9.2.12

寒いといろいろ・・・

寒波に見舞われて2週間、今週末には収束しそうだが、TVや新聞やWEBのニュースを見ているといろいろあった。

面白かったのは、ミネラルウォーターやビールの配送業の人の悩み。

倉庫から大型トラックに荷物を積み、各店舗へ配達するが、何時間か経つと、瓶の中身が凍ってしまい、瓶が割れるのだと言う。

なので、少ない積荷にして、凍らないうちに配達を終えて、倉庫に戻り、また少量を積んで配達するから時間と燃料代の無駄なコストがかさんでしまっているという。

僕にとっては、スーパーで棚のビールを買って、歩いて家に帰るまでに「飲み頃」に冷えていたので、ありがたいと思っていたのだが・・・。我が家のテラス(外)においてある、コンポストから出る液体肥料を入れたミルクのプラスチックボトルが、中身が凍ってポコポコ膨らみ、立たなくなってテラスでゴロゴロしている。

ベルギーの海岸に体長13m、30トンのマッコウクジラが死んで打ち上げられ、連日TVで放送された。

なぜこうなったかの原因不明・・・、しかしTVを見たベルギー人は、このクジラをひと目見ようと、大挙して海岸に押しかけたのだ・・・、そこで笑いが止まらないのが海岸のレストランやカフェである。レストランのオーナーは「26年間で、予期せぬ大繁盛は初めてだ」と、喜んでいる。

1万人もの人が海岸を訪れたという・・・、まさに、季節外れのプレゼント!

家庭の水が出ないとか、レストランでも水が出なくて営業できないとか、そんは事はよくある小さなこと・・・・、あ、そう、一般的にはレストランやカフェは、「市民が外出を控えているので、暇だわ」というニュースもあった。

オランダの話題は、運河を利用した天然氷での200kmスケートレースの「Elfstedentocht」が15年ぶりに開催できるかどうかで、スケートファンをヤキモキさせているようだ・・・

運河に沿った11町村にまたがる200kmレースだから、かなり大規模。もちろん地元はレースの開催を望んでいて、住民はレース開催に向けて、運河の氷の上に積もった雪を掻き出すのに余念がない。

氷の上に雪が積もると、断熱効果になり、その下の氷が厚くならないのだという・・・、それで住民はボランティアでその作業をしている(軍も出動したようである)・・・大変そうだが、みんな楽しそうにやっている・・・「15年ぶりに、このレースの開催を見たい!」と、願いながらだろう。

さすが、スピードスケート王国!これくらいの努力は屁でもない!

しかし、昨日の大会主催者の発表では、「大会開催にはまだ部分的には氷の厚さが足りなく、開催は不可能」という事らしい・・・、まだ絶望ではないが・・・、寒波は収束しそうなのである。

さて、200kmスケートレースを、どれくらいの時間で完走できるのか?

優勝者のタイムは、

第1回大会は、1909年 13時間50分(189 km)  平均13.7 km/h

前回大会は、 1997年   6時間49分(199.6 km)平均29.3 km/h

ものすごい進化である。ま、最初はお祭りみたいなものから、スポーツに進化したのであろう。

開催すれば、1万人くらいが参加するであろうと言われているから、壮大なスケートレースになるだろう、このレースをTVでいいから見てみたい期待は、僕にもある。

と、ま、こんなところで、寒い時の話題でした。

おぉ、めずらしく画像なし投稿だ!

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2 件のコメント:

hitomi さんのコメント...

この200kmスケート大会は結局開催されませんでしたね。残念です。
86年の大会には、オランダ王室のウィレムアレクサンダー王子がお忍び?!で参加され、ゴールで女王と王に抱擁されている映像が何度も流れてました。

まさゆき さんのコメント...

残念ですよねえ、隣国ながら楽しみに期待していたんですけどねぇ。
でも、部分的には運河でスケートができているみたいですよね。
知り合いが、キンデルダイクの風車群の前の運河の、スケート写真を見せてくれました。
冬の楽しみを堪能できてよかったと思います。