ホップの花咲くテニスクラブ

アントワープ近郊WOMMELGEMにあるテニスクラブ、ROYAL ANTWERP T.C.のフェンスにはホップの毬花が満開で見ごろになっている。

・・・って言ってもベルギー人にとってはそこら辺にある草と一緒なので、ほとんど見向きもしないが、僕にとっては桜の花見以上にワクワクして眺めているのだ・・・・テニスをしながら。

きれいでしょう？

この下に、いすとテーブルを持ってきてビールを飲みながら花見をしたいくらいだよ！

しか　―　し、今日はこのテニスコートで20ポイントシリーズのクォーターファイナル(準々決勝)を戦っていたのである。

今日の相手は前回と同じく同年代の夫婦ペア、ふたりとも5ポイントで僕らより少なく、ウォーミングアップの時に女性が少しレベルは落ちるかなと感じたので、普通にやれば勝てる相手だと思っていた。

しかし、アンラッキーな事もあってスタートは、1-2，2-3，3-4とリードを許し続けた。

レベルが落ちると思っていた相手女性が、意外とボールに対する反応がよく、当てて返してくるのである･･･しかも、そのボールがどこへ行くか予測が出来ない・・・厄介ものだった。

Katrienが必要以上にナーバスになり、つまらないミスもしたが「普通に基本通りでいいんだよ、もっと楽にして、大丈夫だよ」と、気持ちを平静に戻す事だけ言い続けた。(相手が格下の時は、えてして自分のミスに必要以上にナーバスになる事が多い)

4-4となり、5-4と逆転した頃から平常心になり、普通のプレーをするようになった。

相手男性がひじの状態が悪くなったようで、痛そうにしていた･･･、そんな事もあってか大げさにスピンをかけようとしたボールがネットにかかったり、オーバーしたりのミスが多くなった。

6-4で1セットを取り、2セット目は持ちポイント(Katrien15ポイント、僕5P）通りの力を発揮して、6-1で連取して勝った！

次回のセミファイナルではまたしても第1シードの若者ペア(15才＆17才)と対戦することになりそうだ。

この大会が僕らの、この夏シーズンの最終戦なので、悔いを残さないように頑張りたい！

許されれば、このホップの下で勝利の美酒に酔いたかったなぁ！

しかし、ベルギー・テニスの儀式は、勝者が敗者に飲み物をおごる事になっていて、カフェで4人でビールを飲む。

そして大抵は、敗者が勝者におごりを返してからお開きになるが、意気投合すれば、さらにおごりおごられが繰り返されることになる。

今日は1回のおごりおごられで終わった、僕は早く家で祝杯をあげたかったのだ。

 

それにしてもベルギーは、8月もまだ終わらないのに17℃くらいまでしか気温が上がらない！

2週間後には、30℃越えの沖縄にいるというのに・・・

沖縄に着いたら、ぐったりと萎えてしまいそうな予感さえしているのだ。

もっとおもろいベルギーブログはこちら→

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら→

謎が解けた！

先日ブルージュに行ったときに見かけた観光客のカメラ！

世界中から観光客の集まるブルージュだけあって、いろんな人がいます。

近頃は外国人観光客(ここでは日本人以外）のおじいちゃん、おばあちゃん、若い子だって日本製一眼レフデジカメを首からぶら下げて歩いている・・・

そんな観光ブルージュの街角で、

「カセットテープを顔の前にかざして、何をしているのやら」

の、おばさんを発見した時は不審に思ったが、どうやらそれはデジカメであるらしいことが理解できた。

 

「西洋の田舎には変わったデジカメがあるものだ・・・」

でも、ちょっと興味があった・・・

 

忘れかけていたが、ふと思い出し「カセットテープ型デジカメ」と検索してみたら・・・

 

こんなのが出て来たよ！

なんと「iPhone 4」がすっぽり入るシリコンケースだと！

なるほどー、やられたぁー！

(日本のアマゾンでも売っている模様)

