21.2.14

Westvleteren 世界最高のビール!

思いがけなく、西フランドルのウエストフレーテレンにある、シント・シクスタス修道院の醸造所へ行くことになった。

日本語勉強中のベルギー人、ルディーさんから「火曜日に、ウエストフレーテレンに行ってビールを買ってくるのですが、いっしょに行きませんか?」 と、連絡が入ったのである。

えっ、ウエストフレーテレン(Westvleteren)て、あの「世界最高のビール」と、絶賛されているシント・シクスタス修道院のトラピストビールではないか!
「はい、行きます!」 と、即答する。

ビールに興味のない人には、どうでもいい事だろうが、ビール好き、ビールマニア、うまいビールを求めてやまない人にとって、このシント・シクスタス修道院(Sint Sixtus Abdij)の「Westvleteren Ⅻ」は至高の存在なのである。

何しろ、このビールは流通業者に卸さないで、直接受け取りに来た者にしか売らない(予約が必要)ので、スーパーなどでは売っていない。
もちろん、普通のカフェでも飲めない ・・・ (もし、カフェにあったとしたら普通のビールの3倍以上の値がついている)

リールから約160㎞、2時間かかる。
まだ薄暗い、朝の8時にルディーさんが来るのを待つ。
 プジョーのシルバーが到着して、それに乗り込み出発 ・・・ 高速でアントワープ、シントニクラース、ローケレン、ゲント、ワーレヘム、コルトレイク、イーペル、ポペリンゲと続いて、さらに先へ行くと、もうフランス国境に近づいてくるのである。

 そんなところにウエストフレーテレン村があり、さらに畑の中の道を走り、何度もトラクターとすれ違い ・・・

お花畑(緑肥?)のようなところも通り ・・・

 やっと、それらしいものが見えてきた!

 ここです、ここ! シント・シクスタス修道院。

 ビールの受け渡し場所は、ドライブスルーのようになっていて、車にビールを積んでは進んでいく。

 我々の番になった ・・・ 係員の指示に従って、ルディーさんは2ケースを車のラゲージスペースへ積み込んだ。
確か1ケース、40EUR ・・・ その他に木箱のケース代やビン代が追加される ・・・ ルディーさんは3年前に買ったケースとビンを返却したので中身代だけで良かったようだ。
販売係員は僕の顔を見て 「あの人はどこから来たの?」とルディーさんに聞いた 「日本人です」と答えると 「あぁ、日本から来たの? おいしく飲んでね!」 と声かけてくれた ・・・ 僕は「ありがとう!」と、親指たてて「いいね!」した。

無事に目的を果たしたルディーさん 「少し休みましょうか」と 隣にあるカフェへ案内してくれた。
Cafe In de Vrede(平和に) というカフェ ・・・ シント・シクスタス修道院のとなり、田園地帯の中に、広い整備された駐車場に新しい建物 ・・・ 観光地の休憩所みたいな ・・・

聖地で飲む世界最高のビール!

これが最高でないわけがない ・・・ ビールに集中したせいか、店内の様子を写真に収めてない事に気づかなかった。
お客さんは、このカフェにとっては少ない日のようだった ・・・ 広い店内の30%ほどしか客がいない ・・・ ある意味ラッキー!
お客さんはベルギー人だけではない、車のナンバーはオランダのもあった ・・・ そして西フランドルはイギリスからの観光客も多いので、流暢な英語で話している人たちもいた。

そして、店内には土産品ショップがあり、多くの人が並んで紙箱に6本入りの「Westvleteren Abt12」を買い求めている ・・・ こんな辺鄙なところまで来たのだから、おひとり様2-3箱は普通に買っている ・・・ その箱をテーブルに置いて、それぞれ満足そうに 「聖地で飲む世界最高のビール!」を楽しんでいた。

ちなみに、この箱入りビールは飛び込みでも買うことが出来る ・・・ が、お値段は20EUR、予約して正規に修道院から買う値段の倍だ!

