13.10.08

車の見本市

 ここはベルギー、ヨーロッパだから当然だが、日本から来たばかりの僕にとっては、外車のオンパレードだ。さながら走る車の見本市のようなモノです。日本では憧れのベンツ、BMW、ジャガー、ポルシェが普通に走っている。BMWなんてステータスと言うより、一般的な乗用車のように感じる。
 ルノー、オペル、フィアット、フォルクスワーゲン、シトロエン、アウディ、アルファロメオ、ボルボ、サーブ、さすがにフェラーリはあまり見ないが、日本での車のCMみたいにヨーロッパの石畳の道や、牧草地帯、フリーウェイの高速道路を走っている。ドライバーもやっぱり外人(白人系の渋い方)が乗っているとカッコいいわ。天気の良い日はクラシックカーが繰り出したりする。
 ポルシェやベンツに乗っていても威張ってないからね。無理して買ったんじゃなく、普通に乗っているからか、余裕を感じる。市街地では、人が渡ろうとする横断歩道ではピタッと止まってくれる。
 僕も結構歩行者として、街を歩く機会が多いので、ブレーキと言うのをこういう処で使ってくれる車には感謝している。ベルギーでは交通ルールで決まっているそうです「横断歩道の前で、道を渡ろうとする人(自転車でも)が立っていたら止まる事」と、だから日本みたいに歩行者専用信号機(押しボタンとか)ってないのだ。
 だからまあ、ゴチャゴチャ言いたくないが、信号機の設置費用とか維持費とかいらないから、国としては経費節約になっているんだろうなあ・・・・なんて余計なことまで考えてしまう。日本でもそれが当たり前になればスマートなんだがなあ(今さら無理か)。

 我が家もベルギー生活を始めるにあたって、中古のシボレー・カロスと言う車を購入した(1.4Lセダン5MT、€6,500)色もグレーで、すごーく地味な、景色に溶け込んで消えてしましそうな車だ。
 こちらではマニュアルミッション車が一般的だそうで、おばちゃんたちもギアシフトして、でガンガン走っているようだ。中古車の展示場でもほとんどMT車だった。それと、ディーゼルエンジンが人気でガソリン車より値段も高めの設定がされている。(こちらも燃料代の高騰が深刻なのよ)

 車を購入する時には、販売店で車を購入したという証明書と保険に加入した証明書を国の機関に郵便で送付して、そこから認可という形で郵便でナンバープレートが送られてくる・・・・と、妻がそう言うので「ホントかよ?」と、疑っていたが、本当に郵便受けにナンバープレートが投函されていた。これにはびっくり!それに1枚しか入ってないのでまたびっくり!前と後ろに付けるのは同じなので「もう一枚はどうするのよ」と聞いたら「自分で作るのよ!」と妻はあっさり言う。目がテンになった僕に「販売店が作ってくれることになっているから心配しないでね、今、そのナンバーを販売店に連絡するから」ということで問題解決。 実際、手作りらしいナンバープレートを付けた車を見た事がある。

 左ハンドルで右側通行と言うのもいいもんだ、何がって?意味はないけど、外国に来た感じがするじゃないか。僕も沖縄から、国外運転免許証と言うのを持ってきたんだけど、慣れるまではというか、妻が文句を言うまでは助手席におとなしく納まっている事にしよう。
 右側の助手席(日本なら運転席)に座っていて、思わず右足で踏んばったりしている僕に、妻は気付いているだろうか?路地でも高速でも、平均スピードの高いベルギーはマジ怖いって(右足でブレーキを踏む習性がまだ抜けてない)。

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