土曜日、良い天気。
紅葉の見納めになるかと、カメラ片手にLier市内散策。
ところが思わぬ大イベントに遭遇したので、今日はそちらの方を紹介しよう!
サンタクロースLierに上陸の巻!
まず、出くわしたのがネーテ川に架かる橋の上の人だかり。
スピーカーから大音量で、ボートの上の人物の行動を実況中継している。
何をしているのかと、近づいてみると「月光仮面」風の白装束の男が、釣竿の先の糸に下げられた景品を、観客の前でちらつかせて、なかなか渡さないで、じらせて客集めをしていたのだった。
客に景品を取られないようにと、釣竿に集中するあまり、ボートが橋の下に入るのに気付かず、石橋の天井に頭をゴツン!
大きな音がしたので、会場も大爆笑!
…しかし、以前からの経験があるのか、ヘルメット着用だったので、大事を逃れたようだった。オマヌケ月光仮面はサンタクロース登場の前座(客寄せ)だった。
近くの大駐車場ではケルミス(移動遊園地)が開かれているので、ちょっと見に行ったが、まだ営業始まってなかった。(市主催のサンタクロース上陸イベントが終わってからだろうね)
「回転木馬」ならぬ、回転生馬?
年に2回あるのかな?突如として出来る遊園地。
結構大がかりな、ジェットコースターなども、2-3日で出来てしまうので驚きである。
いつも遊園地がそこにある必要もないので、ベルギー各地を巡回するケルミスも、いいシステムだと思う。
さて、またネーテ川の橋に戻ってくると、さらに人出は増えていた。
月光仮面に代わって今度は、黒人風の男たちが大きな袋を持って、観客に手を振り、袋からお菓子を取りだして、観客に放り投げていたのである(キャンデーや殻入りのピーナツなど)。
そう、黒人はサンタクロースのお供をしている、ピートという人物をなぞらえているのである。
ついにやってきました、サンタクロース(聖ニコラウス)。本物のピートをお供にしています。
はるばるスペインからご苦労様です。(こちらではサンタはスペインからくると言うのが定説の様です) すぐには着岸せず、川沿いで出迎えた観客に船から手を振って、あいさつ回りをする。 そして、偽ピート(前座)たちも戻って来た。 ちょうど僕の目の前が、上陸地点だったので、ものすごい人だかりで、僕は身動きも取れず、家に帰る事も出来なくなっていた。 いよいよサンタ上陸。
風が強かったので、帽子が飛ばされないよう、ずっと頭に手をやっていたのが残念だったが・・・。
TV局のカメラも、何台か見かけた。子供たちに手を振り、近くの子とは握手をして、偽ピートたちは、次々とあめ玉を投げるので、観客はますます集まってくる。 紳士と犬が操る馬車に乗り込む。 なかなかカッコ良い馬車だ!
馬車がスタートすると、子供たち(親も)みんな後を付いて行く、行列状態になった。どこへ行くのだろう?ケルミスか?市役所か?(そういえば市役所前の広場もケルミスだ・・・何箇所かに分散して開催している)
ま、どこでもいいが、みんなが付いて行ったおかげで、僕はやっと動けるようになり、この行列の反対側の家に帰る事が出来た。
お腹も空いてきていたし、トイレも我慢していた。
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