30.10.08

霧のリール市

今日も寒かった。朝の気温3℃、外は霧が立ち込め遠くまで見えない、いかにも寒そうな雰囲気を漂わせていた。

 アパートのベランダから外を眺め、これがベルギー独特の天気かぁ、これがヨーロッパの霧なのかぁ・・・。と、これから来る冬に、身も凍えそうになりながらも、バカンシーと言って、家に籠ってもいられない「これはぜひ取材に出かけなければと」気持ちを奮い立たせ、厚着をして、カメラを持ち、いつものコースへ散歩に出かけた。

 なるほどいつものレンガの建物も、石畳の道もしっとりと湿気を帯びた感じで、重々しい。ベルギーの人たちも厚着をして、ポケットに手を突っ込み、白い息を吐きながら歩いている。

 僕はカメラを右手に持っているので、ポケットに突っ込めず、シバレテきて最後の方では、感覚がなくなり、シャッターを押しているんだか、外れているんだか分からなくなっていた。
 市の中央広場では、週末にイベントがあるのか、トレーラーなどが入り込み、大がかりな準備をしていた。
 明日ハロウィンなので、お化け屋敷とかあるのかな?今週のチラシ広告も、子供向けのおもちゃなどの宣伝が多かった。

(写真上)市を囲むネーテ川、秋の気配と霧でいい雰囲気です(寒いッ!)

(写真中)羊飼いの像、なかなか面白いオブジェで、ジンメルの塔近くにある。石畳までオブジェの一部なんだよねぇ、やる事に余裕があるベルギーなのである。


(写真下)前にも写真を出したホップの実は枯れていた。秋はクモの季節とも言われているらしいが、巣は霧の粒子を付けて、はっきり浮き出ている。枯れてもホップ!ビール造りには、わざわざ3年置いてから使う事もあると言うのだ(苦味が和らぐらしい)。

 1時間くらい歩いて、右手には体温と言うものがなくなっていた。いつもの遊歩道も霧深く冷え込んでいたが、ベルギーのジョギング、自転車愛好家の皆さんは、相変わらず走っていた。 昼間の気温も5℃くらいまでしか上がらなかったぁーー。

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