17.4.10

フォンテーヌブロー宮殿

 

農家民宿(GITES DE FRANCE)で一泊の夜は村のピザレストランで夕食をとった。

宿の女将は「夕食をお望みなら一人20€でワインも付いてますよ」と、お勧めだったが、ふたりで40€だと高いと思ったので、外食することにしたのである。

しかし、ピザ屋でピザ2枚とワインのボトル1本を取ったら、39€になって、ピザもボリュームがあったので1/3位は残してしまい、結局「宿の女将の手料理を食べたほうが良かったかなぁ」とちょっと反省したのでした。

フランスはビールが高い!ベルギービールを置いているのだが値段は2倍もする。ビール3杯分でボトルワインが取れる・・・・・って言うので僕も渋々「フランスまで来て高いベルギービールを飲む事もないか」と、ロゼワインを飲んだのでありました。

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民宿のある村の通り、黄色い看板の所にピザ屋があった。

そんな事はどうでもいいが、この狭い道に路上駐車していますね。

日本では考えられないと思うが、わざと右、左と交互に駐車帯を設けて合法的に車を止めさせているのです。必然その部分では片側交互通行となり、一時停止せざるをえない。

要するに無言の「集落内徐行」という事です。

そこに駐車する車は「人柱」的存在で、いい事をしているようにも見えるが、引っかけられそうで怖いのでは?

フランス内の集落ではよく見かけるシステムだった。

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プライバシー(カーテン)のない一夜を過ごし、翌朝女将が準備してくれた朝食の場へ移動する。ここは女将(一人暮らし)の居間の食卓。 IMG_0926やはり特大のマグカップにミルクとコーヒーで、好みの割合でカフェオレを作って飲む、3種類ほどのパンと2種類のジャム、メープルシロップ、バターが出された。

フランスでは一般的な朝食の様ですね。ベルギーではチーズやハムなども出るが・・・。 IMG_0929気温3-4℃(体感)の冷たく、おいしい朝の空気をいっぱいに吸って、さあ、これから本格的に、フランス・ドライブ旅行へ出発! IMG_0940いさんで宿から出たが、すぐそこにセーヌ川の水流調節設備(ベルギーではSpuiと言っているが)があったので、そこを見学。

フランスの平野部をゆるやかに流れるセーヌ川ですが、こういう設備を持つ事でさらに船の航行を安全、安定にしているようです。上の写真で向こう側とこちら側に水位の差があるのが分かるでしょうか(5mくらいの差があったと思う) IMG_0947 この設備の管制塔への橋が、そのまま一般市民の連絡通路として開放されている(人と自転車のみ、、、犬も??) IMG_0953このプールに行ったん船が入り、上流へ行くか、下流へ行くかで水位を調整して出ていく。その管制塔の仕事人は船が来ない限りはヒマそうですねん。

ガラス張りの温室の様な部屋で、新聞でも読みながらコーヒーを飲んでいるのでしょう、、、というような人影があった。 IMG_0967運河沿いの家  IMG_0992 フォンテーヌブローの森の中を車で走ると、何処までもまっすぐ・・・。IMG_0995起伏があるので、前方が見えない時がある。そんな所に「追い越しをしている車は自分の車線に戻ってください」の矢印がある。 IMG_0997 遊歩道もひたすらまっすぐIMG_1001 フォンテーヌブローと言えば地名でもあるが、有名なのはフランスで一番大きな宮殿があると言う事。観光バスが列を作って路上駐車してます。IMG_1006 フォンテーヌブロー宮殿、

宮殿と庭園は世界遺産になっている。

僕らは、この先のドライブの道のりがかなり長いので、軽く入って写真に収めて逃げる(帰る?)つもりだったが、人の流れにつられて、入場口で20€(2人分)のチケットを買って内部まで入ってしまった!

大いなる失敗であった・・・・、あのベルサイユ宮殿より大きい宮殿である、さっと見て帰れるわけがない。日本語の観光パンフレットにも「見学には1日をご予定ください」と書いてあるではないか。

道順に従って、他のグループのガイドの説明をフランス語や英語で聞きながら流れていくと、贅を尽くした宮殿である事は良く分かる。

IMG_1015 まず、ナポレオンが迎えてくれます。

「こんなにしなやかな、女性の様な手をしていたんだろうか」とKatrienIMG_1016 IMG_1021 IMG_1022 ナポレオン愛用の野外道具セットIMG_1023 野営用寝室IMG_1030 IMG_1036 まあ、壁も床も天井も装飾され、調度品もあり、出るのはため息ばかりIMG_1037 IMG_1053 入場口では日本語音声ガイドを手渡されたが、これを聞きながら回ると確かに1日はかかりそうだ・・・、途中から聞くのを止めて、とにかく道順に沿って人の流れに流され、時には団体客を追い越し駆け足で回ってきた。

フランスの過去の支配者たちが何度も増改築を重ね、見学できるだけでも大変な数の部屋があり、迷宮の様でもある。IMG_1154やっと庭園に出た。約1時間たっていたので、Katrienは路上パーキングの1時間が過ぎたので焦っていた。 IMG_1160 何処までが庭園なのか、先が見えませぬ。

「この中を歩いてみよう」なんて気を殺いでしまうほど広大です。IMG_1169 増築に次ぐ増築で写真1枚では収まらない宮殿IMG_1175ああ、こっち側にもあったか・・・ IMG_1188

これが正面入り口なのか?

見学の入場口は中庭の右手にあったので、この正面からは入っていない。

まともに見学したいなら1日では足りないと思うよ。

1日目は、大雑把に全部見て写真を撮り、宿に戻って撮った写真を見て資料で分析して、じっくり見たいものに狙いを定めて2日目に見学するくらいしないと全容を理解するのは難しいと思う。

もったいないと思いながら、先へ急ぐので1時間チョイで通り過ぎなければならなかった「フランスで1番大きな宮殿」

 

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宮殿を後にして、次に向かうのはChartresという町だが、高速道路を使わずに約100km離れた所にある。

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広大な農地に道路を敷いたようなもの、普通に時速7-80kmで走っている(速い車はもっと速いと思うが)

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フランスは先進国でありながら、EU圏内最大の農業生産国らしい。

ドライブしながら、このような風景が延々続く様を見ると納得である。

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