3.12.08

住民投票


 リール市の今月号の広報誌の表紙は、中心広場(フロート・マルクト)の未来像と言うか、改修計画があって、その完成予想図ですね。広場にある大きな建物が市役所だ。

 今のデコボコのある黒っぽい、汚れたような広場を知っている人は、「ほー、そんなにきれいになるか」、と感心するだろうが、現在の道路も一部廃止しての改修だけに、反対派も多いようだ。

 それで、今月号の広報誌では、12月14日に賛成(Ja!)か、反対(Neen!)か住民投票を行うとの告知があった。

 後日、僕もリール市民(住民?)になっているので、住民投票の案内が届いた。

 市民とはいえ、まだ税金納めてないから、投票するのも気が引けるのだが、きれいになるのは賛成だ。

 と、思っていたが、この間、広場へ行ってみたら、広場を囲む商店街は半分くらいは、反対の意思表示として横断幕に大きく「NEEN」と書いて、掲げているではないか。
広場は、普段は駐車場として利用されていて、市役所や商店街利用者が利用している(有料)が、広場改修工事が始まったら、使えなくなるし、道路工事もあるので、車も通らなくなるし。人も来ない。

 改修後も、車の流れも変わり、人の流れも変わるだろう。先行き不安である。まして、毎日のニュースは「ファイナンシャル・クライシス」である。

 以前に行ってきた、隣町メッヘレンは割と最近改修したのだろう、広場はきれいだった。あそこは景気のいい時にやったんだろう。これから行おうとするリール市には逆風だ。

住民投票行こうか、行くまいか。行かなければ、何も残らないから行こうと思っている。

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