10.10.09

メッヘレンは無料テーマパークか!

いつもオランダ語教室のために通っているメッヘレン市(Mechelen)

今日は、無料テーマパーク?メッヘレンを存分に案内しましょう。

朝から晴天の予報だったので、オランダ語のテキストと一緒に、カメラも入れたリュックを背負って、いつもより2時間早く家を出た。

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ベルギーの車窓からってこんなものです。

ガラスへの写りこみがあって、きれいには撮れない。

牧場には牛がいたり、羊、馬がいたりする。

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まず、行ったのは駅から歩いて、20分ほどの市民公園。

公園の中は「ダリア園」「バラ園」に分けられているが、運動公園も併設でテニスコート、サッカー場、多目的芝生、釣りの出来る池などがあり、広大だ。「ダリア園」「バラ園」とも無料!

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撮影中にチョウチョがやって来た。

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今は、ダリアの季節のようで、たくさんの種類のダリアが咲き誇っていた。

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「ダリア園」から「バラ園」に移動した。

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ダリアと違い、バラの季節は夏で終わってしまったようで、ローズビップ見物になった。

それでも、いろいろな実があって面白いと思うのだが・・・。

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それでもやっぱり、花の美しさにはかなわない。IMG_3118 頑張って、僕のために咲いてくれているバラも、いくつかあった。感謝!

なかには、つぼみから、咲こうとする途中で、枯れてしまったようなものも・・・。季節外れのむなしさIMG_3078 来年は、バラ満開の季節に着て、こんなベンチで休みたいものだ。IMG_3081 IMG_3082 何の実か知らぬが、きれいなグラデーションの実と、その実が落ちた後のガクまできれいな植物もあった。IMG_3088 落ち葉IMG_3099  晴天で、風がなければ、半袖でも・・・(僕)IMG_3120 広大なバラ園、来年の楽しみにしよう!IMG_3125 IMG_3126 木によっては紅葉が始まっている(ドングリの木)IMG_3130 赤いサルビア、後ろの道具小屋がかわいいIMG_3133 クレオメ

IMG_3154 古い農具を利用した花壇IMG_3161 公園への街路樹も色づき始めているIMG_3165 気の早いリンデンの木は、完全に黄金色IMG_3167 カエデ科の植物の種子IMG_3172 今度は、学校帰りにメッヘレン市街地散策IMG_3178 まるでテーマパークの様なMechelen市街地(フロートマルクト周辺)IMG_3185 フロートマルクトの隣にあるビスマルクト(魚市場跡)幅の広い歩道、車道はせまく、車は横断する人を優先しながら徐行でしか進めない。

IMG_3186 IMG_3187 魚市場という事で、噴水のテーマも当然、魚です。IMG_3188 フランダース最古の石造市庁舎といわれる「Schepenhuis博物館」

何と、13世紀の市庁舎を今は博物館として利用している。IMG_3191 そして、14世紀の市庁舎

これがまた、現在は郵便局として活用されている!

右側にある銅像がマルガレータの像。

13世紀の市庁舎と、14世紀の市庁舎の間にあり、後ろ姿だが、正面にある現在の市役所と、広場を見つめている。

IMG_3195 マルガレータが見つめるのは、この広場と現在の市役所IMG_3202 現在の市役所と云っても、いちばん古い部分は14世紀からあり、継ぎ足しで16世紀に増築、左の屋根部分は20世紀に完成したという、何とも気の長い、市役所そのものが歴史を物語っている。

ホント、テーマパークの様な館だ。

(正面はそうだが、結構奥行きがあって、奥の方ではしっかりと、ビジネスが出来るような造りになってますよ!)

