30.8.14

Lier わが家、わが街

3週間ぶりにベルギー、リールのわが家に帰ってきたら、大変な事になっていた!

 部屋(リビング)が ・・・
もぬけの殻!

計画通りではあるが、僕が出る前はまだ生活できる空間だったのに、僕がいない間に家具類はすべてほかの部屋、アパートの廊下に運び出され、空っぽの空間。

リフォームのためだけど ・・・

電話がない、テレビもない、机もない! WiFiもない!

おら、図書館へ行くダ~ (吉幾三かぁ~)

よし、行くぞ~!

 どうだ、この書斎風の図書館(リール市立)
市民は、WiFiを無料で使える!(IDカードが必要)


 どうだ、天井の高いこの空間!

さっきまで(午前中)お年寄りが大勢いて、新聞などを読んでいたのだが、お昼前になったら帰ってしまった ・・・ 毎日の日課なんだろうなぁ。

この館は昔、教会施設だったようなのだが、隣接する図書館に吸収されてしまった ・・・ なので、2階まで吹き抜けの天井だったり、書斎風の部屋がいくつもあったり、カフェまで設置されていて、ここでコーヒーを飲みながら自宅でくつろぐように読書が出来る。

「何ならビールでもお出ししますよ!」

さすがベルギーである ・・・ カフェのメニューには確かにビールも数種類、お品書きされている。
中庭もあり、オープンテラスでビールを飲みながらの読書もOK!

図書館本館には通常の読書スペースがあり、インターネットが使えるPCも10台以上設置されている(PC使用は年間、5EUR支払う必要がある)

そして、映画DVD、音楽CDの貸し出しもしている。

 お昼を過ぎ、お腹が空いたので図書館を出て Katrienと街歩き ・・・ 食べる場所を探しに ・・・ 我が家はキッチンにも入れない状態で、食事も作れないのだ。

 秋めいてきた川沿い

 聖グマルス教会、ハゼの木の紅葉が始まっている!

 聖グマルス教会の裏手にある、音楽アカデミーに新館が完成し、そこには大きなカフェがオープンしている(150席もあるという)。
Katrienと、「試しに入ってみよう!」と、いう事になった。

 店名は 「Bar MUZA(バー・ミューザ)」
日本でいう 「バー」のイメージではない。

 明るい店内。

 各テーブルにはバラの花が活けられ ・・・ 外にはテラス席も。

僕が注文したのは「牛肉のビール煮込み」オランダ語ではストーフブレース(Stoofvlees)、フランス語ではカルボナード・フラマンド(Carbonade flamande)。
メニューひとつに二つの呼び名があって、それを理解するために日本語に直さなきゃいけないなんて面倒だ。

にしても、この提供の仕方は斬新だぞ!


ガラス瓶のふたを開けてみると、生ハーブがたくさん入っているではないか ・・・ とりあえずそのハーブをスープの中に沈めて、柔らかくしてから食べた。
もちろん、普通のストーフブレースより、ハーブの香りが香ばしく、

「おいしい!」

と言いたいところだが、お肉が若干硬く、お皿に取り出して、ナイフで切ってから食べないといけないのは、かなりマイナスだった。
(いつもはそうでない事を信じる)

 もちろんフリッツがたっぷり付いている。
このフリッツ、生ポテトを切って揚げたようで、素晴らしくおいしかった!

おいしいフリッツを食べたいならお勧めしたい。
国民食のようなフリッツでも、当たりハズレがあるのだよ。

 そして、Katrienが注文したのは、これまた郷土料理の「北海産小エビのコロッケ」、オランダ語では、ガルナーレン・クロケッテン(Garnaalkroketten)。
僕も試食したけど、うまかった!

腹を満たして、家への帰り道の運河沿い。
街路樹のセイヨウシデも紅葉になりかけだ。

遊歩道わきの地面にはマッシュルームが!
秋の味覚?

わが街リール、いいところだ!
リールのわが家はあと1週間ほど、工事が続く。

WiFi は、なんとか一時的に復旧した。
浴室でコーヒーを沸かして飲んでいる(笑)

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