いろんな人たちがいるもんでね、

i-padを顔の前にかざして、上に向けたり、下に向けたり、何をしているかと思いきや、やっぱり写真を撮っていたんですねぇー、超大型カメラだね。

それと、先日Lier観光案内した時に、ベギン会修道院内の庭にあった鮮やかな木の実は、読者のコメントから｢橘もどき」別名「ピラカンサ」という事が分かった！

コメントをいただいた「１ｑｔａｋａ」さん、ありがとう！

言われるように、枝には鋭いトゲがありました。

場所は近いので、買い物ついでに確認に行って来たのです・・・市内の公園にも植えられていました。

謎が解けるというのは、すっきりして気持ちのいいものだ！

もっとおもろいベルギーブログはこちら→

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら→

ホップ HOP ホップ ！

楽しみな季節がやってきました！

昨日アントワープのテニスコートの、フェンスに咲いていたホップの毬花を見つけたので、さっそくLierの川沿い自転車道を行く！

この辺りはホップの自生地なのですよ！

ほらほら、ホップの毬花、花盛り！

2週間余り前に「Lier、日常」で見た時は、まだまだ小さかったんだけどね、よく成長したものだ！

あと2倍くらいには成長すると思う・・・。

いやぁー、こんなにたくさんビールの原材料に含まれるホップが自生していると、ビール好きとしては豊かな気分になるというものです　・・・・・　あぁ、ちょっと酔ってきた・・・

うそうそ、ホップの毬花を見るだけでは酔えませぬ、、、あまりに嬉しくてハイテンションになっただけですよ！

 

少し摘んできた！

同じような場所にはブラックベリーも自生しているのでね、

それも少し収穫してきた！

川島選手の所属するLierseの練習場へ行く、自転車道の運河を越える鉄橋の工事中で、通行止めになっている！

Lier駅からだと、少し回り道をしないといけなくなっている。

その辺にあったドングリ(セイヨウブナ)の実が色づき始めている。

川沿い自転車道、いつものおじいさんが、いつもの犬を連れて散歩をしていた・・・このおじいさん、3年前に僕がLierの町の遊歩道を歩き始めた頃から、元気に「ダッヒ　メニール　＝　こんにちは！男の人」と、丁寧に挨拶をしてくれて、今でも毎回続いている、よく会うLierの人である。

ニコニコして良く挨拶をするが、余計な事は言わない。

口髭、顎鬚を生やしたその容姿は、フランダースの犬に出てくる、ネロのおじいさんに似ていると、僕は最初から思っている。

ベンチでしばしの休憩。

川では白鳥の親子が泳いでいた。

　一時の晴れ間がのぞいた空。

　少し摘んできたホップの毬花と･･･ヨモギ！

ヨモギは明日｢フーチバージューシー」(ヨモギの雑炊)を作ろうと思っている。

ホップは水に差しておくと、結構長持ちして｢生け花｣として楽しめる・・・、きれいなドライフラワーにもなる･･･、ハーブティーにすれば、特に女性にとって有用な成分が多く含まれているという・・・、当たり前だがホップの香りがする！

過去記事の「ビールの巡礼地へ行く！」「ベルギービールたち」というのも参照してみてね。

もっとおもろいベルギーブログはこちら→

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら→

テニスコートにホップの花！

今日はテニスでございます。

日曜日、天気がおぼつかないので、ブラックベリー狩りに出かけようかと迷っている間に大雨になった。

17:00からテニス大会(次なるツアー)の1回戦があったので、Katrienとアントワープ近郊のテニスクラブへ出かける。

 

お昼頃の大雨で、やはり土のコートには水たまりが出来ていた！

「多分、他の屋内コートのあるクラブへ移動だな・・」と思っていたら、主催者は｢奥の方には(屋外)カーペットコートがあり、それが使えますから、そこで試合をしてください」と、言われた。

オムニコートとは違う、クレーコートに似せて作られたカーペットのコートで表面には砂もまかれている。(このタイプはベルギーでは結構普及しているようなのだ）

行ってみると確かに水たまりもなく、使える状態だった。

先週に続いて今回も20ポイントシリーズなので、最初は割と楽な相手に当たる。(今回僕らは17組中、第4シードだった）

今日の相手は合計10ポイント、年齢は合計99才で僕ら(100才)とほぼ同じ。

ウォーミングアップの時から、レベルは僕らより下だと分かったので無理をせず、ミスをしないように出来るだけラリ-を続けるようにした、相手男性が時々いいショットを打ったが、やっぱりミスの方が多かったので、ポイントはこちらが多く取った。

