オランダ国境に近いベルギー・リンブルク州に住む義兄から「仕事の手伝いをしてくれないか」 と、頼まれたので「ホイ！」 と出かけてきた。
Lierから電車で1時間のNeerpeltまで行き、駅で拾ってもらって、すぐにオランダへ向けて出発！
Neerpeltからは自転車でもオランダに行けるくらいだからね、車だと5分くらいで国境を越える。
国境を越えるときは、小さな看板があるくらいで、気にしなければ気付かないままオランダに入っていることになる ・・・ 義兄は「オランダに入ったら、道がキレイになるからわかるよ！」と言う。
確かに！ そうなのだ！
オランダの道路を走っていると 「税金というのはこういうところに使うべきだ！」 と、思ってしまう ・・・ 車道幅が広いわけではないが、車道以外に緑地帯があり、広々とした自転車道が並行している ・・・ 路面のアスファルトはベルギーと比較にならないほどキレイ！
Valkenswaard という町の役場
道路標識もわかりやすい。
この道も、車2車線の他に、両側に自転車道、もうひとつはバスレーンも付いている！
高速道路も広々 ・・・ 照明灯もおしゃれ！
高速道路網も整備され、インターチェンジが沢山有り、これは慣れない人にはレーンチェンジが難しいぞ！
Waal 川に架かる Martinus Nijhoffbrug(橋)
川辺は増水状態だったぞ ・・・ 義兄が言うには「ドイツの大雨の影響で、ここまで来ているのだ」らしい ・・・ 確かにドイツでは洪水被害が発生しているとのTVニュースを見たなぁ ・・・
Neerpelt駅から車で出てから2時間、Utrecht（ユトレヒト）も越えて、Amsterdamももうすぐというところにある Hilversum（ヒルヴェルスム）という町に到着した ・・・ とある学校の校庭に遊具設置の仕事を段取り良く、テキパキとこなし、僕はその手伝いをして10:30～14:30で完了！
2人ともお昼の食事は、手弁当で持ってきたサンドイッチをパクついて、30分も休憩しないで午後の仕事にかかったので予定より早く終わった。
学校だが ・・・ 小学校であり、保育園が隣に有り、その保育園は実は老人ホームの中に併設されているのであった ・・・ 保育園の教室に老人が遊びに来たりする。
Katrienの両親が入居していた老人ホームも、隣に保育園を併設していたなぁ・・・いいシステムだと思う。
お昼休みに、僕らは車の中でサンドイッチを食べていて、小学校の子供たちは校庭でゴムボールでサッカー（ボール蹴り）をして遊んでいるのを見ていた ・・・ ルールなしで、ただ来たボールを蹴っているだけだから、何処へ行くかわからないよね ・・・ そこへ学校の先生だか父兄だか知らないが、大人の男女が紙コップのコーヒーを持って現れ、おしゃべりをしていたが、僕は決定的瞬間を見てしまった！
女の子が蹴ったボールが、見事に女性の持っているコーヒーカップを直撃 ・・・ コーヒーが飛び散り、女性の顔と服にかかる瞬間を、スローモーションのように残像が残るほどハッキリと見たのだ！
外は寒かったからね、かなり熱いコーヒーだったと思うよ、女性は「キャー」と悲鳴を上げたあと、しばらく呆然としてから、校舎の方（多分トイレ）に駆け込んでいった ・・・ あわれ！
僕らは構うわけにはいかないので、自分の仕事にとりかかった。
仕事が終わり、ベルギーへ帰る高速道路の途中、パーキングエリアの売店でビールを買おうと思ったが、アルコール0.0％のビールもどきしかなく、仕方ないので試してみることにした ・・・ しまったぁ、マズイ！
さすがオランダだ！ 味もそうだが、高速道路の売店でビールを置いてないなんて ・・・ ベルギーでは給油所の売店でもビールを売っているのだよ ・・・ さすがベルギーだ！
オランダの街を通り抜ける！自転車道完備！建物の雰囲気も違う！
郊外の緑に囲まれた綺麗な道路！ 自転車道完備！
「あ、これだ！（ベルギーとオランダの）国境の標はあの塔だよ」 と、義兄が言う ・・・ あの家の生垣の前に立っている、とんがったポールのようなものが正式な国境のしるしらしい ・・・ あの家はベルギーに建っていて、となりはオランダ ・・・ あの家、売りに出されてますけど ・・・ 誰か買わない？
お散歩でベルギーとオランダを行ったり来たりできるよ！
あ、郵便小包などオランダの郵便局で出したほうが安いと聞いたことがあるなぁ ・・・ で、オランダはガソリン代が高い ・・・ ちらっと見た限りで、レギュラーガソリンがオランダ1.79EUR、ベルギーのLier近郊は1.51EUR、ベルギーでもオランダに近いリンブルク州は1.62EURと、ちょっと高め ・・・ ちなみにルクセンブルク公国はベルギーよりもさらに安いという常識がある、ベネルクス3国のガソリン事情。
ベルギーに着いたら青空が広がっていた！
Neerpelt駅まで送ってもらい、「それではお疲れ様、では8月に一緒にキャンプをしましょう！」 と、義兄と分かれた ・・・ 1時間に1本の電車の出発10分前で、ちょうど良かったが、天気が良かったので、「せっかく最果ての駅まで来ているのだから街の散策をしてこよう！」
ひとりでNeerpeltの街歩きをしてきた。
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