ひょんなことからLier市の教会で「木管五重奏のコンサート」を聴くことになった ・・・ ひょんな事とは、Katrienが日本語を教えているクラスの生徒が、「コンサートのチケットを早々と買ったのですが、当日から自分は会社の休暇をもらえたので、旅行に行くことになったから、Katrienさんは興味ないですか?、リール市なんですけど・・・」 と、聞かれた。
「木管五重奏なら好きだし、リール市なら歩いていけるからいいですよ」 って事で、そのチケットを買い取っていたのだった ・・・ それが今日で、外は吹雪だった!
朝から降り出した雪は、僕らが家を出た10:30頃には結構積もっていて、サックサックと踏みしめて楽しかった ・・・ 昨日までの雪は踏み固められてツルリンテン状態だったので、かえって歩きやすいのだった。
イエズス会教会(Jezuïetenkerk)リール市に教会はたくさんあるが、一番大きな聖グマルス教会の近くにあり、外観は馴染みなんだが、入ったことはなかった ・・・ と、言うのもこの教会は、未だに教会と呼ばれているものの、現在は音楽アカデミーのコンサートホールになっているのだ。
そして、この教会の後ろに続く建物は修道院だったが、そこが今の音楽アカデミーの校舎となっている ・・・ 要するに、昔の修道院と教会が、今は音楽アカデミーとコンサートホールに転用されているのである。
さすが、古いものを大切に使うお国柄である!
しかも、あえて手を加えない!
教会のままである ・・・ しいて言えば、主祭壇の前に舞台が作られ、客席となるところの後方には、階段状のスタンドが設けられているだけである。
あくまでも仮設のように・・・
舞台の上には、大人数のオーケストラや合唱のためのスタンドもついている。
さて、今日の木管五重奏フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの組み合わせ ・・・ 奏者はみんな30代くらいの年季の入った若者?たち(女性2名、男性3名)。
曲目はリール市出身の有名な作曲家、ウィム・ヘンドリックスの作品を中心にやったが、時にクラシックの名曲を演奏した ・・・ かしこまったコンサートではなく、アットホームな雰囲気でおしゃべりをしたり、5人が舞台の縁に座って演奏したり、舞台から降りてきて聴衆を囲むように演奏してみたり、いろいろなアイディアもあった。
最後の方では楽器をやめて、アカペラで歌ってみたり(これがなかなか良かった)・・・ 全て終わったあとも、聴衆からの暖かな拍手で2度のアンコールに応えてくれた。
コンサートのあとには、アカデミーの校舎のロビー(廊下?)で、ささやかなアペリティフの場が有り、ワインやビールのワンドリンクは、チケットとの交換で無料でもらえた!
流石である!
音楽は文化であり、お酒を飲みながら音楽を語るのも文化なのである ・・・ もちろん僕はビールをもらった、Katrienはシャンペンで乾杯!
あ、上の写真はアカデミーの廊下に飾られていた写真 ・・・ 子供たちが一生懸命に歌っている写真だ。
リール市だから、こんなところにも羊がいる!
台の上にあるのは、僕が飲んでいるビールDuvel ・・・ この時、12時頃である ・・・ おかわり(有料)をする人もいて盛り上がっていたが、僕らは先に失礼することにした。
外は雪なのである。
聖グマルス教会
ネーテ川
市庁舎。
街は綺麗な雪景色だった ・・・
我が家近くの遊歩道の、少し小高いところから、そりで滑走する遊びが大流行!
子供たちのそり遊びのメッカとなっている!
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