25.11.12

クリスマス前のブリュッセル

昨日、ブリュッセル南駅の世界最長チョコレート・トレインを見たあと、小雨降り続くブリュッセルの街をぶらり歩き・・・、傘を持たず、ジャンパーのフードをかぶっての街歩きだった。

南駅から鉄道沿いに中央駅に引き返すというルート。

南駅構内はスリや窃盗のワースト1のようなので、長居は無用 ・・・ 小雨も降っていることだし、電車で引き返すという手もあるが、僕は歩きたかったのだ ・・・ フードを被って歩き出す。

あの辺りはどうやらモロッコ人などの移民が多く住んでいるようで、道行く人を見てもそれらしい風貌の人が多い ・・・ お店も店頭に北アフリカ系の果物や野菜を並べている店が多い ・・・ カフェで休んでいる人達はビールを飲まないで、ミルクコーヒーのような色をした飲み物の入ったグラスを前にしている。(イスラム教の人は酒を飲まない)

途中まで歩いたところで「Place du Grand Sablon」という道案内標識があたので、足をくるっと回してその方角へ入る ・・・ 「芸術の丘」に通じる道なので、丘を上がるように上り坂の道である。

ノートルダム・ド・ラ・シャペル(教会)の裏の方を通り、グランサブロン広場に到着する。

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グランサブロン広場は、アンティーク市が立つことで知られている・・・ここは曜日に関係なく、常設テントのようなのだ ・・・ 不用品の蚤の市というより、厳選されたアンティークまたはブロカントのようですね ・・・ アンティークなピストルが20万円くらいでありましたが・・・

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ノートルダム・デュ・サブロン教会(Église Notre Dame du Sablon)のすぐそばでやっている。

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僕は教会の中でしばし、雨宿り。

ステンドグラスの美しさで有名なこの教会、大きなステンドグラスが張り巡らされているが、この日は外が薄暗くて、輝きが控えめだった。

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この教会の有名な物語である小舟に乗って、アントワープから聖母子像を(盗んできたのだが、いろいろな証言により正当化されている)運んできたという貧しい夫婦をあらわした模型。

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天使がたくさんいます。

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教会内部では、素晴らしいパイプオルガンの生演奏が、ずっと続いていた。

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Église Notre Dame du Sablon

雨宿りをしても雨は止まないので、出ることにした。

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ノートルダム・デュ・サブロン教会のステンドグラスは、夜になると内部からの照明により、灯篭のように輝くということを聞いたことがあるので、「一度は夜に見てみたいなぁー」 と、思っているのだが、ここで夜まで待つわけにもいかないので、先へ進むことにした。

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芸術の丘(mont des arts)から見た市庁舎の鐘楼。

ここの階段で、僕に声かけてくる若くてきれいな女性(ベルギー人)がいた、「ボンジュール、ハロー!・・家のない子供達がたくさんいます・・・その子達を助けるために、ここにサインしていただけませんか」 ・・・ みたいなことを英語で言っているが、この手の詐欺まがいなこともよくあると聞いているので無視して通り過ぎたが、振り返って見ると、ほとんどの人に無視されている。

去年同じような経験をしたことがあるので「伯父さんひとり、Brussel 2日間」の記事も読んでみてくだされ。

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芸術の丘を降りていき、中央駅の近くを通り過ぎ、グランプラスの手前の広場、ここにも常設のテント屋台がある。

こちらはアンティークではなく、普通の土産ショップ。

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この広場にいつも座っているチャールズ・ブルスさん(Fontaine Charles Buls)後ろは噴水になっていたのか?(チョコレート色をしているが、これはチョコではない!)

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ヨーロッパで一番古いとされるアーケード、ギャルリ・サンテュベール(Galerie Saint-Hubert)天井が輝いていた。

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P1360107クリスマス商品 ・・・ チョコレート・サンタ、スペキュロース・サンタ。

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こちらはスタンダードなディズニー系。(これもチョコかい?・・・いや、違う店だった)

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ギャルリーの途中から抜け出る、ブリュッセルの食い倒れ横丁(Rue des Bouchers)・・・ ここを歩くと、客引きのウェイターが通行人の顔を見て、「はろー、にいはお、こんにちは、ぼんじゅーる、ちょっと~」とか、声をかけてくる ・・・ さあ、あなたは何処から来た人に見られるでしょうか?試してみるのも面白いデスよ!

ま、奴らには日本人と中国人の見分けはつかないから「ニイハオ、こんにちは」は、セットになっているけどね。

「ちょっと~」というのは何だよ、どこでそんなのを習ったんだ!

この日は中国人の団体客、日本人のグループ客を多く見たなぁ(日本は三連休だったか)

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グランプラスのクリスマス準備は出来ているかな? と、期待してグランプラス(Grand Place)に出たら、こんなでかい構造物が、でんと据えられていてビックリ!

「これは、クリスマスマーケットの時に邪魔ではないか!」 と、思ったのだが、実はこれがメインとなるクリスマスツリーなのだそうだ ・・・ あぁ、今年は情緒のないクリスマスになりそうだなぁー、ブリュッセルよ!

P1360120それでも、恒例のキリスト小屋は、職人さんがせっせと暗くなっても作業を続けていた ・・・ 屋根に登っているのはサンタクロースではなく、藁葺き職人でございます。

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証券取引所周辺のマーケット小屋は、設置は終わっているが開店しておらず ・・・ 例年通りの配置であるようだ。

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もう一度グランプラスに別れを告げに来たが、やっぱりこれがクリスマスツリーと言われちゃ、ガッカリしてしまうなぁ ・・・ まだ完成してるとは言えないので、この後になにか「秘策」があるのかもしれないので、それに期待するか!

あ、ブリュッセルのクリスマス・マーケットは11月30日(金)から始まるようです。

さぁ帰ろ!週末はブリュッセルからリールへの直行便(電車)がないので、アントワープ乗り換えで1時間かかる(往復7.4€)。

アントワープの街を歩こうかと思ったが、雨は止んでおらず断念する。

リールに着いたら ・・・ 雨は上がっていた ・・・

 

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2 件のコメント:

noko さんのコメント...

こんにちは、初めまして。
6年前に帰国しましたがブラッセルに住んでいたのでOshiroさんのブログを発見し、写真が綺麗で懐かしく読ませてもらいました。
今年のグランプラスのツリーは本当に興ざめな感じですね・・
では、これからも読ませて下さいね。

まさゆき さんのコメント...

nokoさん、初コメありがとうございます!
6年前までブリュッセルに住んでいらしたんですね、クリスマス時期になると尚更、懐かしくなるのではないでしょうか。
ブリュッセルは観光客が多すぎて、たまに行けばいいかな、と思うくらいですが、アントワープは近いし、地元客が多いので楽しいですよ。
あ、アントワープは生のモミの木です。

リール市は観光客のほとんど来ない、本当に市民のためのクリスマスで、それもまたいいものです。

どうぞ、引き続きブログをお楽しみください。