大都会ブリュッセルに2週間、アントワープには1週間遅れて、田舎町リールでは昨日からクリスマス・マーケットが開幕した ・・・ と、言っても今週と来週の週末のみの開催となる。
観光客が来るわけでもないのでね、それくらいでちょうど良いと思う ・・・ 観光客は来ないが、近隣の小さな村や町からは「行ってくるか」感覚で家族連れや若者グループなどが遊びに来ているようだ。
僕も「ちょっと行ってくる」 と、Katrienに告げて午後9時に家を出た。
我が家を出て、街の中心へ向かう道。
徒歩10分で市庁舎のあるマルクト広場、ここがメイン会場。
火のパレードが通った ・・・
火を操る魔女か?
特殊な自転車に乗り、ポォ~・・と、汽笛を鳴らしては火柱を噴出させている。
魔女が集めたらしきガラクタをたくさん飾り、木の箱の中はミニチュアの家のようになっていて可愛かった。
Kerstmanの住む家(入口)
ケルストマン ・・・ 日本で言う、サンタクロースの格好をしている人のことである ・・・ サンタクロースの語源となるシント・ニクラース(聖ニコラス)はキリスト教の司教なので、それなりの格好をしている。
と、いうことは、ふたりは別人なのである!?
この家には入場制限があって、ファミリーごとに家に入り、子供がケルストマンに手紙や絵を渡して、なにかお話をして、握手して写真を撮って、小さなプレゼントをもらう ・・・
もちろん僕は(庭にさえ)入れない!
リールのキリスト小屋(Kerststal)、普通はキリストが生まれたと言われる馬小屋で、中にはマリアとヨゼフ、東方三賢士、家畜たちの人形が飾られるが、リールでは小屋がバー(飲み屋)になっていて、ひと組の夫婦と、3人の男客、バーのマダムがいる ・・・ バーの裏には羊小屋が有り、本物の羊を飼っている ・・・ ユニークなキリスト小屋で、リール市自慢の作品である。
子供たちの楽しみ、メリーゴーランド。
火遊びのショーはまだ続いている。
ジンメル広場では、飲み物屋台が多く賑やかだ。
ベギン会修道院内の小道でもマーケットは開かれているが、ちょっと寂しい ・・・
修道院内、小道の石畳が雨に濡れて光っている。
ネーテ川は昨日まで凍っていたのに、気温が10度くらいまで上がり、解けてしまった。
街角
聖グマルス教会
ネーテ川
旧魚市場のポンプと聖グマルス教会
我が家への帰り道。
クリスマス・マーケット ・・・ 防寒具(ニットの防止や手袋、マフラー、耳あてなど)売り、子供向けの駄菓子屋、クリスマス飾りなどの物品販売は、なかなか足を止めて買い物する客は見当たらないが、飲み物屋台は、その屋台の前で陣取ったグループがボトル1本とってみんなで飲んだり、お猪口みたいな小さなプラスチックグラスでウォッカやジンなどスピリッツを飲んで盛り上がっている。
ハンバーガーなどの軽食も、まあまあ客がいる。
僕は ・・・ ひとりで行くと、そういう場所でなかなか、ひとり飲みする勇気がない ・・・ と、言うか想像するだけでアホらしいので、人ごみをかき分けて、周りを観察しながら歩くのみだった。
家でゆっくり Westmalle Bruin を飲む!(修道院ビール)
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