7.12.12

アントワープ・ビアカフェ巡りの旅!

1週間ぶりのアントワープ、今回は目的を「カフェ巡り」としていたので、ビールがたくさん出てきます。

「健康のために歩く」というのもひとつだが、目的があって歩くのは楽しい!

De Keyserlei 通り

雨が降ったり雪が降ったりで、路面は濡れているが、僕が歩いている間には何も降ってこなかった ・・・ ずっと工事中だった中央駅前のこの通り(De Keyserlei)が工事完了して、街路樹も植えられた ・・・ それにしても歩道がメチャクチャ広い!

それというのも、こちら側はレストラン・カフェの並ぶ通りなので、夏にはこの、広場のような歩道の半分は、テラス席になるのだろう。

Stadsfeestzaal

用もないのに、こんな建物の中も歩いてみる(Stadsfeestzaal)

Nationale Bank

こんなところも歩いたよ!(Nationale Bank)

Bierhuis Kulminatorさて、カフェ巡りの始まり!

僕は「ベルギービールという芸術」という本を持っている(田村功著) ・・・ 持ち歩いているわけではないが、その本に「世界で最も有名なビアカフェのひとつ」 と謳われている、Bierhuis Kulminator(クルミナトール)

観光地からはちょっと外れた場所に有り、不慣れな人には探しにくいと思うが、Google map で「Vleminckveld 32 , 2000 Antwerpen」と検索すれば一発で出てくる。

Buffalo Stout 9% , Bierhuis Kulminator

Buffalo Stout 9% ,樽ナマを飲む!

外から店内を覗くと、客はみんな立って飲んでいるようなのだ・・・「そんなに満杯なのかい」と、思いつつドアを開けると、テーブル席は空いているが、若者たちはそこにコートや荷物を置いて、カウンターの前で立ち飲みをしているのだ ・・・ ま、僕も座るわけにも行かず、仲間になったように立ち飲み!

Bierhuis Kulminator

古い大きな置時計、不思議なことに針はピッタリ、時刻と合っている!

時計の針が時刻を示すのは当たり前だが ・・・・

世界的に有名なビアカフェ、Bierhuis Kulminator店のカウンター内部、この乱雑ぶりを見ておくれ、とても時計の針を合わせてくれそうな雰囲気ではないのだ ・・・ 僕自身、全然気にしていなかったが、家に帰って写真を見たら、撮影時刻と時計の針がぴったりだったので驚いたのだった ・・・

Bierhuis Kulminator

老夫婦と思しき男女が働いていた ・・・ 主人はいかにも頑固そうな風貌で、白い髪を伸ばし、哲学者のようだ ・・・ 注文が入ると、奥の方にある貯蔵庫から、埃をかぶった年代物のビール瓶(大瓶)を出してきて、コルク栓を開けて、小さいグラスに注ぎ、香りを確認してから、ワイン入れのような手提げかごに入れて、客席へ運ぶ ・・・ 埃を拭いたりはしない ・・・ それに価値があるかのようなのだ。

Bierhuis Kulminator

カウンター上部の棚、女性は主にカウンターで樽生ビールを注いで、お客さんにサービスをしている ・・・ 樽ナマが6種類くらいあったかな?

常時ストックされているビールが500種類以上、そのうち200種類以上が10年以上寝かせた長期熟成ビールになっているというのである。

ビール・マニアには堪えられない魅力を秘めたカフェであることは間違いないようだ。

奥の方のテーブルでは2人の男がノートを出し、メモを取りなが真剣に味見をしている(プロのビール評論家だろう)・・・ そして別のテーブルでは若い男たち4人で、年代物ビールを次々に注文して品評会をしているようだった。

Bierhuis Kulminator

ベルギービールの中でも、超希少価値のあるトラピストビール「ウェストフレテレン12(Westvleteren)」が、いとも無造作に山積みされているという光景を見れば、ビール・マニアには「この店は一体、どうやって仕入れているんだ?」と、思うに違いない。

このビール、本場ベルギーで飲んでも(カフェで)10ユーロは超える破格の存在である。

ため息も出たところで、世界的に有名なカフェを出よう、・・・ ビール1杯の代金を支払うと、小さなカードを2枚くれた ・・・ 40枚集めたらグラスを1個プレゼントしてくれるのだそうだ ・・・ んーん、あと38枚かぁ ・・・ あと19杯飲んでくれということか ・・・

