またしばらく、身支度をしてから外を見ると、まだその近くでリスもウロウロしていた。
僕を誘っているようなので、カメラを持って出る事にした。
遊歩道に出てしばらく歩いたが、リスがいない・・・・・あきらめかけた時、ガサガサッと音がして、見るとリスだった。
すぐにカメラをか構えて、写真を撮ったが、あいにく今日は曇り空で、シャッタースピードが1/13秒でしか切れない。
シャッターを押してから、切れるまでの時間がとても長く感じる。そこで、手ブレをしたり、被写体が動くのだ。
僕は遊歩道を、リスは林の中を、一緒に平行移動しながら、撮り続けたが良いのは1枚もなかった。
途中でリスが2匹になって、僕に彼女?を紹介してくれた。2匹は木に登って行き、細い枝先まで来ると、隣の木の枝に渡り、まるで空中散歩でもするかのように、僕のはるか頭上、を飛ぶように走り、ついに遊歩道の上を、木の枝を伝って反対側に渡って行った 。
地上で見るリスは可愛く、愛らしいのだが、上空を走るリスは、カッコいー、スリリングだ!
ありがとうリス君、僕のために空中ショーをやってくれて・・・・。
「ああ、いいものを見た」と、満足して、天気は悪いが、ついでだから街の中心広場へ行く事にした。
フロートマルクト(中心広場)では、毎週開かれている土曜マーケット(移動式)をやっていた。
広場を埋め尽くしても、まだ足りないので、周辺の路上まで利用して、午前中だけ露天市場が現れる。業者は大きなコンテナ車で乗り付けて、店を開く。魚屋、八百屋、花屋、肉屋、お菓子屋、雑貨屋、洋服屋、サンドイッチ屋、ないのは飲み屋くらいか?
この移動式マーケットは、曜日を決めて、あちこちの街を巡回しているようで、別の街では平日にやる所もある。中堅くらいの街では、大抵街の真ん中にフロートマルクトがあるから、そこで開催される。
もともとフロート(大きい)マルクト(市場)という意味だから。はるか昔から、そういう事をやっていたのだろう。
それで、今でも当たり前のように続いているところが、ベルギーの面白いところだ。
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