6.11.09

お隣とアペリティフ2回目

  今年の3月に、同じアパートの同じ階に住むベルギー人夫婦(60代)と、我が家でアペリティフ(飲み物と軽いおつまみを食べながら、会話する)を楽しんだが、今回は彼らがお返しと言う事で、部屋に招いてくれた。

Katrienと時間通りに彼らの部屋を訪ねると、準備万端整っていた。

ベルギー式では珍しく、オープニングがシャンパーニェじゃなく、リキュール類が5本くらい準備されていて、その中から僕は赤いシェリー酒を選んで飲んでみた。甘くワインの様であるが、アルコールは強そうなので、ちびちびと少しだけ飲んだ。

つまみは、オリーブのハーリング巻き、サイコロの様なチーズ、クラッカー?

同じアパートとは言え、僕らは北向きで、外の景色は緑が多く、木々に囲まれているが、彼らは南向きで市街地に面していて、市庁舎の鐘楼や、聖グマルス教会の鐘楼などが見える。

どちらも、いいところはあるが、北向きは部屋に陽が射す事はなく、とくに冬は、寒くて暗い印象を強くする(ただでさえ寒くて暗いベルギーの冬なのに・・・・)彼らの部屋にはクーラーが付いていた・・・、南向きで夏の陽が射すと暑いということらしい。

アペリティフと言う事だったが、奥さんのシモンはスープとパスタまで用意してあったので、リビングから食卓へ移動した。

こちらではテーブルセッティングがいつも完璧なんだよね。家庭でもレストラン並みにセッティングする。

おいしいトマトスープに、パスタは東洋風を意識したという、きのこソース。パスタ自体も柔らかめの、ちょっと変わった(そばに近いような)麺を使っていた。

食べ方が面白かった・・・。彼ら夫婦はナイフとフォークを使って、ソースをからませ、パスタを切ってから、フォークで食べる。Katrienはフォークとスプーンを使って、フォークで麺をすくって、スプーンに当ててくるくる巻いてから食べる。僕はフォークだけで、皿の上で麺をくるくる巻いて食べる。

ベルギーではパスタをフォークで切って食べる。と言う事を以前にも書いたが、さも当たり前のように、そうするのである。

会話も、仕事の話、絵、音楽、家族の話など、なかなか尽きず、場所もアパート内で、すぐそこと言う事もあって、24時近くまでお邪魔してから家(部屋)に帰って来た。

Photo-20

夕暮れの市庁舎の鐘楼

ギザギザ屋根は実際の市役所

(実際の、と言うのは鐘楼のある古い市庁舎は、世界遺産になっていて、観光案内所があり、ホールでは結婚式が行われる、役所業務は隣の別棟で行っている) Photo-28 運河のほとりのベンチから眺める聖グマルス教会。

30分くらい座っていると3回、カリヨンを聴く事が出来る。Photo-0018 セイヨウシデ並木の紅葉がきれいな運河沿い。Photo-0032

運河の市内への入り口の門(Spui)

市内周回遊歩道(Vesten)を散歩すると、この家の通路(右側が入口)を必ず通る事になる。

以上写真4点は携帯電話のカメラ(130万画素)で撮った、昨日の夕暮れ時のLier市でした。

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2 件のコメント:

あーたん さんのコメント...

そう!最初どうしてパスタを切って食べるのかしらと思いました~!

そして、テーブルセッティング完璧なんですよね!確かに。
読んでいて、美味しそうだな~と
ワクワクしちゃいました。

masayukiさんの秋の写真素敵ですよね。
しっかり楽しませていただいてます♪

まさゆき さんのコメント...

2年目のベルギーの秋ですが、季節感のない沖縄から来ているだけに、まだ慣れません・・・。

と、言うか、今だ感動の連続です。

我が家の窓から見えるのは、大きなブナの木の紅葉ですから、窓そのものが大きな額縁で、きれいな絵を見ているようです。