23.2.15

オランダ語学校 ムール貝

変なタイトルになってしまったよ。
午前中はオランダ語学校、午後 ・・・ 夕方、ムール貝のビール煮づくり、というダブルタイトルです。

 1週間、休暇のあった後のオランダ語学校 ・・・ 多分、「今日は休暇中の出来事をオランダ語で発表しなければならないはずだから、準備をしておこう」と、

Tijdens de krokusvakantie ben ik twee dagen naar Duitsland geweest.
Wij waren in Wesel bij Rhein, samen met hondtje.
Wij hebben langs de Rhein gewandeld.
Het was koud en mistig.
De eerste zondag ben ik in Essen naar de Carnaval stoet gaan kijken.

という、文章を準備しておいた ・・・ が、が、だ ・・・

「今日は、みんなで街を歩きながらの授業です」
と、のたまう先生なのであった。

2-3名ずつのグループに分かれて、リール市内の観光名所を歩いて回り、行った場所でクイズ(質問)があり、それに答える形式だ。

5ページくらいのプリントを渡され、それぞれのグループは、順路は違うが、同じ場所を訪ねることになる ・・・ 順路は地図ではなく、オランダ語で書いてあるから、それを理解しなければならない。

「橋があるからその手前で左に曲がり、次の橋のところにボートがあるので、ボートの名前を2艘分書きなさい」

「橋を渡ったら時計台があるので、その時計台の前に立ってください、時計は何個ついていますか?」

「時計台に向かって右方向に歩くと羊のモニュメントがあります、ヒツジは何匹いますか? このモニュメントは何と呼ばれていますか? その辺にいる人に聞いてください」

なかなか、オランダ語を駆使するように仕掛けられているではないか!

おもしろかったのは、「市役所の後ろの路地は地元の人には何と呼ばれていますか? その辺にいる人に聞いてください」

道路表札には「Brouwerijstraat 」(醸造所通り)と表示されているのだが、通りかかった地元民に聞いてみたら 「ここは Pisstraat だよ!」(小便通り)という答えが返ってきた ・・・ 聞いてみなければわからないものである。

もうひとつ、僕がいつも美しいと思って見ている、聖グマルス教会 ・・・ 昨日も美しかった。

「この教会の名前は何ですか? この教会の塔は地元の人には何と呼ばれていますか? その辺にいる人に聞いてください」

道行く人(年寄り)に聞いてみた ・・・ 「あぁ、これは Peperbus だよ」 胡椒ポット(粒胡椒を入れてグリグリ回すと挽かれて出てくるポット) ・・・ な~るほど、そういえばそうだ!

なんてね、面白い答えが返ってきたものだ。

 最後の場所は、地元のカフェ ・・・

最後の質問は 「カフェのメニューカードを見て、リール市の地ビールは何ですか?」 そんなもの僕にとってはメニューカードを見なくても分かる ・・・ CAVESです!

 で、そのままカフェで全員集合という事になって、質問に回答した用紙を先生に返却 ・・・ 先生が採点している間に、生徒は各々ドリンクを注文して、おしゃべりタイム。

僕は、ウガンダ人とカメルーン人の男性とのグループだったが、場所探しは僕が得意なので、さっさと場所を案内して、オランダ語会話はウガンダ人が得意なので、彼に地元民への質問を任せて、スムーズに難関をクリア ・・・ なかなか、優秀なチームだった。

ほどなく、成績発表!

先生が答案用紙を渡していくが、僕には返してくれない ・・・ で、最後に優秀な生徒の発表で~す。

なんと、トップ5に僕も入っていた! 22点満点中21点!

スゴイではないか!(約30名中だ)

同じグループの二人も同じ点でないといけないはずだが、スペル間違いとかがあったようだ。

 そうこうしているうちに正午、12時になったので、外へ出て、時計台の横の赤い扉に注目しに行く。

 どうなるのかなぁ ・・・ わくわく!

 あ、扉が開いた!

ベルギーの初代から3代目くらいまでの国王の肖像画、リール市の初代から5代目くらいまでの肖像画が、順々に出てくる。

「それだけか」 と言われれば「それだけ」である。

ま、いいじゃないか。

と云ったところで、今日の授業はおしまい!