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アントワープ市庁舎の近くにあるビールショップ。

一度にたくさんの種類を見る、または変わったビールを少し買うにはいいが、値段がスーパーの1.5倍くらいはするから、ポピュラーな奴(代表的なベルギービール)はスーパーで買ったほうが良い。

市庁舎前は、クリスマス・マーケットの準備で忙しそうだった。

P1360404こちらは大聖堂の前、いつものようにキリスト小屋が設置されている。

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小屋の中には去年から登場(仲間入り)したネロとパトラッシュがいる。

左の聖母マリアは12月25日に、その手にキリストを抱くことになる。

't Antwaerps Bierhuiske

ビアカフェ突撃、第2弾は市庁舎から近い「't Antwaerps Bierhuiske」(Hoogstraat 14, 2000 Antwerpen)いつも歩いている通りだが、初めて気がついた小さなビア・カフェだった。

't Antwaerps Bierhuiske割と新し目の店のようで、女性がひとりでやっていた ・・・ カウンターの上には、たくさんのグラスがかけられ、生ホップのドライも飾られている ・・・ 8種類ほどある樽生の中から、セント・ベルナルドスのクリスマスビールを飲む、・・・うまい! ・・・ どこかで飲み覚えのある味だったが、どのビールだっただろう・・・思い出せなかった。

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再び市庁舎前に来て、そこを通過し、例の場所へ行く。

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例の場所とはここ、アントワープで一番古いカフェ Quinten Matsijs

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せっかくカフェ巡りの途中なので、いつもと違うものを飲んでみた ・・・ Houblon Chouffe ・・・ いつもの La Chouffe とは、ひと味違うホップ強調バージョン ・・・ これもうまかった!

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珍しく空いているQMだった ・・・ 絵の展示会をしている。

この店内、来週からはクリスマス・バージョンの飾り付される予定!

さて、そろそろ帰るか!

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華やかなショッピングストリートを歩く。(Meir)

P1360472さすがファッションの街アントワープ、と思わせるディスプレイをのぞきながら楽しく歩ける ・・・ 僕は自分のファッションには興味ないが、こういうのを見るのは好きである。

Oud arsenaal途中、通りのハズレの小さな灯りが気になったので、寄ってみた ・・・ 夕方に、最初の目的地としていたカフェだが、超満員で入れなかった店が、ひっそりしていたので、覗いてみたら店内がら空き ・・・ チャンス!

Huis Bier , Oud arsenaal

ここも有名店である ’t Oud Arsenaal (Maria Pijpelincxstraat 4
2000 Antwerpen)アントワープの土曜朝市の場所近くにあり、僕は通るたびに「一度は入ってみたい」と、思っているのだが、いつでも満席のカフェだ。

初めてなので、まずはハウスビールを頼んだ ・・・ 美味しかったなコレ、奇をてらった変な味ではなかった。

僕がビールの写真を撮っていると、店員はニコニコして、「あなたを撮ってあげようか?」と言ってくれたが、「ネー、ダンクゥ」と答えた。

Oud arsenaal

店は広くはない・・・店員が「どこから来たの?」と聞くので「日本人だよ、今はベルギーに住んでいる」と、答えると、トイレのドアを指差して「ここに日本語があるかい?」 と聞く ・・・ 

Oud arsenaal

見ると、トイレのドアには世界各国の言葉で「トイレ」を意味する言葉がコースターの裏に書かれ、貼られている ・・・ 日本語は「トイレ」「厠」というのがあったので、僕は書かずに済んだ ・・・ 「便所」と、書き加えるべきだったかな?

Kerst Pater Cristmas Bier , Oud arsenaal

面白い店員だったので、もう少し長居したくなって、もう1杯飲むことにした Kerst Pater Cristmas Bier 困ったことに、これもうまい!

途中、犬を2匹連れて散歩中の男が入ってきて、軽く1杯飲み始めた ・・・ 僕はもう帰らねば!

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このカフェの近くにGODIVAの店がある。

De Keyserlei 通り

はい、アントワープ中央駅に無事到着!

いやぁ~、近頃4時頃から日が暮れるし、天気が悪いと昼間でも薄暗いので、もぐら状態だ ・・・ 沖縄焼けした黒い肌(こんがりとは言えない・・・)も色が落ちてきたよ!

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