8.10.11

気のむくまま流される

ゆったりブログを書く暇がないほど忙しい日が続いている。

って書くとほんとに忙しそうだが、ほんとは暇つぶしにゆらり揺られて、結局、書く時間が無くなるのである。

一昨日(木)は畑仕事に行こうと、弁当と水を持って家を出た。

天気が良かったので、すぐに実家の屋上へ上がり「我が生まれ故郷」の街の風景写真を撮る。

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中城湾につながる佐敷湾の中に馬天港がある。

昨日あたりから、太刀魚の大型が釣れているとの情報があった!

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津波古の街は南城市で一番の人口を誇る。

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すっきりした青空、南国沖縄も少しは秋の気配が感じられるようになった。

今週の月曜・火曜の雨天気で湿気が多く、トイレットぺ-パーまでフニャフニャに湿気ていた時とはコロッと変わった。

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実家の長兄は今年の6月ごろから、屋上にソーラーパネルを設置して電気を作り出し、電力会社に売っているのだそうだ。

よくは理解できないが、自分で作った電気は売って、使う電気は買ったほうがお得なのだそうだ・・・、その仕組みがよくわからない・・・電力会社の電線に電気を送り返す(逆流させる)のか?

そんなことを考えたら眠れなくなるからやめよう。

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風景を見ていたら海がきれいだったので、海辺まで行くことにした。

海辺に行ったら、友人の陶芸工房があるので、ちょっと寄ってみる。

先日、寄った時にはいなかった工房の主がいたので作業中にもかかわらず、ユンタク(おしゃべり)して、しばらく時間をつぶす。

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陶芸家は何の作業をしているのかというと、こんな煎餅のようなものを1枚、2枚と数えていた・・・、なんでも10,000個作るので忙しいのだという。

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煎餅のようなものは、11月6日に開催される「尚巴志ハーフマラソン」の完走者に手渡される記念メダルなのだ!

もちろん陶製で上の写真右は土で型をとって乾燥させたもの、左は焼き上げたもの。

焼き上げたものは少し小さくなる。

作っているのは陶工房「田=DEN」の田口さん。

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普段はこんなものを作っているんですけどね。

こういうのは作っても売れる当てはないが、完走メダルは受注生産なので、確実に現金になるからいい仕事なのだ。

僕は「そばどんぶり」が欲しかったんだけど、あいにく在庫がなく、代わりになりそうな大きめの器をいただいた。

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それで田口さん「大里の陶芸仲間のところに行くんだけど、YUKIさんも一緒に行き来ますか?ベルギーにも興味を持っている方なので紹介したいんですけど」

というので、ご一緒する事になった。

その前に時間はお昼となったので、大里の食堂で食事タイム。

僕はノーマルな中そば(サイズが中という事)、かまぼこと三枚肉とねぎが乗っている、フーチバー(よもぎ)、キムチ、紅ショウガ、七味唐辛子や島コーレーグスはお好みで・・・・という事だが僕はすべて使った。

ふぃ~、額からうっすらと汗・・・辛みで。

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 たまたま、ご一緒した田口さんの友人親子の息子がとったのは「ソーキそば」肉の量が多いので、僕はそれを食べるほどお腹がすいているわけではなかった。

IMG_1570無事?に食事も済んで大里の陶芸仲間の工房へ行く。

自宅兼工房の「翁」という翁長(おなが)さんの工房だった。屋根から垂れ下がっているきれいな花(名前知らず)。

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例の記念メダルの共同制作者という事で、役割分担して作業をしているらしい。

ここでは型どりと乾燥まで、田口さんとこで焼きを入れる。

来週末に開催される「世界のウチナーンチュ大会」内で世界エイサー大会が開催されるらしいので、そのメダルも製作中!

僕は未公開メダルを2つも見ることができたことになる!

(コースターにするとちょうど良さそうな大きさ)

田口さんと翁長さん、ご夫婦で仲がいいので、来年あたり、4人でベルギー旅行をするのが目標なのだという。

「ぜひベルギーまでいらしてくださいね!」

乾燥メダルの車への積み込みが終わり、津波古の工房「田」へ戻ることになっていたが、途中で田口さんが「先日の渡名喜先生の夕食会にドタキャンしてしまって怒らせた(?)から、ビールもってお詫びしに行こうかな、YUKIさんがいるうちに」

てなことから、またまた山のほうに流されるのでありました。

スーパーかねひでで、ビールを千円分買って、新里の山のほうにある渡名喜さんの陶工房「明王窯」へ行く。(陶芸工房めぐりの一日になった)

渡名喜さんに「先生」と付けるのは彼が那覇市立焼物博物館の館長を務めたり、歴史や文化に造詣が深く、本の出版や新聞寄稿など多くしているからである。

そう、先週の日曜日、渡名喜さんの「僕が得意の料理を作るから、田口さん夫妻とKatrienさん夫妻を招待して、ここで一席設けましょう」という提案で、僕らは約束の時間に10分ほど遅れて行ったら、渡名喜さんはご立腹だったのである。

「田口さん夫婦に約束していたのに断られるし、あなた方の電話番号を知らないから、それを伝えるすべもなく、その上に遅刻するとは・・・、今日はもう中止にしようと思ったんだよ!」

・・・・・・

しばらく愚痴を聞いた後、飲み始め、話し始めるとイライラは収まり、もう一組のゲストであった糸満から来た若い夫婦とも和やかに話が進み、それはそれで楽しい夜の食事会となった。

・・・・・・

そして、お詫びのビールを届けてから帰ろうと思ったが、渡名喜先生は機嫌が良く「ちょうどひと仕事終わって休もうとしていたところだよ、よく来てくれた。まあ、上がって一緒に飲みましょう」

・・・またも揺られてしまった・・・

インターネットのYoutubeでステレオを通してBGM(日本の古い歌謡曲)にし、WEBアルバムでベルギーの風景をスライドショーして楽しむ…最近の渡名喜さんのお気に入りスタイルだ。

最近、料理にも凝っているので、人が来ると何かを作ってあげないと気が済まないのが彼でもある・・・

「何か作ろうか?」

・・・ほら来た!

レシピ集に目を通して「よし、豆腐ケーキを作ろう!」

絹ごし豆腐をつぶしてガチャガチャとやり始めた。

銀紙のカップに種を入れ、オーブントースターで焼くこと15分ほど、出来上がった豆腐ケーキは意外?(失礼)と美味しかった!

バニラのフレーバーが効き、甘みも丁度良い!「渡名喜さんすごいですね、おいしい!短時間でよくこんなものが出来るものですね」と褒めると、「なーに、簡単だよ。ホットケーキミックスに豆腐を混ぜただけだから・・・」と、種明かしをしてくれた。

なるほど、道理で懐かしい味だったのだ!

しかし、先生、見事な焼き上がりでしたよ!

「さすが焼物屋!」というべきか。

流れ流され、とうとう夕闇が迫ってきたころ帰宅となった。

田口さんちに預けてあった、僕の自転車と水と弁当の入ったクーラーボックスを受け取ってから帰る。

畑仕事にはもちろん行かない・・・、家に帰り、昼に畑で食べるはずだった350円の弁当を夕食にするのであった。

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