おいおい、僕が準備したオランダ語の文章は無駄になったじゃないか。
いや、多分明日は使う事になるだろう。

 時計台前の広場では ・・・

 サプライズボタンが設置されていて、何やらの仕掛けの準備中のようだった ・・・ たまにTVで見るんだけど、何もないはずのところに突如として現れた「赤いボタン」 ・・・ 最初はみんな遠巻きに見ているが、ある勇気ある人がそれを押しに行く ・・・ すると、周りで大変な事が起こる ・・・ まぁ、楽しい事なんだけど。

残念ながら、僕はある人と一緒に歩いていたので、そこで立ち止まって何かが起こるまで待つわけにはいかなかった。

トップ5のご褒美にもらった、リール観光のガイドブック。
まぁ、観光案内所へ行けば無料でもらえると思うんだけど。

 さて、夜は久しぶりに「ムール貝のビール蒸し」を作って食べた ・・・ ホントに久しぶりなのだ。

カルフールに一人で買い物に行って、ムール貝が安かったから、1kgパックを買ってきて、ひとり分作る ・・・ Katrienはムール貝が嫌いなので、安心してひとりで食べられる(笑)

うかつにも、わが家にはマヨネーズのストックがなかった! 去年の日本帰国の際に、賞味期限のある物はすべて義姉にあげてきたのだった。

で、これは何かというと ・・・ あとで ・・・

 食べ進むと、スープもおいしそうに見えてくる ・・・ だけど、これは明日のお楽しみ!
雑炊、またはリゾットを作って食べるのだ ・・・ Katrienは、何故かそのスープで作ったご飯ものは好きなのだ。

 途中経過 ・・・ 空いたカラはきれいに並べる ・・・ 几帳面にね(レストランではバケツに放り投げるから、そんな事はしないが) 最初に食べた貝殻をピンセットのように使って、2番目以降の身を取りだす道具として使うのがベルギーの地元的食べ方だよ。

 喰った喰った~

先ほどのマヨネーズの代用品は日本から持ってきた、「めんたいマヨネーズ」 ・・・ うん、なかなか合うね、悪くない。

ビールはPETRUSのBruin ・・・ 少し酸味があり、香りがちょっと変わっている ・・・ 僕の好みではないが、Katrienに飲ませたところ 「私には合ってるわよ」 だって。

「残り3本あるから、後は任せるよ」

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3 件のコメント:

さくら さんのコメント...

いつも、楽しくブログを読ませて頂いています。
私もベルギー人と結婚してベルギーに住んでいるんですが、ジャパンレイルパスの日本での引換所での証明書について、自分で調べてみたら、2014年4月から確認方法が明確化されたと公式ページ( http://www.japan-rail-pass.com/common-questions/japanese-nationals-nihongo )に書いてあって、どうやら、ベルギーは永住権確認リスト
( http://www.japan-rail-pass.com/public/files/FAQ/japanese-nationals-nihongo.pdf )の国に載っていないので、条件2の日本国外に居住する外国人と結婚している場合での証明書類が必要になるようなのですが、Oshiroさんは、どのような証明書を見せたか、参考のため、教えて頂けませんでしょうか?Oshiroさんのジャパンレイルパスのブログは読んだのですが、どの証明書類を見せたかまでは、書いていなかったので、勝手ながら、こちらにコメントで質問してしまいました。ちなみに、私は日本人で、ベルギーのIDは5年間有効のFカードを持っています。

まさゆき さんのコメント...

さくらさん、コメありがとうございます。
僕も同じ5年間のFカードで、昨年11月に使ったので、条件は同じと思いますが、一応、コミュ-ンで住民票「Getuigschrift van woonst」を取って、結婚証明書(コピー)を持っていましたが、日本ではベルギー人の嫁と一緒に行動していたからか、証明書の提示は求められませんでした。
簡単すぎて、拍子抜けしたくらいです。

さくら さんのコメント...

さっそくのお返事ありがとうございます。
やはり、Oshiroさんも条件2の証明書類を用意されておられたのですね。でも、奥様とご一緒なので証明書類の提示は求められなかったとは、ラッキーでしたね。私も主人と一緒に引換所に行く予定なので、Oshiroさんのお話を伺って、安心しました。
ご親切に教えて頂きありがとうございました。