2.2.09

警察が家に来た!

 今朝は、久しぶりの雪が降って、まだ車や人の通らない道路は白くなっていた。4・5日前から夜はマイナス4℃くらいが続いていたから、テラスのバケツの水も凍っていた。こんなに寒いなら雪でも降って欲しいと思っていたが、思いは通じたようだ。

 そんな今日の午前、そろそろ昼食を準備して、食べてからメッヘレン(Mechelen)の学校に行くかと思っている時、玄関のブザーが鳴って「警察です」と言う。警察はポリシー(Politie)と言う。

 Katrienがいたから良かったが、僕一人だったら対応できないよ!
 はて、僕には警察沙汰になる心当たりはないが、何事だ・・・・。きれいな婦人警官が一人で来ていて、「ここにはKatrienさんとMasayukiさんが住んでいますよね」と聞く、「ハイ、ここにいる二人です」と答えると「それはちょうど良かった。その確認に来ました。ここに署名をお願いします」・・「日本語(漢字)で書いてもいいですか?」「もちろん」と、言う事で漢字でサインした。

 美人警官とはいえ、ちゃんと腰に手錠、警棒、拳銃を差しているからね。

 外国人居住者には定期的に、安否?確認に来ているそうなのである。ベルギーに来て最初の1週間目と今回で2回目だ。(悪い事は出来ないようにしているんでしょうなあ)

 僕が、「Lier市に他に日本人はいますか?」と、逆質問すると「さあ、あまり聞かないですが、市内の寿司屋さんがあって、あそこの人は日本人じゃなかったかしら?」と言って「私、寿司が好きなんですよ」なんて、Katrienとおしゃべりが始まって、ちと長くなった。

 おかげで、食事の時間が遅くなり、半分だけ食べて、今日も僕は駅まで早足で向かう事になった。

 そうしたら、道の途中の交差点で、中国人のチョイさんとバッタリ鉢合わせになって、一緒に話しながら歩いたのでペースが落ちてしまった。

 ちょうど駅の手前に来た時、電車がホームに入って行くのが見えたので「チョイさん、またね!」と別れて、走った。電車は、ドアが開いて待っていたので、乗務員に「この電車はブリュッセル行ですか?」と聞いて「そうだよ」と、確認してからとび乗ったら、すぐにドアが閉まり出発した。

 乗った電車は2階建て、すいている2階の席へ座り、ホッとする。ふと気がつくと、さすがベルギーの首都ブリュッセル行き急行電車だ。シートも高級で、とても静かで、振動も少ないし、普通電車と同じ線路上を走っているとは思えないくらいだった。

 これなら、「世界の車窓から」を気取る事も出来る・・・・・・。が、16分でMechelenに着いてしまうので、のんびりする時間はなかった。
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