28.10.13

銀杏拾い

土曜日から強風続きのベルギー、上空の雲の流れも早く、晴れたり曇ったり雨降ったり、また晴れたりと目まぐるしく変わる。

 
日曜日、お昼前に青空が見えたので自転車で出かける ・・・ 聖グマルス教会の裏手にあるミニ公園の旗が綺麗にたなびいている。

 
目的はこれ


イチョウの木の下に落ちている銀杏拾い!

 
 ちょうど熟れ頃で、風が吹くと一斉に落ちてくるので、さっさと拾わなければ、道路清掃員に完璧に持って行かれてしまう!
実は土曜日も強風だったので拾いに行ったのだった。

幸い、道路清掃員も土日は休みなのか、そのままにされていた ・・・ 散歩でこの歩道を歩く人もいるので、歩道にうずくまってこんなものを拾っている姿は、ちょっと恥ずかしいものがあるが ・・・、まぁ、僕は日本人とは見られないはずだから 「アジア人はこんなものまで食べるのかねぇ」 くらいには思われているのかもしれない。

この歩道上に落ちているものの2/3くらい拾ったところで、持ってきた袋のいっぱいになり、一時中断して家に帰り、お昼ご飯を食べることにする。
 
「悪天候」 と言われている割には 「さわやかな秋空」 を見せていたベルギーの空!
僕がいつも歩いている木々に覆われた遊歩道は、木の枝の落下で危険なため 「進入禁止」 になっていた。

 
拾ってきた銀杏 ・・・ いい匂い、というより、雲国際(うん○くさい)

 
食事をしている間に大雨になり、「やっぱり悪天候かぁ」 と、しばし部屋にこもり FB に写真アルバムを、アップップしたりして時間を過ごしていると、夕方に近い頃、空には虹がかかり、西の空には青空が覗いてきた ・・・ やがて日が差し、紅葉を照らし始めた。

「いまだ!」

 
自転車を飛ばして 「銀杏拾い」
歩道上の残り分を拾い、今度は(イチョウが植えられている)学校敷地内へ、塀を乗り越えて不法侵入!(腰くらいの高さね)
あるわ、あるわ、2つの袋がいっぱいになるまで拾いまくり ・・・ 腰が痛くなる!
自転車のカゴもいっぱいになり、ひとつの袋は片手に持って(重いんだこれが)、自転車を片手運転 ・・・ 慣れない片手運転で、よろめきながら帰る。


どうだ、重労働の成果!
バケツに入ったのは自分用で、袋は和食大好き日本語の先生と、アントワープのマダムQさんに分けてあげよう。

イチョウの木の実を銀杏というらしいが、Facebook などを見ていると、ヨーロッパ在住者って、あまり銀杏を目にすることがないみたいだね ・・・ リール(Lier)には、学校の校庭に6本大きなイチョウの木があり、そのうち2本が雌株で、実が付いている ・・・ そして公園に2本あり、1本が雌株であることが(僕の調査で)分かっている。
沖縄では全くないわけではないが、実を付けているのを見たことがなかった。

ヨーロッパのイチョウの木は細菌により絶滅したあと、1693年にドイツ人の医師、エンゲルベルト・ケンペルによって、日本の長崎から持ち込まれ、ドイツを始めヨーロッパ各地に植えられるようになった(Wiki)らしい。

しかし、あれだね、「好きこそ物の上手なれ」 と言うが、先週木曜にマダムQさんに(いい匂いのする)果肉付きの銀杏ひと袋をお届けしたのだが、そんな匂い付き果肉、しかもその汁にはアレルギー反応を起こす成分があるというのをものともせず、すでに美味しく召し上がっておられる。

いやほんとに頭が下がります。

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Posted by Picasa

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