30.9.10

機関銃で警備する観光地は?

四姉妹珍道中こぼれ話、その2.

IMG_0897

9月14日に訪れたエッフェル塔での話。

1889年、第4回万国博覧会のために建造されて、現在の高さは324m。

(現在の・・と言うのは当初、この塔は電波塔ではなく、単なるモニュメントだったが、後に放送用アンテナが設置されて12mほど高くなったため)

IMG_0904

パリのシンボルのひとつなので観光客でいっぱい!

エレベーター乗り場にも行列ができている。

塔の展望台に上った記事はこちら 

IMG_0977

展望台から降りてきて、塔の下を歩いていると、3人の軍服を着た男たちに出くわした。

その手に持っていたものは、何と「機関銃」だ。(写真には撮れず)

幸せ気分でパリ観光を楽しんでいる、世界中から集まった群衆の中を白昼堂々、機関銃に片手をかけ警備しているのである。(いつでも発砲出来るぞ!という体制だ)

パリはとんでもない所だ!

IMG_1018

僕らは観光バスと運河クルーズ船を組み合わせた「乗合のツアー」に参加していたので、船でセーヌ川ナイトクルーズを楽しむ。

そして、ちょうど21:00エッフェル塔のたもとの船着き場に戻って来ると、ライトアップされたエッフェル塔が、クリスマスツリーのようにパチパチパチと電飾が点滅して、船に乗り合わせた観光客から「ワァー、ウォー」と言う歓声と拍手が湧き起こった。

「これはいいサービスだよねぇー」と感心。

IMG_1042

ライトアップされたエッフェル塔。

IMG_1050

しかし、船から下りてくると、エッフェル塔の周辺は幸せ気分を味わえる場所ではなかった。

塔の内部すべて立ち入り禁止(エレベーター、展望台、レストランなど)塔の周辺も警察車両が取り囲み厳戒態勢を敷いていた。

バスガイドによると「エッフェル塔に爆発物を仕掛けたと言う情報が入っているらしい」と言うのだ。

いやはや、あの21時の電飾パチパチが「ドッカーーン!」だったら大変な事になっていた。

ひょっとして昼からその情報は入っていたのか?

その後、バスでパリのイルミネーションツアーを22時頃終えて、地下鉄でホテルへ帰る途中の駅でも警察の姿があった・・・。後日のニュースでは地下鉄にも爆発物を仕掛けたと言う情報が入っていたらしい。IMG_1507 IMG_1508

そして、翌日のパリ北駅(国際列車の発着駅)。

僕らはパリ観光を終え、ベルギーへ向かうタリスに乗り込むが、ここでも軍服姿で機関銃を携帯した3人組を発見!何とも物々しい警備だ。

 

四姉妹を日本に送り返した後、在ベルギー日本大使館から「安全対策メルマガ」が届いた。(登録しているので時々メールで送られてくる)

その内容は

フランス当局は「信頼できる情報として、重大なテロの危険性を示す深刻な兆候がある。」として・・・・現在、警戒態勢を強化している。

///////             //////

「ついては、フランスに渡航・滞在される方におかれては、上記の内容に十分留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、百貨店を含む大勢の人の集まる施設や地下鉄駅その他交通機関を利用する際には十分警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払ってください。」

僕らがパリから帰って来て、1週間後のメルマガだった。

大使館の皆様ご苦労様です。10月後半に在ベルギー日本大使館の移転はあるし、前半には日本国の管首相も、ベルギーで開催されるアジア欧州会議に出席するそうで、さぞ忙しい事と思います。

もっとおもろいベルギーブログはこちらにほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら 人気ブログランキングへ

29.9.10

シャンゼリゼ通りで・・・

四姉妹珍道中のこぼれ話ですが・・・。IMG_1393 世界に名だたるシャンゼリゼ通りでの話。

フランスでは「世界で最も美しい通り (la plus belle avenue du monde)」と言う表現が使われている(Wikiより)らしい。

世界中から観光客を集め、いつもにぎわっている。 IMG_1313

この通りにある両替所、レートが良かったので、我が姉妹たちの何名かはここで両替をした。

(最初はパリ北駅内の両替所でレートを聞いてみたのだが、現在の円高に合わないレートだったので止めた。その後、凱旋門近く(シャンゼリゼ通り)の両替所でも聞いてみたが、ここも悪かった)

IMG_1312

両替をしている間、僕は警備のため少し離れて、周囲を見まわしていた(怪しく様子をうかがっているヤツはいないかと・・・)

すると僕の前に、中東風情の青年が来て、僕の足元(歩道上)から金色の指輪を拾って、僕に(仕草で)「あなたのものではないですか?」と聞いたので、僕は「ノー」と答えた。

するとこの青年は自分の指にはめてみて、「僕には合わないよ、やっぱりあなたのものでしょ?」と、僕に指輪を渡そうとするので「ノン!」と、きっぱり断ったら、彼は指輪を持ってさっさと離れていった。

いったい何をしようとしていたのだろう?

僕がその指輪を受け取っていたらどうなっていたのだろう?

もっとおもろいベルギーブログはこちらにほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら 人気ブログランキングへ

28.9.10

もう終わりですかぁ~

久しぶりに運河沿い自転車道を走り、「最後のブラックベリー摘み」に行った。

IMG_2671

姉たちが来た時に運河を歩いていた時は、ホップも青々と元気そうだったが、

IMG_2682

  もうほとんど毬花は枯れている。

青々している時に摘んでドライにすると、長期間飾り物に使えるのだが、今年はまだひとつも摘んでなかったぁ。

IMG_2700IMG_2720

黄色い草花はなぜかまだ元気に咲いている。

IMG_2685

こちらで紅葉している草は・・・

IMG_2704

  ブラックベリーの葉ですよ!実も枯れている!

IMG_2729

まだ少しだけ実もあるが、これなどは熟する前に枯れるのではないだろうか?

もう時期は終わったのだ。2週間前姉たちと一緒にたくさん摘んだのに・・・。

今回は、両手のひらに乗るくらいの、熟したブラックベリーを収穫したのみで家に帰る。

IMG_2736

家では、前回に摘んで冷凍保存してあった実も合わせて850g。砂糖を4割の340g加えて煮沸していく。

IMG_2738

実をつぶしながら、時々かき混ぜる。

実が潰れてきたら種を漉し、少しだけ粘度が付くまで弱火で続ける。

IMG_2741

煮沸消毒したビンに詰めてひっくり返し熱を冷ます。

これで、我が家では2カ月近く使えるはず。

僕の予定では6瓶くらいは作って保存しておくつもりだったが、時期を逸してしまった。

もっと、計画的に行動しなくてはいけません!

もっとおもろいベルギーブログはこちらにほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら 人気ブログランキングへ

27.9.10

すっかり秋めいて・・・

にぎやかだった4姉妹を送り出してから、ベルギーはすっかり秋めいてきた。

急に家の中が静かになったせいだけではないでしょう、気温も下がり天気も晴れ間が少なくなった。

IMG_2635

今日のLier市内、ジンメルの塔(時計台)、昼間だけどバックの空が白、って事は曇り空で飛んでしまっているんですね。

IMG_2638

公園の木々も色づき始めています。

IMG_2645

聖グマルス教会。

IMG_2651

栗の実も大きくなり、今年も豊作の様です。

IMG_2653

実が落ち始めているが、まだ少し時期が速いようで、「身」が入っていなかった。今年も食料としての栗拾いに精を出さねば・・・・。

 

それはそうと、サッカーベルギーリーグでは25日の試合で川島永嗣選手の所属するLierseは、今シーズン初の「3ポイント獲得!」初勝利を手にした。

先週(22日)はTOP3にいる「RSC Anderlecht」に対して1:1で引き分けていたので、いよいよ1部リーグの試合に慣れてきたかな、と期待していた所、今週は下位グループのシャルルロワ「Charleroi」に1:0で快勝、川島選手初の完封勝利だった。

サッカーの話題と言えば川島選手が初勝利を挙げた同じ25日深夜(ベルギー時間)に、U-17女子サッカーワールドカップ決勝戦で日本対韓国の試合が生中継であったので観ていた。

試合開始早々(6分)に先制点を許していたが、すぐに取り返し、すかさず逆転、あとはずっと日本が韓国側に攻め込んでいたが、前半終了間際のロスタイムで同点に追いつかれた。

前半の流れそのままに、後半もPK戦も有利に進めながら、逆転を許してしまった。残念!タラレバを語るとしょうがないので、力負けでしょう。最後の底力、精神力で韓国が勝っていたと言う事でしょう。

準決勝、北朝鮮相手での横山選手の6人抜きゴールは圧巻だった。

オランダ語中継実況アナウンスも度肝を抜かれて絶賛していた。

あのマラドーナの全盛時を彷彿とさせる、素晴らしいドリブルで相手を抜き去っていった。あの一瞬を見られただけでも今大会は素晴らしかった!

日本サッカー頑張れ!カワシマ頑張れ!

所で僕のテニスは、昨日3週間ぶりくらいでKatrienとのダブルスで、昨シーズンクラブ内No1ペアと練習試合をしたら、2-6,2-6,3-6,6-4で散々の結果だったが、最後に1セットをとったので今後につなげよう!(僕らのペアは一応、クラブ内No2だったので、この結果はちょっと恥ずかしい)

10月からまたクラブ内ウインターダブルスリーグが始まる。

もっとおもろいベルギーブログはこちらにほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら 人気ブログランキングへ

25.9.10

あしてぃびち

2週間余り続いた旅行ネタから、やっと離れられます。

「四姉妹珍道中」を熱心に読んでいただいた方々から、コメント、メールなどの反響があり、うれしく思いました。ありがとうございます!

IMG_2626

四姉妹が持参してきた、たくさんのお土産の中から、だしの素と乾燥昆布を使って、早速作ったのがこれ、沖縄料理「あしてぃびち」

普通、ポテトやニンジンは使わないようですが、ご飯代わりに入れました。(そういう意味ではベルギーとの折半料理になっているか?)

