相変わらずぐずついた天気のベルギー、空は厚い雲に覆われている。
今日の最高気温は18℃くらいだったか？
そんな中、ジャンパーを着て自転車で我がテニスクラブへ行く。
今日はクラブ内シングルスリーグ戦の試合をする。
このリーグ戦は10名くらいづつグループを作って、各自で試合日程を組んで試合をし、結果を主催者に報告するシステムだが、クラブ会員内の懇親（カフェの売り上げUP）が目的か？
僕もいろんなタイプの人と対戦してみたいので、参加している。
僕はオランダ語でのやり取りが難しいので、katrienに相手に連絡をしてもらって試合にこぎつける事が出来た。
相手は僕よりひとつ格上のクラスで、年齢は3歳年上。
試合では、最初は僕も普通にラリーをし、腕試し・・・、決めようとした強打はことごとくアウト！
ま、遊びの試合なので「試してみたかっただけ」って感じだが、2-6で簡単に1セットを失った。
第2セットもスタートから0-3となった所で、作戦を変えた！
「自分から決めようとしないで、相手を多く走らせよう、疲れさせよう」と、つなぎのテニスに変えたのだ。
トップスピンで打つのは止めて、スライスとドロップショットを多用して、相手を前におびき寄せてサイドを抜くか、ロブで頭上を抜く作戦だ。
それでも2-5とリードされ、負けは時間の問題･･･という所まで来たが、相手も疲れが見えてきた・・・！
ここから怒涛のポイント奪取が始まり4ゲーム連取で6-5と逆転した。
「一気に勝ちに行けるぞ！」
と、思った所で雨・・・・雨・・・通り雨・・・
疲れて意気消沈していた相手を20分も休ませてしまった！
ゲーム再開して6-6、タイブレーク7-2で2セット目を取ったが、10ポイント先取のスーパータイブレークで、4-4までは接戦を演じたが、そのあと僕の方がミスを連発してしまい、5-10で押し切られ、負けてしまった！
悔しいが、面白いラリーが多くあったので僕は満足、相手は相当くたびれていたので、勝者のような陽気さはなかった。
でも、いい人だった。
クラスも上だし、年も上なので、試合後カフェでビールを飲みながら、「あなたは、よく走って難しいボールもよく返してきた。あなたの、良く回転のかかったスライスサーブは屋内のカーペットコートでは返すのが難しかったが、クレーではそれほど変化しないので簡単に返す事が出来たよ！」とか、他にも僕のプレーを分析して、アドバイスしてくれた。
僕の試合のあと、Katrienは別のクラブでシングルスの大会があり、一緒に行き応援する。
katrienの相手は14歳の子、去年も同じ相手（13歳）にフルセットで負けていた・・・「今回は勝ちたい！」と思っているkatrienだが、やはり子供の方が成長は早いのである・・・・4-6，4-6でストレート負けを喫した。
これはベルギーテニス協会の試合システムに問題があると思うのだが、ジュニアの大会も数多く開催されているにもかかわらず、一般の大会の年齢制限が14歳（去年は13歳）以上から認められていて、ジュニアがこぞって「大人の大会」に流れ込んでいる現象が起こっているのである・・・。
このシステムも最近からこうなったという事で、大人たちは怒っている！
「今までは同じような年齢とレベルで勝った負けたと楽しんでいたが、子供相手ではほとんど勝てない！」という事である。
それで、「子供たちが夏休みの間は大会に出ない！」宣言をする人が多い。
今日、katrienが参加した大会も、大人は1人だけだったらしい・・・あとはみんな子供・・・子供に乗っ取られた感じの「一般の大会」だった。
試合が終わって、カフェの前で子供たちのコーチをしているおじいさんと会ったので、その話をすると「子供たちは必死にトレーニングしているからね、あなたが負けたとしても4-6，4-6の成績だったなら立派なものだよ」と言われ、少しは自分を慰める事が出来たkatrienなのであった。
テニスコートの近くにこんな白い泡のような花が咲いていた（名前知らず）
相変わらずのベルギー天気。
4月頃の長期予報で「7-8月は雨が多いでしょう」
と言っていたのは当たりましたね。
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