を我が家に招いて、お昼にテラスでアペリティフを楽しんで、その後、市内のギリシャ・レストランへと移動して、本格ギリシャ料理に舌鼓を打つ。

 食前酒が「ウゾ」というお酒

これ無色透明でアニスの香りがするスッキリドリンクだけど、度数が40度もあるんだって・・・水を加えると白濁するという特徴がある・・・それでも強いので、ちびちび頂く。

ギリシャ料理が続々と出てきたが、僕は知識がないので、料理名もわからず、ただただ食べるのみ(笑)・・・すべてが旨かった!

料理の注文は、ギリシャ料理に詳しい招待夫妻にしてもらった(笑)

上の写真はブドウの葉で包まれたおこわみたいな料理だった。


 イカリング?


サーモンの香草焼

茄子のなんとか?

食後酒

店名は「Greek Bistro GONIA」でした。

食事の後、Lier市内の遊歩道で腹ごなし散歩。

皆でわが家に戻り、テラスで夕涼みタイム(笑)

ビール品評会みたいに、様々なビールを開けて味見・・・僕の好みでIPA(ホップ強めのやつ)が多かったけどね。

 月曜日・・・平日の朝

これも日本に帰ったら食べられないからと、甘いワッフルにジャムを付けて食べる。

夕方には近くのテニスクラブで1時間半の練習。

最初、「自分は動けるかしら、走れるかしら」と億劫だけど、始まったら動けるし、コートの端から端までよく走れる「すごいな、自分」と、納得して終ることができた(笑)

夕食は自分で作るお楽しみ・・・

ムール貝だよ~
今回の滞在で、なんと5回目!

今までベルギー系列の「デレーズ」、フランス系列の「カルフール」というスーパーで購入していたけど、今回はオランダ系列の「アルベルトヘイン(AH)」で購入した。

理由は、ムール貝はほとんどオランダ産なので AHで購入したほうが安いし、鮮度、身の品質も良いようである。

今日もまたIPAビール・・・これはかなり濃いビターです。

 鍋のままのムール貝(1㎏)

やっぱりAHスーパーのムールは良かった!
喰った喰った・・・もう、1年くらいはいらないかな(笑)

次回ベルギーに来る時までは・・・

外が暗くなる10時過ぎまでテラスでビールタイム。

・・・・・・

火曜日は義姉夫妻に招待されている。
 義姉(Katrienの姉)はLier市から車で30分ほどの所に住んでいる。

自宅でよくパーティーを開くので、いろいろな道具が揃っていて、この蒸気機関車みたいな物体は、燻製製造マシーンである(笑)

ゼーバース(zee baas)日本名はスズキか、オリーブオイルや香草を付けた状態で燻製窯に乗せる・・・燻製というより、今回は蒸すんだけどね。

「20分くらいかかるよ」と義兄。

ベルギービールにも詳しい義兄は、僕がビール好きだと判っているので、いつも珍しいビールを準備して待っている(笑)

これはブラスカートという町のビールで、3種類のホップを使っているTripel Hop・・・これ好きになりました・・・店で見つけたら買います!

飲みながら時間をつぶし・・・20分後

魚の様子を見に行く僕・・・「あと5分ですな、義兄さん」

 5分後、「ハイ出来たよ~」と義兄と孫。

 スズキの蒸し焼き

外のテラス席で頂きます。
義姉夫妻とお嫁さんと孫も・・・

スズキの半身と付け合わせの野菜炒め、ポテト・・・料理上手な義姉の付け合わせも最高です!

食事タイム・・・やはり「喰った喰ったぁ~」と思っているときに「もっと何か要りますか?」と聞かれても「Nee dank uw」(ありがとう、もういいです)と答えるしかない。

庭の花に訪れる蝶々

 食後もおしゃべりは続くので、ビールを交換する。
この地元アールスコートのビール Wolf8 ・・・これも好きなビールで、ここに来た時の定番。

庭の木々の下で暮らしている猫、スクビー君。

一応、飼い猫で面倒を見ているが、飼い主に媚びず、庭の森の中で暮らしている独立性の強い森猫である(笑)

食後は、それぞれフリータイム、庭で遊んだり、昼寝をしたり、隣の森で散歩をしたり・・・

孫が急遽「今日、誕生日をしたい」とせがむので、義姉は急ごしらえのフルーツタルトを作った(ビスケット、フルーツ、生クリームで)。

お腹が落ち着き、夕方になったら夕食兼用のチーズタイム。

この時もやはり飲みます(笑)
Wolf9

こうやって、昼食に招待されたのに、流れに乗ると夕食までご馳走になって、取り留めもないのです。

立ち上がるタイミングは難しいが・・・

「ありがとう、ご馳走になりました」
「どういたしまして、無事に日本に帰ってね、そしてまた来年会いましょう!」
と、名残惜しく別れる事になった。


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5.8.19

ブリュッセルで街歩き~ぶらり 2

今回はビア・カフェを紹介します。

マグリットが良く通っていたというカフェ「La Fleur en Papier Doré」から、4-5分、町の中心部へ向かって歩くと、見えてくるのが観光客の人だかり・・・

なんだ、なんだ?

