Lier市の観光目玉のひとつ、100年単位の時を刻む天文時計が取り付けられたジンメルの塔である。
Lier出身の時計作りの名人が作った仕掛けに満ちた時計は、時間を刻む大きな時計盤の他に13の天文時計(月の満ち欠けだったり、潮の干満だったり・・・)がはめ込まれている。
塔の前はジンメル広場になっていて、観光客が行きかい、夏はカフェがテラスを張り出して、賑わう所だ。
今回は正面ではなく、向かって右側の、横にある仕掛けを紹介する。
窓が二つあって、左側がどうやら、女子学生と先生。右側が鍛冶職人と紳士(市長?)
5時になって、フロートマルクトの市庁舎のカリヨンが鳴りだして、しばらくしてから、ジンメルの塔の人形たちが、左側から鐘の紐を引き始め、カランコロン、カランコロン、と、最後に市長?が一番大きな鐘を5回鳴らした。
「5時ですか?市長」って感じで聴いていた。
二つの窓の間の下に、赤い扉が見えるが、これも面白い。1日に何回か(何時と何時か)この鐘の後に赤い扉が開いて、Lier市の歴代市長(肖像画)が、代わる代わる顔を出す。
結構、楽しませてくれますLier市。
Lier市が楽しませるのは、観光客や人間だけではない。近頃ツバメの訪れが少ないじゃないかと、環境面を危惧した市役所は、橋の下にツバメが巣作りをしやすいように、木の板でツバメのアパート風に作って取り付けたのだ。
今夏に訪れるツバメが「やっぱりLier市は住みよいところだった、来年も来よう」と、思ってくれるかどうか。
さて、一番下のウインドウは動画です。こっけいで面白いからくり時計をお楽しみください。(クリックしないと始まらないよ!)
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