昨日(水)嬉しい事が2つあった!
まず、katrienがテニス大会のシングルス準々決勝で2つ格上の相手に、大接戦を演じて勝利したこと。
もうひとつは、日本中が狂喜したであろう、サッカー女子W杯「なでしこジャパンの完ぺきな勝利!」
katrien勝利の話はあとにして、
なでしこジャパン!
開催国ドイツの3連覇の野望を打ち砕いて、憎まれ役となったかと思いきや、昨日の勝利で世界のメディアから「称賛の嵐」ではないか!
ドイツに勝ったのは、事故ではなかったことを証明したのだ!
世界ランキング4位(日本)Vs 5位(スウェーデン)の戦いだったが、日本が格の違いを見せつけるほどの差があったの何故だろう?
スェーデンが良かったのは、開始10分の豪快な先制シュート1本のみだったのではないか・・・
あとは柔道技のような、手でつかんで相手を倒すようなファウルでしか日本を止められない状態・・・
大きくクリアしたボールを身長の高いスェーデンは、頭で受けるが、そのボールはどこに行くか分からない・・・
日本は胸で受けて、足元に落とし、すかさずパスへとつないでいく・・・
短く速く正確なパス回しの日本、長いパスをことごとくカットされたスェーデン・・・
素人の僕が見ても、差は明らかだった・・・
逆に、世界ランキング5位というのが信じられないのだが・・・
決勝戦は日曜日、相手はNo1の米国か・・・、いい試合が見られそうだ。
W杯を日本へ・・・、夢ではなさそうだ。
さてさて、わがkatrienですけど・・・
R. BEERSCHOT T.H.C.というテニスクラブの大会、僕は初めて行くクラブだった。
普通テニスクラブの名前には「T.C」とつくが、ここは「T.H.C」になっている。
その訳は・・・
ホッケー場があるんですねぇ(HOCKEY)、ベルギーでは結構盛んなんですね、アイスじゃないホッケーが。
テニスクラブに野外プールまであるというのは初めて見た!
朝から雨が降ったりやんだりで、クレーコートはちょっと湿りすぎ、外は風があるが、プレーを出来ない訳でもない。
主催者は、「向こうの屋内ハードコートを使ってもいいですよ」と言い、対戦相手も「どちらでもいい」と言うので、katrienはハードコートを選んだ。
僕はこの選択は正解だったと思う。
速いコートは苦手だと思っているkatrienだが、実はイレギュラーバウンドのない、ハードコートの方が集中しやすくて、僕はいいと思っていた。
相手はkatrienと同じ年齢の40代後半ながら、クラスメントは2つ上で、今シーズンも多くの試合をこなし、勝ち越しているキャリアのある選手だ。
katrienは「出来たら勝ちたい!」という気持ちが強く、この試合の前に1時間、僕とトレーニングをした。
「ラリーを続ける癖」をつけるため、僕はウィナーを打たずに、出来るだけラリーを続けさせた。
そして試合は始まった。
相手はサウスポー、片手(左手)で打つフォアハンドが窮屈なフォームで力強さはないが、確実に返してくる。
バックハンドは両手打ちで、体重を乗せた速い球を打つ・・・、緩い球が来たらバックハンドに回り込んで打つのだから自信があるのはバックハンドである。
ベースライン上での速い球の打ち合いは得意だったが、短いボール、ショートクロスのボールには付いていけなかった・・・、そんな弱点を知ってはいたが、Katrienが狙ってそういうボールを打てる訳ではないので、僕はそれを強調するアドバイスをしなかった。
katrienも、速い球のラリーには負けずに応戦していたので、僕は作戦を言う事なし!
「今日は調子いいゾ!そのまま頑張れ!」
第1セットはkatrienが意識せず(フレームショットか?)打った短い球に、前におびき出された相手の横を、パッシングショットで抜くパターンがいくつかあり成功した。
お互いにまだ本調子にならない状態で、Katrienが6-4で先取。
第2セットは、お互いの調子が出てきて、速い球でのラリーが続くようになり、激しい打ち合いとなった・・・、Katrienの短い球がなくなったという事は、ボールを芯でとらえるようになったという事なので、あえて「ドロップショットを・・・、ショートクロスを・・・」とヘタな口出しをしない方がいいと思った。
激しい打ち合いの中、内容はわずかの差であったが2-6とゲーム差は開いて、第2セットを取られてしまった。
「いい試合をしているよ、ラリーでも負けてないからね、調子はいいんだから、思いっきりやってよ!」
気持ちを落とさない助言だけ与える。
第3セットは3ゲーム先行から追い付かれ、シーソーゲームの展開、激しい打ち合い、長いラリーが続く・・・
格上の相手も、ウィナーのつもりで打ったボールが何度も返って来て、最後に自分がミスをすると、僕の顔を見て、舌をペロッと出して苦笑いした・・・「なんてことなの、私が決めたと思ったボールがすべて返ってくるじゃないの・・・」という表情だった。
僕は、親指を立てて「モーイ、ラリー(素晴らしいラリーでしたよ)」と応えた。
大激戦はついにタイブレークに突入!
ここでも大接戦で、2ポイント以上開かない展開で5-5まで来た・・・
最後まで淡々と、来た球を返し、ラリーを続ける事が出来たKatrien、最後は相手が根負けしたような感じで、フレームショットで大きくサイドアウトしたボールが飛ぶと、katrienが大きくこぶしを突き上げてガッツポーズ!
念願の「格上からの勝利」を手にした。
試合時間2時間30分
まさに大激戦だった
勝ったkatrienに、おめでとう!
僕は試合を見ながら、1セットにつき1杯のこのビールを飲んだ。
「Diekirch」ベルギーであまり見ないビールだが、調べてみたらルクセンブルクのビールだった。
カフェで「ピンチェ」と、注文すると、そのカフェの標準ピルスビールを出してくれるので、とくに銘柄を言わないで「エーン ピンチェ アシュトブリーフトゥ」(ビールを1杯ください)と言うのも楽しいものである。
なでしこジャパンも勝ったし、家でも祝杯をあげたのは言うまでもない。
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