「なんだ、小便小僧じゃね~か!」
ガッカリ名所と云われても大人気です(笑)

その小便小僧の前に、テラス席を設けて大繁盛しているビアカフェがある。

Poechenellekelder」ポーシェネル・ケルデル(操り人形の地下室)という名のビアカフェだ。

この店の壁にも塗装された自転車たちが張り付いている!
(いつもあるわけではないよ)

ブリュッセルで僕のお気に入りのカフェなので「ここで1杯飲んでみよう」と、テラス席には目もくれず入店し、2階へ上がる。

店内は、操り人形が壁に掛けられ、天井にも旧世紀を思わせる古道具がぎっしりと張り付けられている・・・まぁ、これを見回すだけで首が痛くなる(笑)

そう、博物館のような小物がたくさんあるので、小物好きにはたまらないだろうね。

奥の席では味のあるオジサンたちが、落ち着いた雰囲気で会話を楽しんでいるようだ。

僕らもビールを注文。
Katrienは、始めて見る黒ビールをお試し、僕は定番のトラピストビール、Orvalを飲む。
ビールリストが膨大なので、真剣に選んでいては中々決まらないので「定番」です(笑)

いただきます!

あ、店名の「操り人形の地下室」の意味がもうひとつ足りないな~・・・と、感じましたかね?

「それはいい質問だ」
「答えは用意してある」(笑)

2015年9月2日の記事「ブリュッセルを歩く 2」の中に答えがあります・・・暇がある時にご確認ください。

以前の記事を読み返してみると、飽きもせず同じことを繰り返しているんだなぁ~・・・と、われながら思うのであります(笑)


カフェから出てくると、相変らず小便小僧人気が続いています。

どこのどなたか知りませんが、人のいない小便小僧の全体像を撮るのは難しいので、写真を使わせていただきます(笑)

チョコレートで出来た道具

これって、買う人がいるんですかね?

ブリュッセル市庁舎の尖塔のてっぺんに立っているのは、ブリュッセル市の守護神「聖ミカエル」・・・ドラゴンを退治している所であります。

「世界一美しい広場」と云われる、ブリュッセルのグランプラス。

「はっし、歩かんと」Tシャツの男現る!

「はっし、あるかんと!」

と、1回だけ、日本人らしい女性に読み上げられたよ(笑)
呼び止められたわけではない。

「世界一美しい広場」とは、ナポレオン3世に追われてブリュッセルに亡命していたヴィクトル・ユーゴーが、市庁舎の向かい側にある「鳩」と云われる建物に住み着いていた時に、家族にあてた手紙の中で「世界一美しい広場」と称えていたことから付けられている。

ユーゴーが世界中を旅した後で選定したわけではない。

駅へ向かっていたが「まだ、時間はあるね」
と、前のビルの開いている部分へ入って行く。

そこは、ギャルリー・サンテュベール(Galeries Royales Saint Hubert)有名チョコレートショップが軒を連ねている。

高級チョコは、日本の暑い夏に持って帰ると溶けてしまうよ(笑)

サンテュベールの途中から左に折れて、イロ・サクレ地区を歩くと日本のビール好きには有名な「デリリウムカフェ」がある・・・なんか、薄汚い袋小路なんだよね(笑)

その袋小路の奥の方に「小便少女」が座っている・・・初めての人には探しにくい場所にあるようだ。

イロ・サクレ地区のレストラン街で、ダントツ人気だったのが「Chez Léon(シェ・レオン)」・・・他店が通行人に呼び込み、声掛けをする中で、行列が出来ているレストランなのである。

旅行ガイド本でも、この地区の呼び込みをする店はボッタクリされる可能性が高いと注意喚起されているので、なかなか日本人は入らないだろう。

イロ・サクレ地区からグランプラス方面へ抜ける途中に、TOONEという横断幕があり、その矢印の下には・・・

こんな狭小な路がある。

その先には人形劇シアターや、ビアカフェがあり、僕のお気に入りのひとつなんだけど、今回は時間の都合で止めておいた。

さ、今度は駅へ向かおう!

ワッフル屋にも自転車が!(笑)

ブリュッセルのワッフルって、こんなにモリモリに生クリームやらフルーツやら盛ってあるので、僕は見ただけでゾッとする・・・観光客はブリュッセル名物と紹介されているから面白がって頬張っているけど・・・無理だな僕には(笑)

もちろん、選べるので、粉砂糖だけのシンプルなものもあるが。

という事で2回に分けた「ブリュッセル街歩き~ぶらり」たくさんの行動をしたように見えるけど、時間にして2時間半くらいです。


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