土曜日、妹母娘とアントワープまで行ってきた・・・
天気はすぐれず、傘を持っていたほうがよかったかと、少し後悔しつつLier駅を出たが、アントワープに着いて、歩いているうちに青空が見えてきた!
メインのショッピングストリートの入口、レイス通り(Leysstraat)
こんな立派な建物群を見るだけでも感動するが・・・
母娘は2月2日にもかかわらず、バーゲンセールの続きをしているファッション系ショップに出入りを繰り返す ・・・・ ただでさえ、あこがれのヨーロッパでのお買いものに、50%OFFとか表示されていては、目がキラキラすのもわからないではないが、買い物欲のない僕には、ひたすら待ち時間の多いショッピングストリートだった。
ところでこの日のアントワープは「Op zaterdag 2 februari wordt Antwerpen een grote dansvloer」 なるイベント 「アントワープはダンスフロア」 とでも言うのか、たくさんのダンス団体が、市内各所でダンスを披露する日となっていた。
僕は時々店に入り、様子を見るが、なかなか出てこないのである。
豪華なフェーストザール ・・・ ここはいつも、Meir通りから Hopland通りに抜けるために通過するだけだが、眺めるのは楽しい。
そして、アントワープの朝市(Markt)へ行く ・・・ 出店を眺めながら歩いていると、楽しそうにワインを飲みながら、生ガキなどを食べている人たちが気になる妹であった。
「日本ではこんな生活の楽しみ方がないよね!」 「んー、確かに・・・人は楽しむために生きるべきだ! では、体験してみるか!」
て事で、元気なお姉さんと、生ガキの殻を、スパ、スパッと開ける名人のお兄さんのスタンドで足を止める ・・・ 母娘に 「あなたたち、自分で注文してね、何事も経験だ」 と、背中を向けてほかの店を眺める僕だった。
そしたら、簡単に生ガキ6個と、白ワイン3個を注文できていた!
「私、生ガキを食べるのは初めてだわ!」 と妹 「私も」 と娘 ・・・ そしてひとくち食べて「おいしぃ~!」 と、ふたり。
「そうか、じゃ、エスカルゴも食べようぜ!」 と、僕が買ってテーブルに出すと、これまた「おいしぃ~!」
スープに入っているセロリがまた 「おいしぃ~!」
ナッツ類のお菓子
イベリコハムは高級品であるが、いつもこの店は人気があるようだ。
オリーブ漬けの試食品コーナー ・・・ 僕はこのテーブルの前に缶ビールを1本持って、ずっと立っていたい気分なのだ ・・・ が、そんなことが出来る訳もなく、3-4個、いや5-6個だったか、つまみ食いして立ち去った。
そして、オランダ名物ハーリング(ベルギーではたいていマーチェスと言っている)・・・ ベルギーに来たらこれも食べなければ ・・・
去年来た時に食べて、お気に入りだった娘も笑顔で「いただきまーす」
「これはなんだ!」 って、感じだが 「いらっしゃいませ!」 と、両手をついてご挨拶をしているチョコレートラインのカエルさんである。
チョコレートライン(The Chocolate Line)は数ある有名チョコレート店の中でも異彩を放つショラティエ、ドミニク・ペルソン氏の店で、ブルージュ本店に次ぐ2号店がアントワープ宮殿に入っているのである ・・・ 「宮殿」ですよ、みなさん!
チョコレートの香りのする宮殿の、豪華な内装を楽しめる空間 ・・・ チョコレートを買わない人には無料で楽しめる!
店の奥の方に「実演コーナー」があるが、僕らがしばらく店内にいるあいだに、オーナー、ドミニク・ペルソン氏が現れた!
お、これは見逃せない! と、実演コーナーに戻り写真に収めた。
この方ですよ(店内にあったポスター)
有名ショコラティエの実物を目にした母娘は、ここでチョコレートを買う決心をした! ・・・ 得意の指差し注文!
途中、雲が厚くなり、風が吹き、あられが降った空も、落ち着きを取り戻し、KBCタワーがキラリと、輝きを放っていた。
QMカフェで一休み ・・・ お気に入りのリーフマンスのクリークビールを飲む母娘 ・・・ 僕はいつものボルケ。
「はい、ここがアントワープで一番古いカフェです」 と、ガイドする僕。
アントワープのフロートマルクト、ブラボーの噴水。
母娘ともアントワープは2度目だが、ステーン城はまだ見ていなかったというので案内する。
「この巨人がアントワープのシンボルになっている手の元になっている悪者で、ブラボーに手を切り取られて川に投げられたんだよ」 と、説明するが、なんという簡単な説明なんだと、自分で思ったが、それ以上の質問はなかった。
「アントワープはダンスフロア」イベントのダンス、僕が遭遇したのは2組の子供たちのダンスだった。
このフルン広場の特設ステージでやていた。
母娘は「モード博物館を見学したい」 と、言うのでそこまで案内して、僕は別行動することにした。
モード博物館、二十歳の娘は1EUR、50+の母は8EURという、なんとも落差ののある料金設定! ・・・ あとで「どうだった?」 と、聞くと 「ワンフロアしかなく、展示物も思ったより少なく、ちょっとガッカリ」 と、いうことだった。(僕は入らなくてよかった)
僕はひとりで市庁舎に戻って、内部に入れそうだったので入ってみた ・・・ 普段は普通には入れない場所だ ・・・ 入る際に 「ダンスを見に行くんですか?」 と聞いていたが、僕は団体に紛れて、スルーして入った。
世界遺産にも指定されている市庁舎なので、歴史的な建造物であることは間違いない豪華な室内。
ダンスが行われている部屋へ行く以外は立ち入り禁止で、見張りが立っていた。
豪華な部屋、シャンデリアの下で、モダンダンスなのか何なのか知らないが、若者たち、子供も混じって一生懸命踊っていた ・・・ それにしても、このダンスをするためにこの部屋を解放するとは、市も懐が深い!
おかげで僕も初めて市庁舎内部を見学できたので、良かった良かった!
空の様子は刻々と変わっている!(ブラボーの噴水)
フィギアショップのウインドウ。
アントワープ王立美術館の裏手にある、船の舳先を持つ家。
妹母娘が、アントワープの目的のひとつである「おいしいフレッシュジュースのお店」にやってきた!
日本のTVで紹介されていたという「Fruxino」 ・・・ フルーツ、野菜のフレッシュジュースをメニューから選ぶ。
500ml が、5-6EUR ・・・ 高いといえば高いが、・・・ 作り方を見ていると、家庭では到底出来ないほど、ふんだんにフルーツ・野菜を使って1杯のジュースを作るので、高いとは言えない。
野菜やフルーツも新鮮なものを売っているようなのである。
三人三様、違う種類を取ったが、どれも美味しく飲めた!
妹曰く 「この1杯で、1日の必要な野菜を摂ったような気がする!」
やはり、人気がるようなんですね。
こんな店構え(右側)
Museumstraat 1
2000 Antwerpen
このあと、この店の前の通りを市庁舎方向へ向けて歩き、アンティーク通りとして名高い「Kloosterstraat」のアンティークショップを覗きながら帰途へ付く。
値段も手頃かな?と思えるショップもあった。
市庁舎前に戻ると、澄んだ夜空が見えた!
あーーっ、カメラの電池が切れた!!
もう帰るんだけどね、空がきれいなので、もっと写真を撮りたかったが残念!
まぁ、しかし、1日、アントワープを十分に楽しんだ!
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