ベルギッステニス
所属するテニスクラブ内のサマーシーズン・シングルスリーグ戦(冬はダブルスリーグがあった)
僕は今年から初出場で、その第1戦がダブルスでいつも苦戦している巨漢エディーだった。時々このブログで登場するエディーだが、どれくらい巨漢かというと身長180cmくらいで陸上競技の砲丸投げの選手のような筋肉質の体型である。
若い頃はボクシングをしていたと言うので反射神経も鋭く、手首のスナップも効く。そのスナップと左利きの特徴を生かして変則スライスサーブと、変則バックハンドスライスを武器とする。本気でフラットサーブを打つとボールがどこへ行ったか分からないくらい速い・・・・・が、ほとんどサービスラインに入らないのでスライスで我慢しているようである。
巨漢と鋭い眼光で、闇の世界にいると怖い風貌のエディーだが「いい人」である。職業はというと「ケーキ屋さん」なので、ものすごいギャップがある。
ま、そんなエディーと楽しみにしていたシングルス初対戦。
僕らが所属するテニスクラブは左上の赤土のコート(10面ある)その下に自動車道路と茶色の川と緑色の運河がある。
僕はいつもKatrienと練習をしていて、男性の強い(速い)ボールに慣れていないので、最初は強いボールに対して、強いボールを打ち返して対抗していたが、どうも分が悪く、僕の方が先にミスをして、第1セットは1-6で落としてしまった。
第2セットは作戦変更して、「自分のできる事をやろう!」と、速いボールに対してはブロックで返し、バックハンドはスライスでストレートか逆クロスのドロップショットで相手を混乱させミスを連発させた。
ドロップショットで前に出てきたところを、頭上を越えるロブでまた後ろへ走らせ、非常に面白い展開になって来て第2セットを6-1で取って、1セットオールのスーパータイブレーク(10ポイント先取)へ突入。
僕はすでに巨漢エディーの弱点を見抜いたので、ゆるくてもいいから深いボールの後、すかさず左右のドロップショット、前に出てきたところを頭上を越えるロブ。
これが図に当たり、タイブレークも終始リードを保ったまま10-6で取って、勝利した。
エディーも2セット以降の完敗を認め、カフェテラスでビールを飲みながら「あなたとのテニスはいろんな展開があって、とても楽しかった」と、負けた悔しさより、存分に走り回り、拾い拾われ、狙い狙われと、楽しいテニスをした満足感が漂っていた。
ビールも、おごりおごられ大きいグラスで5杯づつ飲んだ。(大きいと言っても33clです)
自転車でクラブへ行ったので、運河沿いの自転車道から帰る。 牧場に牛がいるんですが見えるでしょうか? 旧市街外周の濠ではカヌーを楽しむ人がいた。
ウチの近くにあるカヌークラブの前でもたくさんのカヌーが出ていて、僕がケータイのカメラを向けると手を振って応えていた。
何度も書いてますがベルギーも夏です。今日は30℃、明日は32℃の予報が出てます。気温が30℃を超えるとニュースになります。
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