ベルギーに住み始めて1週間後の9月18日から、オランダ語教室へ通い始めた。この学校は、「大人のための教育センター」みたいなもので公的機関が運営している。僕の場合、市内の中学校の空き教室を利用してオランダ語を教えている教室に応募して入学できた。他にも各地域に分散して、語学、コンピュータソフト、服飾、木工、石工などの技術習得のために門を開いている。オランダ語教室については以前からあったらしいんだが、今までは任意で「外国から来た移住者にオランダ語を初歩から教えます」と言うことだったらしいが、今年から、ベルギーに移住した人には(過去にさかのぼって)義務化されたのだそうだ。
残念ながら僕はその通知を受け取る前に、妻(kato)の勧めで自己申告で入学手続きをしたものだから、どんな通知か見てないが、教室に初めて来た中東系の人2人はその通知を持って教室に来ていた。パッと見た目「勧告書」のような赤い文字入りのものだった。彼らはオランダ語(もしくは英語?)が読めなかったのだろう、この通知を受け取ったらまず別の場所で入学手続きをして、補償金(€60)とテキスト代(€15)を支払ってから、この学校へ入学できることを知らなかった(ちなみに保証金は卒業時に返還される)。先生に「まあ、今日は授業受けていいから次は入学手続きをしてから来なさい」みたいなことを言われて授業を受けた。
今まで任意で、今年から義務化と言うことは、今までベルギーに住んでいた外国人にもこの通知が行っているらしく、10年もベルギーに住んで子供が3人もいて車も所有しているブラジル人なんかが僕の席の隣にいたりするわけだ。当然彼らは日常会話はオランダ語で暮らしているわけで、まったく話せない、読めない僕なんかと同じクラスと言うのが納得いかない。今年からこの制度になったので、まだ現状が追いついてないのだろうというのがkatoと姉の見解であった。義務を怠った場合の罰則があるのかどうかはまだ分からない。
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