4.11.10

思いがけなく精神病院視察

日曜日、「ハロウィン」、

月曜日、「諸聖人の日」義父の誕生日、

火曜日、「死者の日」

イベント続きのベルギー、

水曜日は日本からの訪問客あり、

このブログの読者でもあり、Katrienの法定翻訳依頼人でもあったOmiさん(仮称)が神奈川県から娘のいるロンドン経由で、娘婿の両親(ベルギー人)と一緒に、ブリュッセルから車でLier市の我が家まで来て下さった。

なんと情の厚い方でしょうOmiさん。

12時ごろいらして、14時にはGEEL(ベルギーのへ-ル市)へ行く日程の様なので「それじゃ、軽くLier市の案内をしましょうか?」「あ、そうしましょう」と、言いながらアパートの玄関ホールでの立ち話が長くなり、Katrienが「ウチへおあがりになってコーヒーでもいかがですか?」「そうしましょうか」と、我が家でコーヒータイムになった。

Omiさんは娘さんがベルギー人と結婚してロンドン在住、今年、初出産のため実家へ戻り、女児を出産。そして、帰国のためOmiさんは娘と孫のお供でロンドンまで来たのでした。

そして婿のご両親が住むブリュッセルまで訪問し、ベルギーで、Omiさんの職業である精神医療関係の施設の視察を数か所予定していて、昨日は精神医療関係では世界的に有名であると言う、ベルギーのGEEL市の施設を訪問する事になっていたのである。

あまりにも我が家でのコーヒータイムで、話の花が咲いたので「それじゃ、また夜にアントワープのカフェでお会いしましょう」と送り出すつもりだったが、婿の両親夫妻が「だったら、一緒にGEELまで行って、アントワープまで行きましょう!」と誘われ、断るほどの用事もない僕に、Katrienが「いってらっしゃい!」と言うので、行く羽目になった。

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GEEL(ヘール)市には1850年に、国立精神病院が建てられたと言うから、歴史はかなり古い。

入所患者の作ったアート作品。IMG_4356

まるで学校の工作室の様な部屋がいくつもあり、作品の数々も展示されている。

「これは著名な芸術家の作品ですよ」と言われたら、僕などは「ほ~~っ!」と感心してしまうに違いない作品の数々。

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木工や絵画、手芸など才能はいかんなく発揮される。

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廊下の壁や天井にも作品展示。IMG_4361

右からOmiさん、婿母、施設案内をしてくれたRikさん。

Rikさんもとてもフレンドリーな方で、自分の従事する職場から、車で市内の3か所の施設まで案内してくれた。

何処の施設も明るく清潔で、患者さんはおとなしいが、職員たちも明るく、気さくに声掛けてくれるし、各部屋の説明も快くしてくれた。IMG_4371IMG_4372

GEEL市、この種の楓が多く植栽されていて、ちょうど絶好の紅葉の季節で最高だった。

IMG_4391  そして、GEEL市の特徴とも言える、国立精神病院Openbaar Psychiatrisch Ziekenhuis Geel(OPZ Geel)この建物は200年前に建てられたそうです。この裏側に新設の病院がある。

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古い病院内にある礼拝所IMG_4377

キリスト教の教会内に、マリア以外の女性像があるのは非常に珍しい。

この女性像がGEEL市の歴史に登場する聖ディンプナである。

紀元600年ごろの伝承で、ディンプナは元々、アイルランドの王女で、妻を亡くした父王から結婚を迫られ、それを拒絶して逃亡し、アントワープを経てGEEL近辺に身を隠したが、追手に見つかり、狂った父王に殺害されてしまう。

その事を人々は、父王を狂わせた悪魔に対するディンプナの勝利だと信じ、いつしかディンプナは精神に障害をきたした人々の守護聖人として崇められるようになったと言う。

それ以来GEELの街の教会には精神障害の巡礼者が殺到し、教会だけでは保護しきれず、農家でも巡礼者のケアをするようになり、現在においても、約500名のメンタルハンディキャップを持つ人々が、地域の一般家庭約440世帯で同居生活を送っていると言う。