結果は6-0，6-0一方的な展開で勝った。

相手にはかわいそうだったが、こうにしかならなかった。

試合が終わって引き揚げる我々・・・

しかし、僕が試合中から気になっていたものがあった・・・

　テニスコートのフェンスにホップのつるが巻き、花が咲いていたのだ！

ちょっと、細長いタイプもあるな・・・ちょうど見ごろの時期かな？

今週中にLier近郊の川沿いで「ホップ狩り」をしないといけないな、、なんて考えながら写真を撮っておく。

試合後の懇親タイムで僕はVEDETTE XTRA BLOND、相手の男性はDUVEL、女性陣はCAVAというスペイン産の発泡ワイン(なぜか最近テニスクラブのカフェではCAVA＝カヴァが大量に消費されているようだ）

今日は懇親タイムが盛り上がって、相手は惨敗したにもかかわらず、気持ちよく話してくれて｢次回は大会ではなく、交流しながら楽しく試合をしましょう！」と、話もまとまり、ちょっと肌寒くなったテニスクラブをあとにした。

もっとおもろいベルギーブログはこちら→

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら→

日本語話そう会

僕は今日もアントワープでした！

今月は5回目かな？

アントワープで「日本語話そう会」は2カ月ぶりの参加。

相変わらずのベルギー天気で、僕がLierから出る前に雨が降り、止んだすきに電車に乗り、アントワープに着いたら、そこは雨だった(ま、小降りだから傘なしで普通に歩いたけど・・・）

　アントワープ中央駅、相変わらずその雰囲気が好きだ。

13:26発の電車に乗り、14:00にはアントワープのカフェに着いている。

久しぶりに定刻に古いカフェ「Cafe Quinten Matsijs」に着いたので、「まずは１杯」と思ったが、他の参加者はすでに来ていて、コーヒーや紅茶、ビールの人も、それぞれ手に持って３階にあるVIPルームへ向かう所だった！

「あいや！もう少し遅く来ればよかったかぁ・・・」

仕方ないので、地ビールのボルケ(上の写真の右端に写っているヤツ）を注いでもらって、みんなの後に付いてVIPルームへ上がるのだった。

｢日本語話そう会 in Antwerpen」

いや、僕は正式名称を知らない･･･

ま、非公式な勉強会だと思うので追求した事もないが、「日本語を学ぶベルギー人がネイティブ(日本人)と日本語の会話をする機会を作る」というのが趣旨だと思う。

｢生きた日本語」を身に付けるためには、先生が一人では通用しない！

老若男女、いろんなタイプの日本人の話す日本語を聞いて、会話が出来るようにならないと、実際の日本で通用しづらいだろう・・・そんな理由でこの会の存在価値があるのだと思う。

今日はベルギー人、日本人６人づつだったかな？出来るだけ前回と違う組み合わせになるように４人づつグループになって会話を始める。

僕と同じグループになったのは日本人女性のCさんと、ベルギー人男性ウィム、同じく女性のリリアナ。

ウィムは28才、公務員。子供の時「ドラゴンボールＺ」などのアニメを見て日本に興味を持ったという。

彼の夢は｢日本に住む事」だが、バイオロジーの研究をするベルギー公務員という事で、日本に行った時の仕事があるかどうか心配･･･オランダ語教師という需要はないし、英語は出来るが母国語が英語ではないので、ネイティブスピーカーとしての資格がないので就職は難しいという。

毎年、休暇には日本に行っているらしい、そして毎日、朝と夜に日本語の勉強(自習)をしている、僕等が見習わなければならない努力家だ。

リリアナは自分の娘が日本人男性と結婚し、日本に住んでいて、日本語教育されている6才と4才の孫と話がしたくて日本語を勉強しているのだという･･･涙ぐましい努力家じゃー。

