30.1.09

アントワープで買い物

今日は朝から天気も良く、Antwerpen観光に行こうかと、考えていたら前の学校の同級生で中国人(女性)のチョイさんから電話があり、電話を受けたKatrienは「彼は今日Antwerpenに行くから時間ないはずだけど・・・」と言ったら、「私も今からAntwerpenに行くから、良かったら一緒に行きませんか?」と言う誘いであった。

 Katrienも「勉強になるから一緒に行ったらどう?」と言うので、否応無く一緒に行く事になった。

 チョイさんは中華レストランを経営しているので、お店の買い出しである。彼女は僕が作った寿司をとても気に入っていて「今は中国の正月(旧暦)の期間だから、家族で食べる寿司を作ってもらえないかしら」と、僕にリクエストしたかったのである。

 彼女はオランダ語学校の同級生とはいえ、ベルギー在27年の大ベテランである。オランダ語をほとんど話せない僕を連れて、Antwerpenに行ってくれるとは、ありがたい親切だ。

 面白い事に、少しの英語と、少しのオランダ語と、漢字の筆談とで、かなりの部分通じるものだあった。彼女は、中国語、英語が完ぺきで、オランダ語は日常会話に支障がないから、頼れる人だ。

 しかし、彼女は積極的で元気があるので、電車の中でも大きな声でしゃべる。僕は、変な英語と変なオランダ語をミックスして応酬したので、周りの人からは「あの中国人たちはオランダ語の練習をしているのか、それにしても変なオランダ語だ」と思われたはず。

 さて、AntwerpenCentraal駅について、300m位離れたところに中華街があり、中国食材店が軒を並べている。チョイさんはそこで買い物をするものと思ったが、そこを通過して右に曲がり、モロッコ・トルコ街へ進んだ。「野菜や鮮魚、お肉はここがいいのよ」と言うのである。

 言われる通り、僕がいつも行く大型スーパーより、種類も鮮度も、値段もよさそうである。量り売りだから時々おまけもしてくれた(馴染みの彼女が友達を連れてきたからね)。魚屋さんで、彼女が「サシミでも大丈夫よ」と言うので、生サバを買ったが、今日の夕食で食べてみるか。(魚を選んでいる女性がチョイさん)

 イカや、カニ、タイ、ヒラメ、シャケ、海老、きびなごもあったなあ。もちろん刺身用のマグロみたいなのはなかったけど・・・。

 八百屋は野菜の種類が日本と違うので、見ていても面白い。面白いが、日本でも食べていたレイシ(1kg1.09€ 安い!)があったのでそれを買った。ザクロはソフトボールの大きさくらいあるからね。大根や白菜、サツマイモ、二十日大根もある。大抵、日本よりは安いと思う。

 肉屋も、ドサッと置かれた肉から、チョイさんが「これを2kgくださいな」と注文すると「はいよ!」と、包丁で切り分けて、包装して「はいお待ち!30€ね」なんて威勢のいいおじさん。 チョイさんが支払うと5€も返してくれた。

 通りには、中国人、トルコ、モロッコ、北アフリカ系が行きかっていた。帰り道の中華街で、僕の目当てにしている、寿司用の、すし酢、お米、焼き海苔を買うため、日本食材コーナーがある大きな店に入ろうとしたら、チョイさんが「その前に、ここを見てからにしなさい。ここが安いのよ」と言うので、近くの小さな中国食材店に入った。

 そこで、スシライス、焼き海苔、お箸、中国ビールのTSINGTAO(青島0・65€)を購入。

 そのあと大きな店で、すし酢(5.95€)、わさび(チューブ入り2.45€)を買う。彼女の言った通り、同じ商品(醤油1L)が小さい店で5€のものが、大きな店では6€もした。さすが、プロの買い出し人だ。(しかし、日本食材は高い!)

 1月26日は旧正月だったようで、中華街の歩道には、赤い紙屑が散らかっていたが、新年(春節)を祝う爆竹の屑であった。

Antwerpen Centraal アントワープ中央駅周辺は人種のるつぼである。

 ま、昔から港町で栄えた場所だから当然だが、ヨーロッパの中心としても、人の集まる所ではあるはず。

 今日は、観光?写真は撮れなかったが、またの機会にAntwerpen一人旅をしたいと思う。

 一番下の写真が、今日の買い物。料理用の菜箸がなくて困っていたんだよね、それで中国製の長めの竹製の箸。青島ビールは1本開けて飲んだが、ピルスビールで美味しいね。中国製と言うと何か一癖ありそうだったが、すんなりと上品な味だった。1本0.65€(78円)とは安い!
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