僕がルディーさんに写真(上)を撮ってもらっていたら、ベルギー人らしい男がやってきて 「おふたりの写真を撮りましょうか?」 と、声かけてきたので、撮ってもらった。
そして、その男はオランダ語でルディーさんに「私は日本の合気道を習っています」 と言い出した ・・・ 僕の顔を日本人と思って、日本人と合気道の話をしたかったのだ ・・・ しかし、僕は合気道の事をほとんど知らない ・・・ 彼は日本人の先生から習っているらしい。
「空手は知ってますか?」 と僕が空手に振ってみたが 「空手は知っていますが、わたしはやりません」 と、軽くいなされてしまった ・・・ さすが合気道!

シント・シクスタス修道院の、3種のビールが飲める ・・・ Abt12は4.90EUR ・・・ 樽生ではなく、瓶を開けてグラスに注いでくれる ・・・ 「幻のビール」と言われるビールが、カウンターでスポッ、スポッ、と、次々に栓を抜かれる。
ほとんどのお客さんは、それを目当てに来ているのだから。

カフェから見たシント・シクスタス修道院。

「この辺の人はトラクターを自転車代わりに使っているのか?」 と思うほど、トラクターの行きかう田園地帯である。

別れ惜しいが、幻のビールの醸造所とお別れだ。

コンクリートで出来た通り名表示版。

ポペリンゲ村の郊外通過時の交差点。

ホップの故郷らしく、大きなホップの毬花を中心に、ホップ畑独特の棚を作る棒が立てられている!

あ、そう、これがホップ畑の棚。
ホップの収穫期にも来てみたいなぁ、ポペリンゲ(Poperinge)

このあと、僕とルディーさんは、帰り道の途中にあるイーペル(Iepel)に立ち寄り、第1次世界大戦で壊滅的被害に遭い、復興した町の 「戦争資料館」を見学するのだが、その話はまた次回に!

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アントワープ ホテル宿泊

8 件のコメント:

hosinoniwa さんのコメント...

世界最高のビールが飲めるとは、うらやましい限りです!!
喉がビールを要求しています。

わいん さんのコメント...

我が家も夫の実家が遠くないことから毎年ずーっと買ってます(笑。 

ちょっとコーヒーっぽい味がするような感じがするのですが私は飲みやすくって好きでございます。

なんか、寺院の改修工事の経費をねん出するために去年か一昨年ぐらいから前よりたくさんビールを作ることになったから比較的買いやすくなったけど、昔は、予約をしないといけないのもめんどくさかったけど、前のケースを返さない(過去に買ったことがないと)アビから買えなくってっていう記憶が…

Suzuka@Japan さんのコメント...

またまたとってもうらやましいブログで読みふけってしまいました。そして、そのカフェにも行ったのに、超満員で席に座ることすらできなかったことも思い出しました><空いてる日もあるんですね。いつか行きたい・・・!

masayuki さんのコメント...

コメントありがとうございます。
hoshinoniwaさん>恐縮です、手に入れたのですが、このビールは特別な記念日にしか飲めないと思います(笑)
わいんさん>ブルージュからなら割と近いですからね、在住の友人も時々買っているそうです。
今でも予約が必要なようです。
Suzuka@jJapanさん>行ったことがあるんですね、前のコメで書かれていましたが、土産用のを手に入れることが出来たので「良し」とした方がいいでしょう・・・僕も今回、自分で手に入れるのは初めてでした。

Suzuka@Japan さんのコメント...

確かにそうかもしれません。割高でもなんでもいいから買わなきゃ~と必死でしたから(笑)ウエストフレテレンが飲めなかったうっぷんはセントベルナルデュス(醸造所に宿泊で全種類ただ飲み!)で晴らしました♪

masayuki さんのコメント...

Suzuka@Japan さん
そうなんですか、醸造所に宿泊施設があったなんて知りませんでした。
いい経験をしましたねぇ。

yama さんのコメント...

yamazureと申します。
はじめまして。

ベルギー出張でWestvleterenを飲む機会がありましたので是非コメントをと。。大変美味しかったです!
飲みながら如何に入手困難かも聞いていたのですが、これほどとは・・・!

大変勉強になりました!

masayuki さんのコメント...

yamazureさん、はじめまして!
よっぽどビール好きで、それを目的としないと旅行者には飲めないビールですよね、飲めてよかったですね。
ベルギー人のルディーさんでも20回も電話して、やっと予約することが出来たと言っていましたから大変です(笑)