25.10.08

Vakantie

「Prettige vakantie!(プレタヒ バカンシー)よい休暇を!」

 今日のオランダ語学校は、休暇前と言う事と、とりあえず2ヶ月間やってきたテキストが終了すると言う事で、どちらかと言うと先生の方が浮かれていた。先生は40代くらい(体形は日本で言うメタボ気味)の男性で、こちらのコメディードラマに出てきそうな気さくな先生だ。

 生徒は、休暇明けには進級試験があるので、休憩時間も結構、自習していた。僕も、右も左もわからない状態で飛び込んで、1ヶ月半。「習うより慣れろ」の気持ちで、先生の話す言葉をよく聴き、オランダ語のテキストをよく読み、僕なりに関連付けて理解していくしかなかった。そして、Katoの家族間の会話も、家にいる時のラジオもTVからもオランダ語を聴いて、慣れるしかなかった。

 成果は、少しづつ、会話の中でも、単語単語の発音が聞き取れるようになった。まだまだ、会話のやり取りができるわけではないが、あいさつと自己紹介、「私の名前はMasayukiです」「私は日本から来ました」「私はリール市に住んでいます」「私は結婚しています」「私には子供がいません」「私は今、無職です」などは出来るようになった。

 学校では結構進んでいて「スーパーマーケットの商品名、価格の読み方」「数字の読み方、時計、時間、場所の表現」「友達の誘い方」「病院へ行った時の医者との会話」など。これ、全部マスターしていたら、とりあえずここに住んでいて不便はないはず、のレベルまで来ていた。

 昨日、お医者さんごっこをして、隣に座っていたケニア人男性のデビッド君とペアになり。彼はドクター、僕は患者で、教室でみんなの前に出て

「こんにちは、ドクター」
 「こんにちは、あなたの名前は」
「私はMasayukiと言います」
 「Masayukiさん、どこか悪いところがあるのかね?」
「ちょっと、のどが痛くて」
 「いつからですか?」
「一週間前からです」
 「一週間前?ちょっと、のどを鳴らしてごらん」 オー、オー 「口を開けてごらん」 あー、あー 「舌を出してごらん」 ベー。
 「あー、心配いらないよ、この調書に処方箋の薬を書いておくから、薬局でそれを求めて、指示どおりに飲みなさい」
「ありがとう、ドクター、いつ逢うかわからんけど、またね」
 「お大事に、またね」 (「またね」はないだろう?)

 教室でこの寸劇を代わる代わるやったので、それぞれみんな間違いあるは、過剰演出はあるわで、大爆笑の渦に包まれ、涙が出るほど熱くなってしまった。

 11月1日がこちらの盆に当たる「万聖節の日」で国民の休日、その前くらいから休みに入るところが多いらしい。オランダ語教室は明日25日から11月1日まで9連休だ!

 連休明けには進級試験があるので、「お願いだから、テキスト開いて1日1時間は勉強してね」と、先生は言っていた(はず)。僕の目標は進級試験には合格して、もう一度同じテキストで勉強したいと思っている。だから、「とにかく勉強はしますよーー」。

 今日の帰りの挨拶は、「Prettige vakantie!(プレタヒ バカンシー)よい休暇を!」

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