14.9.14

50jaar 半世紀のイベント!

土曜日、Katrienと僕が半年も前から計画していた特別なイベントがあった。
その大切なイベントを前に僕はMomoちゃんと、通常の朝散歩に出かける。

 キノコの季節?

 Momoちゃん、相変わらずネズミ探し ・・・

 実りの秋、栗の実もポトリ、ポトリと落下し始めている。
遊歩道に結構あるので、「頭上注意」だな・・・

 16世紀に建造された、昔は城壁の一部でもあった水門小屋(Spuihuis) ・・・ この建物はこの日、Katrienと僕のためにある!

 土曜朝市のマーケットで買い出しをするKatrienに、僕とMomoが合流する。

Spuihuis(スプイハウス・水門小屋)、この歴史的建造物は市の所有だが、使用権はある市民団体が市に賃貸料を払って使っている。
市のイベントなどには協力するし、逆に市の活性化のための様々なイベントを企画立案し、運営するほどである。
市民の個人にも貸し出しをしていて、僕らは半年前からこの日を予約していた。(その前日は市の警察署が使っていた)

9月13日(土)
Katrienの誕生日は9月15日(月)だが、人が集まりやすい土曜日に、Katrienが半世紀、50年生きてきた「誕生パーティー」を開く事になっている。

ベルギーでは結構、誕生パーティーを開く
日本と違い、本人が企画立案、運営、予算まですべてを賄い、家族や友人を招待する。

規模はそれぞれ ・・・ よくあるのはテニスクラブで、プレー後の歓談時に「今日は僕の誕生日だから、みんなの飲み物代は僕が払います」と突然宣言するとか、前もってケーキや菓子を準備して「○曜日は私の誕生日だからテニスはしなくても必ず来てね、ケーキを準備してるから」と案内されて、もちろん飲み物も誕生日の人のおごり ・・・ 案内された人たちは、みんなでカード1枚にメッセージを書いてサインをして渡す。

みたいなことが一般的。

ところが、50歳という人生の節目、半世紀も生きてきたのだから自分を囲んでくれる人々 ・・・ 家族、友人を招き、感謝の意味を込めて大きなパーティーを開くこともある。(もちろん自費)

Katrienは 「いつか、あの水門小屋で自分の織物作品と、友人の陶芸作品の共同展示会を開きたい」 というのが夢だった。

もちろん今でもその夢を持ち続けているが、一足先に自分の50歳の誕生日という大きなイベントが来たので、その夢を半分叶えることになったのである。

小屋の内部
このパーティーはKatrienと僕とふたりだけで運営するので、菓子やチーズ、サラミ、オリーブなどのおつまみ、さらにはパン、ハム、サラダ、ディップソースなどを揃えてサンドイッチ(軽食)が作れるようにビュッフェ式のテーブルを準備した。

 テーブルをセッティング。

 2階にはKatrien、50年の歴史を振り返る展示スペース。

写真で振り返る50年

 壁には自作の織物 ・・・ 沖縄時代と、アントワープで織ったもの ・・・
来客の中にはKatrienが織物をしていたなんて知らない人も多く、この展示を見て驚いた人もいた。

 Momoちゃん、2階を見上げる。

 この建物の屋根裏は、歴史的建造物である水門小屋本来の役目である、水門の開閉をするための滑車や歯車など木製の構造がそのまま残されている。

午後5時にドアをオープンし、最初のお客さんは同じアパートの管理人であるジャークさんご夫妻だった。
その後、続々と訪問者が増え、テニスの仲間(3グループ)、アパートの住人達、日本語話そう会の仲間、Katrienが日本語を教えている生徒、リール在住の日本人、Katrienの姪夫婦。

そこで僕は何をしたかというと「バーマン」
カウンターの中にいるバーテンダーである!

まぁ、僕のキャリアの中では住み慣れた場所である(元喫茶店経営者)から、手慣れたものだ ・・・ ただ、客がオランダ語で注文しに来るので、しっかりオウム返しに聞き直さなければならないことを除いてはほぼ完璧にできた!(と思うよ)

ワレモノが1個も割れなかったのは奇跡的である!

しかし、あれだね、案内状を出すのが遅かったし、参加の可否を連絡するようにとの要請もしてなくて、参加人数がつかめなくて 「まぁ、多くて50名くらいだろう ・・・ ひょっとしたら20名来るかどうか」 という不安の中、結構グループでまとまってきたので、あっという間に増えた。

嬉しい悲鳴ではあったが、用意していたCAVA(シャンペンみたいな)が6本売り切れ ・・・ 20リットルの生ビールが売り切れ、白ワイン売り切れ、コーラ1ケース売り切れた。

かろうじてロゼと赤ワインがあり、ビールはDUVEL、フーガルデンは残っていた。

80名くらい来たのではないだろうか。

参加者からの反応もおおむね良好「とても素敵な雰囲気」「2階の展示も良かった」 と、ありがたいお言葉をいただいた。

僕の仕事はめちゃくちゃ忙しかったので、写真を撮る暇などなかった ・・・ Katrienも同じく、いろいろな人に気配りをして、おしゃべりをしたり、ドリンクの注文を取ったりで忙しい。

ま、客は客同士で楽しくおしゃべりをしていたからいいんだけどね ・・・ 日本から来ている某有名大学教授のあの方も、ベルギー式誕生パーティーの様子に感心しきりだった。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Katrienさま
50thおめでとうございます。
これからもお元気でYukiさん、Momoちゃんと仲良くお過ごし下さい。



Masayukiさま
Party、お疲れ様でした。
いつもこちらのblog拝見しています。
とても素敵な街ですね。



先月20日に同じく50thを迎えた者より

まさゆき さんのコメント...

匿名様
ありがとうございます。
パーティーの様子がうまく伝えられないのが残念です・・・写真も撮れなくて。
これからもLierの街の様子、Momoちゃんのことなどを中心にお伝えする事になると思いますので、楽しんでいただければ幸いです。