8.2.17

ブリュッセル半日観光 2

ブリュッセル観光に来たら、まずはここへ来るだろうというのがグランプラス。

ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」と言い、ジャン・コクトーが「豊穣なる劇場」と称賛したという、世界でも稀にみる美しい広場であることは間違いないようだ。

僕は世界中を見て回ってないので、何とも言えないのだけど(笑) 昔のエライ方々がそういうのだから間違いではないだろう。

壮麗なギルドハウスの建物が、ひしめくように広場を取り囲んでいる。

この広場の真ん中に立って、360度、体ごと回転させてこの広場を見回すと「すごい、すばらしい、きれい」と言葉に出すか、言葉に出来ない美しさに見とれてしまうだろう。

96mの塔を持つ市庁舎。

一見、華やかに見える市庁舎は、塔の左右の建物は別々に作られ、塔はその後に建てられたというので、完全左右対称ではないという。

遠目に見たら全然気づかずに、その見事さに圧倒されるのだけど、塔の下に立ってよく見たら、「あら、確かにセンターがずれてるわ」 って事に気づく(笑)

ブリュッセルの守護聖人「聖ミカエル」の盾を持つライオン ・・・ 聖ミカエルは尖塔のてっぺんにも建っている。



ゴシック・フランボワイヤン様式の市庁舎の壁には、数えられないほどの彫刻が付いていて、それをひとつひとつ見ていると、それだけで1日が潰れてしまうのではないだろうか?

ひとつひとつに意味があるのだろうなんて考えると、寝られなくなるので止めておく(笑)

動画もできたので、雰囲気をお楽しみください。

市庁舎の隣の建物の下にある「セルクラースの像」
この像に触れると幸せが訪れるという言い伝えがあるらしい ・・・ ガイドブックにもそう書いてあるので、見つけた人はみんなこの像を撫でていく ・・・ もちろん僕も幸せを願って撫で撫でしましたとさ(笑)

この像、実は数年間修復のため入院していて、最近、退院してきたばかりである。その間はレプリカ(偽物)が置かれていた  ・・・ さて、レプリカを撫でて幸せを願った人にもご利益はあったのだろうか?

信じる者は救われる ・・・ か?

ブリュッセルに来たらブリュッセル・ワッフルを食べる?

僕は、このトッピングのデコレーションを見たらゾッとするね ・・・ 僕の甥っ子や姪っ子らが来たときは、生クリームたっぷりのものを食べていたけど、若いからだよね。

外国人観光客もここぞとばかりにみんな食べている。

僕の姉妹たち(50代)が来たときは、みんな軽い粉砂糖がけのシンプルなものだった ・・・ まぁ、それくらいがちょうどいいよ、ワッフルの味がするから(笑)

 この日の目的(口実)、小便小僧!

鍋をひっくり返して笠にしている ・・・ いったい何の衣装なんだ? おまけに小便を出すホース(珍)は上着のポケットから出している(笑)

この服のデザイナーの元には小便小僧のレプリカはなかったのか?

TVのニュースで見た画像では、立っている台が緑の丘になっていて、ヒツジが放牧されているイメージだったのだけど、僕が勘違いしていたのか何なのか ・・・ 謎。

 「世界三大ガッカリ名所」と言われても、知名度と人気は抜群の小僧である ・・・ 僕も今日はちょっとガッカリだった。

「世界一の衣装もち」と言われる小便小僧が衣装を着ているのを見るのもいいのだけど、小便小僧のたくましい裸体が見られないのは残念なような気もする。

さて、小便小僧からもっと先へ歩く事にする。

普通の観光客は、小便小僧でUターンしてグランプラスに戻るのだけど、僕はその先にも目的地があった。

 ブリュッセルの町では何気なく歩いていても、気が付けば目の前に漫画の壁画が現れたりするから、意外性があって楽しい!

観光地から離れた場所に一軒の目立たないカフェがある。

このカフェがブリュッセルで一番古いカフェとされている「Het Goudblommeke in Papier」 だ。
(訳すと「紙の中に金の花」か?)


一番古いというだけじゃなく、あのルネ・マグリットも常連だったというから価値がある(写真右から2番目がマグリット)。

この写真をFBにUPしたら、お店側から「いいね」クリックをいただいた(^_-)-☆

 ブリュッセルのビール ZINNEBIR(3.80EUR)を飲む。

あてのピーナッツが多かったけど、全部食べちまったよ(笑)

生ビールはこの樽から出てくる。

店内には古いストーブがあり、稼働している ・・・ 石炭か?

古くから文化人の社交場だったという店内には、たくさんの絵画や写真、骨董品が飾られているが、お客さんが多かったので、容易にカメラを向けられず残念。


トイレは2階、こんならせん階段。
酔っぱらったら危なさそうな、目の回る階段(笑)、足元がおぼつかない人のために、摑まるロープがある(笑)

さて、用足しも済んだし、次へ行くか!

先ほどのカフェから近い所に、ノートルダム・ド・ラ・シャペルという教会がある。
16世紀の画家、ブリューゲル(父)が埋葬されている。

割とシンプルな教会

ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruege)(父)の墓標
(父)と付くのは、息子にも同じ名前を付けて、その息子も画家になり、同じような絵を描いたから、区別するのに苦労しているのである(笑)

祭壇画は自身が描いたもののようだ。

 主祭壇後方のステンドグラスが美しい。

入り口横に骸骨の祭壇もある。

教会を出ると、横の広場に腰かけているオジサンの像があった ・・・ 以前来た時にはなかったのだけどねぇ。

おっと、ブリューゲルさんじゃないですか!

「あのね、僕はあなたが住んでいた家を見に行きたいのですが、どこにありますか?」

B「向こうだよ」

「向こうって?」

B「君の立っている後ろの道をまっすぐ行きなさい!」

と、言っているようだった(笑)

また漫画壁画発見!

ブリューゲルさんが指していた道をまっすぐ進む。

この道は、蚤の市で有名なジュ・ド・バル広場に続く道(Rue Blaes)に違いない。

 ほらほら、商店街はアンティークショップが多くなった。

横道から最高裁判所の塔がチラッと見えた!

確か、ブリューゲルの家はあの近くだ。

もちろん下調べはしてあった ・・・ ただ、この道を歩くのは初めてだったのである。

来た! ブリューゲルの家!

ちゃんとプレートも付いている。

こういう場所に住んでいたんだねぇ、先の教会から300mしか離れていない。
ジュ・ド・バル広場までは450m、最高裁判所までは直線距離で150mくらいしか離れていない。

この辺りはマロール地区と言って、昔から下町の風情があったようである。

商店街にはアンティークショップが多いので、その趣味のある人には魅力的な街歩きが出来ると思うね。


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