そのリリアナさんの娘が、日本人男性と結婚するに至ったいきさつというのを聞かせたもらった！

娘はベルギーで日本語を勉強したのち、日本旅行をした・・・

ある時、日本人に「すみません、写真を撮ってもらえますか？」と頼んだら｢日本語が出来る外人だぁー！」みたいな、ビックリマークから、バーベキューに誘われて、最初はグループ交際だったかもしれないが、だんだん一人の男性と親密になり、彼女は男性の母親の写真から、刺繍で見事な複製を作り上げ、プレゼントした！

(写真で見せてもらったが、いわれてみないと同じ写真と思うくらいの素晴らしさだった！）

それで相手方のご両親から「こんな細かい作業を根気強く出来る女性なら間違いない」と、太鼓判を押され、結婚に至ったらしいのだ・・・・。

ドラマチックですねぇー

素晴らしい出会いというのはどこに転がっているか分からない！

その男性、幸せもんですねぇー

 

Cさん曰く、「ティムさん、日本で女性に、「写真を撮ってもらえませんか？」と言ってみたらいんじゃないですか？」

そうだ！数打ちゃ当たる！　かも・・・

自分の写真ばかりがたまったりして・・・

 

いや、かくいう僕も、まったくもって奇遇な運命から沖縄で知り合ったベルギー人女性と結婚し、今こうしてベルギーに住んでいる。

転機というのはいつ訪れるか、分からないものですよ！

 

｢･･･話そう会」の2時間というのはアッという間です。

終わってから、古いカフェであと2杯ビールを飲んでから、天気がビミョー？によさそうだったので、すぐそこであるフロートマルクトまで回り道をする。

いろんな表情を見せるアントワープ聖母大聖堂

　

アントワープ聖母大聖堂は普通に「カテドラール」と言ったりする。

Sint-Carolus-Borromeuskerk

アントワープ中央駅近くの中華街入口の門。

（いつも愛想のいい店主のいるスーパーでインスタントラーメンを買う）

アントワープ中央駅

威風堂々

やっぱりいつ見ても素晴らしい！

もっとおもろいベルギーブログはこちら→

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら→

テニス セミファイナルで敗退・・

ベルギー旅行中の友人夫妻を昨日送りだした。

今日の朝は早朝から雷雨となり、怖いくらいの雷鳴がとどろいた。

昨日、晴れ間の覗くLier市の観光が出来た夫妻は幸運だったのである！

 

そして今日、僕とkatrienはテニス大会、ミックスダブルスのセミファイナルを戦う事になっていた。(午前の大雨のため水たまりが出来、屋内コートで行う)

1回戦で19才＆17才の若者ペアに勝ち、準々決勝では第3シードの父娘ペアに勝ち、今日は第1シードの16才ペアだった。

男女ともそこそこ上手く、苦戦は免れないと思っていたが｢勝てない訳ではない･･･苦しんでもいいから勝とう！｣と思って試合に挑む。

僕が前衛にいるときに、なかなかチャンスボールは来ない。

リターンからのネットでいくつかポイントが取れたが、普通のラリーでこちらから先にミスをしていては勝てない。

16才の若者ペアは、年の割には珍しく落ち着いたプレーで、感情を表に出さず淡々とプレーしていた。

第1セットは、競り合いもありながらの2-6で失い、第2セットもすべてサービスキープで4-5になり、僕のサービスゲーム、まだ、あきらめてはいなかったが、僕の2つのイージーミスが響き、最後はドロップショットがネットにかかりゲームセット4-6。

相手を褒めてあげよう、次(ファイナル)も頑張ってくれ！

ここのテニスクラブ（SPORTING HOVE T.C）は屋内コートが10面、スカッシュコートが10面くらい、そしてなんと屋外のテニスコートが20面以上ある巨大クラブだった。

オープンテラスもリゾート地のようだ！

冬のために、ガラス張りにされた(温室のような)ベランダもある。

どうも、このところ天気がおもわしくなく「8月後半から9月10月は晴れた日が多くなる｣と言った、あの長期予報はどうなったんだ！

ダークな日が続いているぞ！

このまま秋冬に一直線か？

僕は「夏の沖縄」に行くからいいけど、日照不足のベルギー人はかわいそうだ。

もっとおもろいベルギーブログはこちら→

もっと幅広いヨーロッパ情報はこちら→