1.3.09

田舎のペール市にて

 予定通り、Katrienの姉の住むペール(Peer)市へ行ってきた。土曜日の午後、昼食を取らないで出発し、途中のフリッツール(フライドポテト専門店)で、ベルギー名物…と、言うかベルギーが発祥の地とされる揚げポテトを食べる。

 フリッツ(揚げポテト)大、ブリキビールにスプライトで5.4ユーロ。マヨネーズをたっぷりかける(これがベルギー流)

 人の良さそうな主人に「あなたの写真を撮ってもいいですか?」と、オランダ語で頼んだら、「あーいいよ、どうぞ、何の問題もないよ」(何の問題もないよ・・・と言うのはベルギー人が良く使うフレーズだ。「ヒェーン、プロブレーム」と言う)

 このフリッツールはやや大きめで、ポテトだけじゃなく揚げもの全般。串焼きみたいに、さっと油で揚げられるものを多数揃えていた。

 メニュー表の下に揚げおきされたポテトは、注文が入ってから2度目の火を通して提供される。そしたらカラッと美味しく揚がるんだそうだ。
 
 姉の家に着いたら、早速、散歩である。家は幹線道路沿いにあるものの、裏の方へ歩いて行くとすぐに牧場続きになる。

 牧場も規模が大きいし、土地も平らだから、ここでも地平線が見えて、道も直線道路が多い、また、この辺は乗馬スポーツも盛んであるからか、未舗装道路も多く「馬の道」がある。歩きながらも、何度も馬車とすれ違った。

 やっぱり、陽が当らない時と、陽が当たった時の印象は全然違う。ベルギー人が天気がいいとすぐに外へ出て、散歩をしたり、自転車に乗ったりするのも分かる。

 家に帰ってから、早速夕食に向けての準備・・・・と言っても、アペリティフを食べることから始まる。昨日は、オリーブ2種とプチトマト、目玉は、なんとサーモンの刺身。ワサビはなかったが醤油(ソーヤソース)はあった。ラベルに「賢くたべる」と日本語で書かれていた。

醤油で「賢くたべる」ってどういう事なんだろう?「美味しくたべる」なら分かりやすいが・・・・。

 アペリティフ(前菜)を食べながら、シャンパーニェをちびちび飲む。もちろん姉夫婦とKatrienはしゃべり続けている。とにかくしゃべるのが好きなファミリーである。もちろんオランダ語だが、時々話を僕に向けるので、通訳してもらっている。

 「Yukiも、このファミリーの一員になって大変だろう、みんな個性的で人並み外れた人が多いからねこの家族は…」と、義兄が言う。僕は「いや、僕にとってのベルギー人は、このファミリーだから、こんなものかと思っている。なにも問題ないよ」と答える。

 「今度うちの弟の家で食事するのはどうだい?」と言う義兄。
 ん?、ベルギーに来て早々の時、自宅に50名も友人知人を集めて、大ワイン試飲会を開いた弟か・・・「ああ、いいですよ」と答えておいた。

 そして、メインの食事を作るのは義兄の仕事である。リブ付きラム肉(羊)にマスタードをたっぷり付けてバターで焼いたもの、チコリのバター煮、ふかしポテト、ブロッコリーのホワイトソース、エノキのバター煮。

 義兄は肉料理が好きで、いつもおいしい肉料理を作ってくれる。特に夏の野外パーティー(BBQ)には大活躍の男である。

 メインの食事が終わると、パンとチーズの時間があり、そのあとにデザートのショートケーキがあった。
 僕はいつも、メインの料理でお腹いっぱいになるし、べつ腹と言うのをもっていない。
 なかなか食べきれないぞーッ!ベルギー・ファミリーのフルコースディナー。
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