5時間くらいかけて作ったので、豚肉がポロリとはずれて、ホクホクと食べられる、新じゃがもホクホク・・・、ニンジンもパクチョイもおいしい。

ん~ん、久しぶりに食べる結び昆布の味が懐かしぃ~、おいしぃー!

IMG_8854

四姉妹は、それぞれのスーツケースに手分けして、乾物や醤油、重量のある米まで持ってきてくれた。「これだけ出したら、ベルギー土産をたくさん詰め込めるよ」と。

ほとんど食料品なので少しづつ消費していくが、1年で使いきれるかしら?ってくらいありそうな・・・・、途中で賞味期限切れないか心配なくらいだ。

でも、ありがとう!

ちょっと、我慢していた「日本の味」が味わえます。

もっとおもろいベルギーブログはこちらにほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら 人気ブログランキングへ

24.9.10

キンデルダイクの風車群

四姉妹珍道中ご一行様」を霧のスキポール空港に置いてきて、僕とKatrienは帰り道にロッテルダムを通過していくので、ついでに珍道中の予定に入っていながら実行できなかった「キンデルダイクの風車群」を見に行くことにした。

高速道路を走る車中では「スキポール空港は霧のため、飛行機の発着に遅れを生じている」とのニュースが流れていた。

オランダ第2の都市ロッテルダム近郊にあるキンデルダイク(Kinderdijk)は直訳すると「子供の堤防」と言う事になるらしい。

オランダと言えばチューリップと風車、その風車の中で一番有名で、観光客を集めているのは世界遺産に登録されている「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」である。

IMG_2480

カラー写真なのにモノクロに見える風景。

霧と灰色の空と逆光のため、モノトーンのいい感じが自然に出来ている。

IMG_2481

風車群見学の入口に当たる駐車場(有料=5€)にあった看板より、19基の風車の配置図が分かりやすい。この図の真ん中の細い堤を歩いて(または自転車で)風車を両側に見ながら見学できるようになっている。

IMG_2498

ベルギーのレンガ積み風車と違い、木造茅葺の風車がオランダ的。

きれいに見えるんですが、よく見るとホントに草で葺かれているんですよね、その草が日本でいうカヤではなく、その辺に自生している葦(アシ)だと思う。

IMG_2506

風車の羽根が止まっている時、その位置で意味があるのだそうで、上の写真左は「短い休止」左は「長い休止」

IMG_2507

上の写真左は「喜び=結婚式や祝い」右は「悲しみ=喪に服すなど」

IMG_2535

ベルギーでもよく見かけるレンガ積みの塔型風車IMG_2543 5基が一直線に並んだ圧巻の風車群。

羽根の停止位置からすると「短い休止」ですね。 IMG_2547 木造箱型風車

「フランダースの犬」に描かれている風車はオランダ型で、アロアの着ている衣装もオランダの民族衣装ではないかと、フランダースの犬(アニメ)を受け入れがたいと思っているフランダース人の間では議論になっていたとか・・・。

ベルギーにもありますけどね、あのタイプ) IMG_2553 運河は静かで、蓮の葉の間をオオバンが「クェッ、クェッ!」と甲高い声を発しながら泳いでいく。 IMG_2598  いくつかの風車のたもとの家では、今も人が住んでいるとの事、洗濯物が干されていたり、地上TV、パラボラアンテナが付いていたりで生活臭もあります。IMG_2606 見所まで行って、往復するだけなら30-40分位で往復できる遊歩道。IMG_2607 遊覧ボート乗り場、30分遊覧でひとり3€。 IMG_2611 入り口駐車場にあるカフェで飲んだビールと駐車料金5€を払うともらえるパンフレット。

このパンフレットが秀逸で、日本語訳もある。これがまた、機械翻訳でキンデルダイクは地名なんだからそのままでいいと思うのだが、Kinder=子供、Dijk=堤防、と素直に翻訳して「ようこそ、世界遺産の子供堤防の風車村へ」とタイトルされていて、内容も笑ってしまうくらい充実した機械翻訳である。

オランダ語のほかイタリア語、フランス語、英語、ドイツ語にも翻訳されているすぐれものです。IMG_2613 カフェは土産ショップにもなっていて、何かを買ったりカフェで飲んだりしたらトイレ(有料=50セント)のコイン(ボルトに使うワッシャー=50セントと同じ大きさ)をもらう事が出来る。

ローカル的で非常に面白い!

カフェの前の飾り、写真を撮るのは結構だが、下にある大きな木靴をはいて記念写真を撮ったら50セント寄付してね!(と看板がある) IMG_2615 このカフェで貸自転車を借りる事が出来ます。

1-2時間で2.5€は安いと思う、次に来た時は自転車だぁ! IMG_2618

この世界遺産の風車群、駐車料金として(2人乗りでも9人乗りでも同じ)5€を支払ったが、「入場料」なるものはなかった。歴史的建造物だけに傷みは激しく常に修復作業を続けているようです。控えめに献金の募集をしているようなのですが、あの木靴がそうだったのだろうか?

キンデルダイクの風車群を紹介しているWEBサイト(日本語)も簡素ではあるが良く出来ています。

もっとおもろいベルギーブログはこちらにほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら 人気ブログランキングへ