パワースポット巡りもブームであるようだが、ここ南城市には、沖縄でも最大級の聖地が2カ所ある。
ひとつは斎場御嶽(せーふぁうたき)であり、琉球王朝時代、国家的な神事が行われた場所で、もうひとつが、その斎場御嶽から太平洋側に浮かぶ「神の島・久高島」である。
天気の良い金曜日、思い立って行く事にした ・・・ と、言うのは僕の中で久高島というのは、夏の晴れた日、猛暑の中を歩くのが慣例であり、時折、海岸近くの木陰、岩陰で休み、海を眺めるのが最高のひと時だからである。
バスに乗る時には運転手のそばで、整理券と言うものを機械から受け取らなければならない。 この番号で区間料金が計算される。
前方の掲示板に料金が表示されるが、目的の場所が近づかないと料金がわからないので、小銭を多めに準備しておかなければならない(運転手の方に両替機があるけどね)
途中で、バスの乗り換えがあった!
僕も初体験 ・・・ なんで? と思ったが、大型バスから中型バスに乗り換えるだけの事だった ・・・ 田舎の方に向かうので利用者が少ないから、燃費節約のためだね。
僕の家から「あざまサンサンビーチ前」まで20分、(370円)だった。
バス停から安座真港へ行く途中にいるヒージャー(山羊) 沖縄の人はヒージャーが好きなんだよねー(食料としてね)。
安座真港、久高島連絡船乗り場。
乗り場の前にチケット売り場がある ・・・ 船は高速船とフェリーの2隻で交互に運行し、フェリーの方がちょいと安い。
高速船で15分(760円)、フェリーで25分(670円)さて、どちらに乗るか? もちろん早く出る方に乗ります!
僕の場合、高速船が待機していたので、高速船のチケットを買う。
船も5分待ちで、すぐに出航した ・・・ まず、ポーク玉子おにぎりを食べる!
船上より遠くのコマカ島を望む。
沖縄本島をあとにして15分の船旅。
久高島到着 ・・・ 乗客は半分以上はナイチャー(内地の人)らしかった。
帰りに乗る予定のフェリーくだか
神の島、久高島にはいたるところに拝所がある。
港に一番近い場所に徳仁川拝所(水の湧き出る場所)沖縄では昔から水は大変貴重で、湧水や古い井戸の脇には必ずと言っていいほど拝所がある。
沖縄独特の船「サバニ」
ベンチに腰かけて、徳仁港を振り返って見る。
さっそく、足の向くままに散策開始!
アダンの木がそびえる。
島の南西側にある、メーギ浜 ~ 久高島キャンプ場もあるこの浜は海水浴が出来るが、他の浜は神聖な場所が多く、ほとんどは遊泳禁止になっているらしい。
この浜の上の方にも拝所があった。
キャンプ場施設 ・・・ シャワーやトイレがある。
集落 ・・・ 強固な石垣にフクギまで植えられ、防御は完璧!
セメント瓦の家
こちらはフクギが外側で、内に石垣がある。
島の西側にある漁港。
島の西側の海岸線を北へ向かって歩くと、道路の所々に海側に向かって開かれた小道がある。
岩を削り取って出来た井戸(湧水)がそこにはある。
もちろん、拝所にもなっている。
井戸への通路となっている階段 ・・・ 昔の人は大変な苦労をして、水を手に入れていたのだと分かる ・・・ 拝所となる理由も分かるよね。
島バナナの木
仏桑華(ブッソウゲ)、ハイビスカスとも言うが、沖縄ではアカバナー(赤花)と呼ぶ。
アダンの木と西海岸
なぜ西海岸を歩くかと言うと、午前11時45分ごろ、島に到着したので、太陽の光が順光になるようにする ・・・ 要するに海の色がきれいに見えるようにするからで、先に「足の向くままに歩く」と書いたが、その辺は計算済みである。
ここにも井戸へ降りる階段があるが、コンクリートの階段は崩壊して通れなくなっていた ・・・ 僕が好きな井戸だったのに残念。
「好きな」と言うのは、この井戸まで下りて行くと海岸にも近いから、砂浜の海へ降りられたからである ・・・ 岩陰に隠れて、ぼんやりと海を眺めるのが好きだった。
でも、まあ、上から見ても海はきれいだ!
ここで、持参の梅おにぎりにかぶりつく!
すでに汗っかきです!
Tシャツも濡れてきた。
久高島散策、まだ1/4くらい ・・・ おにぎりを食べた後はペットボトルの水1本が頼りである ・・・ このあとは売店どころか自動販売機さえない、未開の地へ向かうのだ!
WEBアルバム「Kudaka01 , 22 Aug 2014」
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