18.10.08

ビールの値段

 ビール王国ベルギーのビール価格表示は一風変わっている。
1本、6本パック、1ケースなどが日本では普通だけど、こちらは写真で分かるように、普通の1ケース売りもあるが6本パックに無料のが2本付いていたり4本パックもある。
 変わったのでは1ケース24本のうち23本の値段で1本無料と言う設定もあり、4本パックで3本料金+1本無料とか、様々なサービスがあるものだから、お客さんは何が安いんだか、お得なのか分からなくなる。

 そこでスーパーマーケットのチラシも考えたものだ!1リッター当たりの値段を表示してあるのだ。これなら一目瞭然1リットル飲むなら何が安いかすぐに分かる。
 しかし、これもあまりにも大雑把過ぎはしないかと、思うのである。僕からすれば、同じリットルでもアルコール度数が低いと多く飲まないと酔えないし、少々値段が高くても度数が高いのがいいのなかぁ、なんて思うのだが、どうだろう?
 頑固一徹「おれはこの味のこのビールしか飲まん!」と言う方は別にして、一般的には、毎日飲む(?)ビールだから値段も気にするだろうし、ある程度の妥協はしているんだろうなあ…ベルギー人でも。

 たとえばこのMAESと言うビールは日本によくあるピルスビールだが、この特売チラシによると1L当たりで1.24€( 180円)、330ml1本が0.47 €(68円)為替レート1€=145円の計算です。ベルギーではビールは水より安いと言われる所以か?(しかし、同じチラシで、水はリッター当たり0.24€からあるから、ビールより安いのだ)
 家庭でお客さんを迎える時は、何種類かのビールを用意して「どれが良いですか?」と大抵は聞く。前にも書いたように「何が良いですか」と聞くからには、そのグラスも、もちろん用意している。
 昨日訪ねた義兄の家でも、僕が3回違う銘柄を注文したら見事に、グラスも変えて出してくれた。
 あまり酔いたくない時のビールもある。日本にもあったが、度数が1%未満とか3%程度のもある。ビールの国、その場の雰囲気を壊さないためのビールもあるのだ。
 それに不思議なのは、日本では当たり前の「生ビール」と言うのを聞いた事がない「工場直送」とか、新鮮さをうたい文句にしたビールはないのでないか。カフェなどでは樽からグラス注ぎのビールもあるが、特別それがおいしいとも聞かないし、どうも日本とは、こだわり方が違うなあ。
 考えてみれば、日本はほとんどがピルスタイプの同じようなビールだから、新鮮さで差別化したのだろうか?こちらはビールのタイプ別にしても相当あるからねえ、黒いビールもたくさんあるし、フルーツ味のビールもたくさんある。
  僕は、普段は普通のピルスビールを飲んで、時々寝る前に黒ビールのような、一風変わったビールを試すようにしている。一応、冷蔵庫の中のコレクションとして、いろいろ買い揃えてはありますってサ。

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