8月15日は「聖母の被昇天」という事でベルギーの祝日、アントワープでは「母の日」でもある（アントワープの守護聖人は聖母マリア）。
この日、アントワープでは「ルーベンスマーケット（Rubensmarkt）」が開催され、ものすごい賑わいを見せる。
マーケットに出店する業者は、ルーベンスの時代（17世紀）の衣装を着なければならないという掟があるらしい（笑）
「15日はアントワープへ行こう！」 と、決めていた。
が、急遽、アントワープの郊外でKatrienのテニスの試合が組まれたので、そちらの観戦（応援）もしなければならなくなり 11：30～14：30 拘束された（笑）
試合の方は相手が数枚上手の選手で、同じカテゴリーでアントワープ州の1位を目指している若い子だったので、1-6,2-6で完敗 ・・・ Katrienも予想通りの結果に 「いいレッスンを受けたと思えばいいよね」 と、サバサバしていた。
観戦していた僕から見たら、力強いボールでのラリーも多かったので、「見ごたえのあるいい試合だった」
「さ、では僕はルーベンスマルクトへ行ってきます！」
と、その場でMomoちゃんとKatrienと別れた。
テニスクラブの近くをトラムが走っていたので 「トラムで行けるから大丈夫」 と、いう事ではあったが、僕はなかなかトラムに乗る事もないので、とりあえず路線図を読み解く（笑）
ふむふむ、乗り継ぎしないといけないのか ・・・ めんどいな。
2014年4月、日本のBSフジ 「路面電車で行く世界各街停車の旅」 アントワープ編で、僕がガイド役を務めたのだけど ・・・ 実はトラム（路面電車）初心者だったという裏話があったりして（笑）
目的地のフルーンプラーツ（Groenplaats）に到着した。
地下駅から地上に出ると、すぐそこはルーベンスマルクトが開催されている広場である ・・・ おばちゃんが17世紀の衣装に身を包んでフリッツを売っている。
いいねぇ～、普段からこういうのをユニフォームにすればいいのに！
フルーンプラーツ、賑わってます。
キノコの家ではアイスを売っていた。
ルーベンスが描かれた観光トラム。
「母の日」でもあるので、花束は売れるでしょう。
フルーンプラーツに建つルーベンス象 ・・・ 何故か寂しく、普段通りに立っているだけだなんてもったいねぇ ・・・ もうちょっと目立つように飾ってあげてもいいんじゃないだろうか。
大聖堂前に行くのにも、人の流れに任せるのみ。
僕はちょっと横道にそれた。
ブリュッセルでは姿を消した、小道にテントを張り出してのテラス席（テロなどの緊急時に避難路を確保するために小道でのテラス席は禁止になったらしい） ・・・ アントワープはまだ安心という事か？
別の角度から大聖堂の広場に入る。
ルーベンスマルクト、続き ・・・
市庁舎のあるフロートマルクト（Grote Markt）も会場である ・・・ ポリスが警ら中。
Karakollen ・・・ カタツムリのスープだったか。
このオジサンはルーベンスの衣装っぽいね。
ほとんどの出店には、ルーベンスの銅板とヒマワリが飾られているのが特徴的なルーベンスマルクト（これも出店業者の掟なのか？）。
こちらからは海岸通り ・・・ というか、海じゃなくて、スヘルデ川の岸で埠頭通り（Ernest van Dijckkaai）だな。
フルーツ屋
魚屋のおねーさん
エビを焼いて売っていたおにーさん
チーズ売り ・・・
結構、広大なマーケットなので歩き疲れるし、17世紀の衣装にも飽きてきて、この雑踏から抜け出したくなった（笑）
埠頭に来たら、大型客船が接岸していて、見物人も多く集まっている。
埠頭側から見た大聖堂とマーケットの雑踏。
マーケット会場外は空いている、ステーン城（Hetsteen）
先ほどの大型客船が出港した ・・・ アメリカ国旗を掲げていたので、アメリカから来たんだろうな ・・・ この後、どんなところを巡る旅を続けるのだろうか。
川にこんな大型船が入ってくるのに驚くが、アントワープ港はヨーロッパ有数の大型港湾である ・・・ が、先日、中国の超大型コンテナ船が浅瀬に乗り上げて、動けなくなるという事件が発生していた（笑）
ステーン城と巨人象（Lange Wapper）
ルーベンスマルクト会場への道路は封鎖されているが、こんな車止めが設置されている。
去年、ドイツのクリスマスマーケットにトラックが突入して、多くの犠牲者を出したテロ事件があったので、イベント会場ではその対策を講じている。
その1番目の場所で、にこやかに商売をするオジサン。
まぁ、ホントに人出の多い事 ・・・ 一般的には、テロの脅威を感じつつという風には見えない。
こちらにも車止めの向こうでは、大勢の人がビールを飲んで楽しんでいる。
マーケットを歩き疲れて、飲まず食わずだったので、そろそろビールでも飲みたいと思い、足の向きを変えたら ・・・ 思わぬところで知り合いの日本人女性とベルギー人男性カップルに出会ってしまった！
オランダ語と日本語と英語がごちゃ混ぜになり、いくらか理解できた彼との会話（笑）
しばし、足止めを食らう ・・・
ミニスーパーで缶ビールを1本調達して、まずは小休止のため、この場所に来た。
すると、Momoちゃん！
いや、Momoちゃんが我が家に初めて来た頃の姿をした柴犬が、僕を見つめながら飼い主に引っ張られて通り過ぎて行った ・・・ やはり、僕に対してはただならぬ雰囲気を感じ取っていたのだろうか（笑）
縫いぐるみのようにかわいい柴犬のパピーちゃんを久し振りに見た～！
僕の落ち着く先は大体ココです。
カフェ・クイントンマセイス（Quinten Matsijs）
いつものようにボレケ（De koninck）を飲んで ・・・
マダムのQさんの手が空いたら、少し日本語でのおしゃべりをして現地情報？を聞き出して ・・・
観光客も多く来る店なので、いろんな国の言葉を聴いたり、人の顔を見たりね（笑）
それで、帰りまっす！ トラムには乗らない。
クイントンマセイスから中央駅までは徒歩で17分程度だから、軽い運動だ。
ショッピングストリートを歩いていると虹色の旗が目立つんだよね。
度々こんな状況になる事があるのだけど、虹色の旗はゲイの象徴というかゲイを認める、権利を尊重するというような意味合いがあるらしく、アントワープでは8月のこの時期に、様々なイベントもある。
アントワープ中央駅
アントワープ中央駅の紹介は何度もやったので、これくらいにしておこう（笑）
帰りの電車の中で最後の1杯！
乗車券はお得な 「KEY CARD」 近距離用で、10回回数券（22EUR）という事になっている。
おもしろかったら ・・・ こちら→
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