ベルギー移住生活: 甥っ子、朝市へ行く・・・そして

甥っ子と伯父さんの珍道中は5日目、天気快晴のベルギー

ネコヤナギの銀色の雄花も、青空をバックに輝いています。

青空に白樺の白、フォルシチア（Forsythia）

そんな絶好の天気の中、土曜日の朝市(Zaterdag Marke)へ行って来た。

甥っ子の「Lierの朝市へ行きたい！」という希望がかなった！

その甥っ子をさておいて、市場をぐるっと回っているとき、肉屋の前でソーセージの試食品提供をしていたお兄さんが、やけに親しく話し掛けるので、良く顔を見てみると・・・

「おっ、お～ぉ！ヴァルカンじゃないかぁー、、、、元気？」

昨年、Mechelenのオランダ語教室で2期、一緒に勉強して僕を手伝ってくれた、トルコ人の青年ヴァルカン君だった。

あの頃は頭がスキンヘッドだったので、今日、すぐには気付かなかった。

彼は｢日本は大変な事になってますね、貴方の家族は大丈夫ですか？」と気遣ってくれた。

そして、彼はここで働いて、週に2回のオランダ語教室を続けていて、現在NT2.4の勉強をしているという・・・「とても難しいよ」と言うが、オランダ語の会話は僕には完璧のように聞こえた。

甥っ子、あこがれの朝市でソーセージを2本GET！？

今日の夕食に食べた・・・。

八百屋で大根を1本GET、他に魚屋でムール貝2kg。

ムール貝を買ったものの、ムール貝用のソースがない事に気付いたので、マルクト広場のスーパーへ買いに行く・・・、マルクト広場全面改修工事のため、道路も完全に通行止め、人通りもまばら・・・。

天気がいいので、何処にカメラを向けてもいい景色（青空）です。

昼食は甥っ子と二人で、朝市で買って来たムール貝2kgの「香草ビール蒸し」

美味しかったー！

ムール貝、美味しくて、たくさん食べるのはいいのだが、食べ過ぎて、お腹がグルグルするのは困る・・・と思いつつ、今日は二人とも何ともなかった・・・・おぃ、おぃ！

昼食の後、ふたりでアントワープへ行き、古いカフェで「日本語話そう会」に参加する。

おっと、その前に、Lierの駅で電車を待っていると、遠くから「ハロー！」と手をげて、近づいてくる男（アジア人）がいた。

あー、あいつだ！チベット人の男・・・名前は定かでないが、この人はLier市内での「オランダ語話そう会」で一緒だった男だ。

彼は近くまで来て「げんきですか？日本では大変な災害になっているが、貴方の家族は大丈夫ですか？」と、彼も気遣ってくれた。

ベルギーに住んでいる人たちも、ニュースで知っているし、事の重大さを重く受け止めているのだ。

そう、「日本語話そう会」でも、やはり話題は日本の地震災害の事が多く、世話役の方々が、最近のニュース用語である「避難・原子力発電所・放射能・被爆・瓦礫・荒廃・東電」などの、単語の早見表まで準備してくれていた。

規定の2時間の「・・・話そう会」終了してから、参加者のベルギー人から「娘の学校で、日本救済のチャリティーイベントをやりますので、協力できる方がいましたら、よろしくお願いします」との協力依頼もあった。

そして、リコベルさんからの提案で、ベルギー人による「がんばれ日本！」の応援ビデオの収録も急きょ行われました。

「話そう会」が終わってカフェに戻って来ると、今月6日に「Antwerpen同級生宅で食事会」に招待してくれた、Katrienの同級生家族が面会に来てくれていた！

あの時はまだ、日本に地震が来る前の事で、みんなで楽しく過ごした後の日本の大惨事だったので、とても気にかけてくれていて「日本は大変な事になってしまいましたね、貴方のご家族は大丈夫でしたか？」と、とても気遣ってくれました。

双子のサムくんとリンちゃんは、日本から来た同い年（15歳）の甥っ子に会う事を楽しみにしていて、一緒に座っているだけで楽しそうでした。

このご家族も「がんばれ！日本！」ビデオ収録に参加してくれた。

同級生同士

古いカフェの雰囲気、左は明日、一緒にサッカー観戦をするマーク（オランダ人なのでサッカーはオランダファン）・・・今日は古いカフェがずっと忙しそうで、立ち飲みの人も多かった。

僕らは小さい円卓を、10個の椅子で囲んで、にぎやかに過ごした。

この古いカフェ「カフェ・クイントンマセイス」でも《Act for Japan.be》（日本救済活動をする為に立ちあげられた組織）の一環として、川島選手の募金活動の会場として協力するとの事。

アントワープ聖母大聖堂（17:50）

かくして今日も、ドラマチックな1日が終わってゆく・・・

帰り道では大きな満月（14の月）が、おとぎ話の絵のように、

くっきりと夜空に浮かんでいた。

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