初、日本食レストラン

ベルギーに住み始めて3年を過ぎたが、日本食レストランがあるという事は知りつつ「日本食は日本に行った時に食べればいいさ！」などと言って、ベルギーの日本食レストランと言う所には行ったことがなかった。

元々、Katrienとふたり、外食志向がないので、レストランに行く機会は少ないのだが、今回はKatrienが仕事をしている語学学校の生徒さんたちから、「ぜひ、(ご主人も)一緒にお食事を・・・」と、誘われたのでアントワープ中央駅近くにある日本食レストランに行くことになった。

夕方6時、Lier駅。

空が茜色に染まるころから出かけるのも異例の事。

アントワープ中央駅から徒歩5分とかからない所にある、映画館やスーパー、飲食店が入る複合ビルの中にある。

ろばた焼き、と看板があるが店名はそうではない。

大柄なベルギー人男性2人(180㎝超、150㎏超）と、大柄な女性（180㎝超）と合流して、店内に入る。

僕はベルギービールのレフェを注文したが・・・

ベルギー人男性2人は「サケ」を注文する。（サケに銘柄はないようで・・・）

にぎり寿司の、マグロ、サケ、エビ、甘海老、玉子など・・・、

この店は、おひとり様23€で食べ放題！

制限時間は2時間だったか、・・・注文カードに注文個数を書いて提出する。（注文しすぎて食べきれなく、残した分は追加料金を取られるらしい）

3人は日本語初心者で、女性のフロール（大柄だが表情やしぐさは可愛い！）さんが皆の注文をまとめる。「えびは？」食べたい人は指を上げる「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・」（五つの次はわからない）「おいしいですか？」「おいしい」「からい」単純な日本語を繰り返す・・・そうそう、話すことが大事なのだ。

赤シャツの男性はヤンさん、居合道を習っているという彼に「あなたの漢字名は野武がいいよ！」と教えてあげる、「野は外、アウトロー、武は武士の武、侍の意味だからね」と説明すると、たいそう喜んでスマホに登録した！

「七人の侍」という映画を観てみたいと思っていたんだ」と言った。

フロールは風呂流では可愛げがないなぁ・・・、フロールは花という意味だから「花」ちゃんでいいんじゃないか？

ウェスリーは難しい・・・上洲里？

ベルギー人に限らず西洋人は、漢字名をもらう事をとても喜ぶようなんだよね。

1文字1文字に、意味があるという事がとても興味深い事のようだ。

えび天ぷら、エビチリソース、えび好きの僕には、この2品は良かった・・・食べ放題だからなー、次に来るとしたら、このエビ目当てになるだろう！

春巻き

焼き鳥、手羽照り焼き、・・・タレが少し薄く、七味唐辛子が多くかかっている（タレを濃く、七味は好みで、にしてくれー）

ウナギ、

寿司のシャリがね、コメはもちろん日本のコメとは違うから粒立ちが違うし、味加減は薄すぎ。

ネタも素材の質が落ちる・・・、「ま、仕方ないよね」と思いながら食べるのでいいだろう。

焼き鳥やてんぷらなども、そこそこおいしく食べられて、何しろ値段が23€で食べ放題というのだから、たいしたものだと思う。

えだまめ、

注文カードには4回分のスペースがあり、僕らは2回目を完食した時点で満腹状態になった・・・、3回目は数点の追加と、デザートのアイスクリームを取って〆る。

ひとり頭32€ほどの支払いで済んだ。

あ、そう、この店の名は「Kaiseki」、向かい合わせには「Wagamama」という回転寿司もある。

2次会も行くぞー！！

巨漢のウェスリーが案内してくれたビアカフェ「BIER CENTRAL」

300種類以上のビールを置いている・・・との看板。

僕は、WITKAP-PATERという、普段スーパーでは見かけないブロンドのビールを飲む（出てくるまではどんなものが来るかわからなかったが）

ホップが効いたような味だが、炭酸の粒が荒い感じ、大味な感じがして2杯続けて飲もうとは思わない。

アントワープ中央駅からすぐの所にあり、時間を持て余している時にはいいかもしれない。

店内は薄暗く、奥行きがあって広い・・・70年代ミュージックが流れている。

地下のトイレに行く通路途中に、ガラス張りのビール倉庫が見学できて、樽出しビールの配管などが見える。

１杯目を飲んだだけで、時間は23時を過ぎたので、僕とKatrienは電車の時間が気になり、お開きとした。

23:15　のアントワープ中央駅、ビアカフェを出てすぐの所。

駅前は相変わらず工事中！

 

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