その事から、GEEL市はかなり古くから病院と地域が一体となって精神医療に取り組んでいる街として、世界的に有名で、今回のOmiさんのように精神医療にかかわる人々が訪ね、視察研修(または研究)をするのだそうだ。

僕などは、ベルギーにGEELと言う街がある事は知っていたが、こんな伝説と精神医療で有名である街だとは全く知らなかったから、僕にとってもOmiさんのお供をして、いい勉強になった!

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この礼拝堂の聖母子像はこんな感じでした。

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古い建物と背中合わせのように、新設の素晴らしい病院棟がある。広大な施設で、病棟から病棟まで車で移動しないといけないくらい広い!IMG_4394

広い敷地内を歩くOmiさん、景色と共にいい雰囲気ですねぇ。IMG_4403

GEELでの非常に懇切丁寧な説明と案内に、すっかり時間を費やしてしまい(Omiさん大満足!)1時間の予定が2時間半くらい滞在したので、次の予定地アントワープには暗くなってから着いた。

お陰で大聖堂のライトアップ写真を撮る事が出来たからいいが・・・。IMG_4411

僕の中で、アントワープの新名所になっているQuinten Matsijs作のブラボー像。IMG_4417

Omiさんがアントワープに来た訳は「アントワープで一番古いカフェ、Quinten Matsijs」のマダムQさんに面会する事であった!

Omiさん、大事な娘をベルギー婿に渡してしまったので、神奈川の自宅で一生懸命インターネットを駆使して「ベルギー情報」を収集しているのだそうで、生の情報と言う事でベルギー在住者のブログを隈なく読んでいるそうです。

それと現在、娘はロンドン在住と言う事で「ロンドン情報」も同じように収集している。

親心もつらいですねぇ~、

でも今は情報も整理でき、こうして婿の両親とも親戚付き合いをし、視察研修にも案内してもらえるし、情報収集で知り合ったブロガー達とも友達付き合いできるし、ご満足の様子でした。

古いカフェでQさんにも会ってお話しできたし、たまたま居合わせた散策さんにも会ったし、僕とは視察研修の道中、車の中で存分におしゃべりした。

Omiさん、おしゃべりなんです・・・・、僕が思うに、ロンドン、ブリュッセルに滞在している間、ほとんど日本語が使えなかったはずなので(片言の英語で対応していた)、かなり、ストレスがたまっていたはずなのです。

今日の今頃はまたロンドンに戻っているはず、国際派のOmiさん、今回は娘と孫を無事にロンドンまで届けるのがひと仕事だったので、次回は身軽に来たいと、さらなる飛躍を目指しておられます。

次回Lier市とアントワープの観光をゆっくりしましょうね!

 

そう、僕のあの四姉妹たちも「今回はいろいろ詰め込み過ぎた、次回はのんびり身軽に、お土産の心配もしないでベルギーを楽しみたい!」と、早くも次回のベルギー旅行を目標に掲げているのであります。

ベルギーファンが増えてうれしい事です。

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2 件のコメント:

Q さんのコメント...

昨日はOMIさんにも無事お会いでき、masayukiさんともやっと、ゆっくりおしゃべり出来、楽しいひと時でございました!
以前なら、お知り合いになろうはずもなさそうな方々と、どんどん親しくなっていく。
ネットて、ブログってすごいですね。
どうぞよろしく~。

masayuki.be さんのコメント...

先日は楽しませていただきました。
OMIさんはお疲れの様子でしたが・・・。
婿殿のご両親も、とてもいい方で「良かったですねぇ」と、ホントに思いました。

僕は真っすぐ駅に向かい、途中ナイトショップを見つけたので、電車の中でも一杯楽しみましたとサ!