5月後半から続いていた全仏オープンテニスの男子決勝が、昨日、試合途中の雨で今日(月)に順延になり、セットカウント2-1、ゲームカウント1-2からの再試合が今日行われた。
前日2セット先取のあと3セット目から4セットにかけて8ゲーム連続で失うなど、流れは完全に相手のジョコビッチに傾いた時の中断、再試合はナダルへの勝利の女神からの贈り物だったようだ。
それをいかしたナダル、すぐさまブレークバックして追いつくと大熱戦を演じ5-5、6-5、タイブレークにもつれるかと思いきや、ナダルの気迫を女神が後押ししたのか、最後はジョコビッチのダブルフォールトという意外な結末で幕を閉じた。
「ローランギャロスの女神に愛されている」と云われるナダル。
上の写真は2009年、全仏4回戦のナダル ・・・ 僕はKatrienと一緒に 生観戦 していたのだ ・・・ この時のナダルは全仏で初出場優勝から4連覇を重ね、無敗記録更新中だった ・・・ しかし、両膝を痛めていたナダルは本調子ではなく、ソーデリングに負けてしまった。
僕らが行ったから女神がどこかへ逃げてしまったわけでもないだろうが、この日の負けが、後にも先にもこの8年間のナダルの全仏における1敗なのである ・・・ ナダルの勝利を見たかったのだが、今にして思えば貴重な場面だったのである。
全仏テニスの始まる頃、ベルギーでも夏シーズンのテニス大会が真っ盛りを迎える ・・・ 今日は僕の今シーズン、ダブルス大会初戦となった・・・
去年は、ナダルが全仏優勝した日が、僕にはダブルス大会優勝を決めた日だったので縁起のいい日なのである。
全仏と同じく天候が悪く、僕らは屋内コートでの試合となった・・・
30Pシリーズ(下から2番目)で僕らは2人で30P、対戦相手は父娘ペアで25P ・・・ 父親は僕と同じくらいの年齢で、風貌があのバルトリの父に似ている、娘はダベンポートに似た体格 ・・・ 父娘とも身長は180cmくらいはあるのではないかという長身ペアだった。
ま、このレベルでは身長はあまり関係ない ・・・ ウォーミングアップの時に「勝てる!」と思った。
試合が始まって、僕は練習のつもりで「思いっきりスピンを掛けて打つテニス」をしたがミスが多かった ・・・ 1-3とリードされてからは「スライスでミスをしないテニス」に切り替えて、体裁を整えた。
こんなことも珍しいが、思惑通りポイントを挽回して、4-4,6-4と逆転して第1セットを取った。
第2セットもそのままの流れで5-1として、大きくリード ・・・ このあとの僕のサービスゲームを落として5-2となると ・・・ Katrien 「前の試合のようになるんじゃないかね」 と、2月に大逆転負けを喫した試合を思い出して不安を感じているようだったが、「あれはあれ、今は今だから関係ないよ、次のゲームで決めるよ!」と強気を強調した。
次のゲームは相手女子のサーブ、この試合、僕はずっとネットで動き続けていた ・・・ 相手女子がネットにへばりついている時も、前後左右に動いていたので、僕の動きがかなり気になっているようだった ・・・ 彼女はそれを意識しすぎてネットかオーバー、最後は「ナダルとジョコビッチと同じく」ダブルフォールトでゲームセット!
僕にとっての今シーズン初戦を勝利した!
今シーズン初勝利のビールは美味かったァ~!
ベルギーではテニスを趣味にしている人たちの「勝った・負けた」の毎日が続くこの季節、カフェも賑やかだ ・・・僕は明日の晩には所属クラブの「お楽しみ(ポイント関係なし)シングルス・リーグ戦」の初戦だが、初対戦のマルセルさんとのシングルスが楽しみだ ・・・。
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