15.2.09

Lier市 散歩日和

 土曜日の暇にまかせて、もう一稿行くか。

散歩日和の続きだ。


 今日はメッヘレンの後、例のアントワープの金持ち通りも再度散歩してきた。何しろ(2週間に1回あるかどうかの)「散歩日和」だから歩かないともったいない。と、そんな気持ちで歩き続け、地元のLier市に帰って来ても、まだ明るかったので市内を散策。


Lier市も、なかなかいいよ!
 市庁舎前のフロートマルクトは、普段は駐車場、イベントの時はイベント会場。土曜日の午前は、ここも青空マーケットをやっている。庁舎と鐘楼(1番上の写真)も世界遺産だからね・・・さりげなく。

 フロートマルクトの周りは古い建物が立ち並び、Lier市も由緒ある古い街だと分かる。カフェやレストランが並び、ショッピングストリートへと続く。


 マルクトから少し離れるとジンメル広場と言うのがあり、Lierの観光名所の時計台があり、そこの周りもカフェが多い。



 天気がいいので、暖かそうに見えるが実は、池の水も凍ったままの昼間だった。

 カフェでくつろぐ人たちも、冬物の恰好でありながら、おばさん達もビー
ルを飲んでいる。こんな日は陽のあたる場所が人気がある。


若者たちが集まるカフェでは、店の前にHONDAのミニバイクが集合していた。ここにもHONDAマニアがいるんだなあ・・・。みんな愛車をピカピカに磨いて、集合するんだねえ・・・えらいなあー・・・。
 中には「ヨシムラ」
のステッカーまで張られているのもあった。読めないだろうに・・・。

 時には、自転車軍団とか、オランダナンバーのビッグバイク軍団とか、集まったりする。

 そして、少しだけ中心から離れて行くと、すぐに自然豊かな遊歩道があって、市民が憩いを求めて歩いている。あれだけの市街地がありながら、どの場所からでも10分も歩けば、こういう自然に親しむ遊歩道に出られるのは、市民はとても恵まれていると思う。


 ベルギー人って、いいなと思うのは、散歩のとき夫婦や子供連れで、みんな楽しそうに歩いている事。若いカップルは赤ちゃんを乳母車に乗せて外へ出る。 杖をつくくらいの老人夫婦も手つないで仲良く歩く。

 こんな天気のいい日は、みんな家に居るのがもったいないと思っているのだ。

 ここでもやはり、カモに餌をあげる人がいた。孫を乳母車に乗せて連れてきて、とりを見せているんだね。それにしてもすごい数の鳥たちだ。

 カモってきれいな鳥だよね。でも数が多いから希少価値ではないんだけど・・・カモ肉にされるくらいだからなあ・・・。池という池に居るからなあ・・・・カモ肉のルートを辿ってみたい気もするが・・・。

 聖グマルス教会・・・、いつもこの場所から絵になると思っている。きれいな教会だ。まだ中に入った事がないが、外から見るだけでも、ステンドグラスがふんだんに使われているのが分かる。

 Lier市のシンボルのひとつだ。

 この場所からは恵まれた自然の中にあるように見えるが、実はこの教会から、向こう側は市街地となっている。

 遊歩道から見る空、夕焼けにはまだ早い。青空に飛行機雲。これもベルギーの晴れた日の風物詩だね。

 アムステルダム、フランクフルト、パリ、ロンドンと、国際都市に囲まれているベルギーの空は、旅客機が飛び交っている。

 ベルギーにもブリュッセル空港とかあるにはあるが、ヨーロッパの真ん中に位置するため、どこへ行くにも電車の方が便利なようで・・・。

 電車の旅もいいものだ。大陸旅行の実感が出来る。一昨年はローマからオーストリア、ドイツ経由でベルギーまで電車の旅をした。その土地土地で降りて歩いて、食事して、一泊して・・・と、そういう旅のスタイルもいいものだ。  
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