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市役所の前にある「不実な夫」という、変わったモニュメント

浮気ぐせのある男を、担ぎ出して見せ締める意味だとか。

右の緑の旗がある所が、観光案内所

IMG_3205  広場南側の建物群、1階はほとんどカフェIMG_3227 広場西側の建物群、やはりカフェばかり

要するに、市役所以外はすべてカフェといった感じ、

聖ロンバウツ大聖堂もすぐそこなので、カフェでビールでも飲みながら、カリヨンの音を楽しめるから、ここでのんびりするのは心地よいかもしれない。IMG_3241    広場の反対側から見た、聖ロンバウツ大聖堂

裏側もやはりカフェIMG_3259

大聖堂の内部、正面主祭壇

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主祭壇の反対側、上にはパイプオルガン、下のドアにはカリヨンで有名な鐘楼への搭乗口がある(7ユーロ)

今回は、天気が崩れかけてきたので、上がらなかった。

IMG_3257  ベルギーで今現在、時の人となっているダミアン神父(1840-1889)の像が新しく設置されていた。

明日ですよ明日、10月11日、彼はキリスト教の総本山バチカンで聖人に昇格されるのです。ハワイでハンセン病と戦った神父として有名なのだそうです。

ベルギーでも、お祭り騒ぎです。聖人に列せられるという事は、それほど大変な事なんだと、TVや新聞報道、こういった教会の活動でもわかる。IMG_3273

大聖堂内には絵画作品も結構たくさんある。

もちろんキリスト受難の絵もあるが、メッヘレン独自の市の歴史を描いた絵も多い。(外敵に侵略される図)

大聖堂内部見学は無料です。

 

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大聖堂から王立カリヨン学校へ向かう途中でこんなものが・・・

5階建の屋上付近から、飛び出した鉄骨の上には大きなリングが乗っかっている。その下をバスや車や人が通るのだが・・・。

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王立カリヨン学校

世界中から生徒が集まると聞くが、意外とこじんまりとして、赤い三角屋根、白い壁にたくさんの窓、小さな緑のドアが入口。

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古きを大切にする街である事は、良くわかったと思うが、こちらをご覧あれ!

赤い鉄骨でサポートされているのは、何の事はない赤いレンガの古い家の壁なんですね。

外壁を残して、内側に新しいビルを建てて、この古い外壁で隠すのだ!

相当予算もかかるだろうに、そこまでするかぁーと思うのだが、するんですねここでは。

このようなケースの建築をよく目にするので、市が補助を出すとかの、景観条例でもあるのだろうか?

いつか聞いてみたい疑問だ・・・・

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは!

以前に一度メールした徳田というものです。
沖縄出身でブリュッセルに住んでいる私です。

いつも素敵な写真や文をありがとうございます。とっても楽しんでいます。
メッヘレンってこんなに素敵なところだったんですね。今度家族で遊びに行かなくっちゃと思いました。それに、かの有名なベートーベンのおじいちゃんは、ベルギー人でメッヘレンの近くに住んでいたそうですね。一度は行きたいと思っていましたが、写真を見て、改めて行きたいと思いました。

そうそう、工業高校出身だそうですね。
だから写真がこんなに上手なのでしょうか・・・。写真は上手いし、花や植物にも詳しいし、ただ者ではないとは思っていました。(笑)

私は、ここで働いているのでじっくりとベルギーのあちこちを堪能できないのが今の不満です。それで、このブログでベルギーを楽しんでいますよ!

機会があったら、一緒に沖縄の話をしたいなあと思っています。

まさゆき さんのコメント...

徳田さん、ありがとうございます。

メッヘレン駅からゆっくり歩いて15分くらいで中心のフロートマルクト周辺に着きます。
ちょうど、ブリュッセルと同じようなものですね。

メッヘレンは歴史的にも重要な町だったと言うので、神聖ローマ帝国皇帝カール5世や、オーストリアのマルガレータの事などを調べると、なお身近に楽しめると思います。

僕の住むリール市も「小さなブルージュ」と言われるくらい、街並みと運河の佇まいが素敵な所ですよ!(過去のブログ記事参照)

是非遊びにいらしてください。