土曜日、Lier市を歩いてみたいと言っていた、日本人留学生のさきちゃんを案内することになった。
Lier市で、いろいろな見所があったが、今回はおもしろい結婚式にポイントを絞って紹介しよう。
Lier市庁舎と鐘楼は世界遺産でLier観光には欠かせません。
写真を撮っていると、ドアが開いている事に気づいて「お、これは中で結婚式をやっているんだよ、ちょっと見に行こう!」
近づいてみると入口の階段の脇に、白いレースで飾り付けされた2人乗りタンデム自転車が立てかけられている。
「えっ、ひょっとして結婚を終えたばかりの新郎新婦は、この自転車で教会へ向かうのだろうか、普通はカッコいいスポーツカーやリムジンでくるんだよ・・・」などと、さきちゃんにベルギーの結婚式の話をしていた。
土曜日の午後は特に結婚式(役場での届と教会での儀式)をあげるカップルが多いようだ。
市庁舎の中から、しきりに拍手が聞こえてきたが、なかなか新郎新婦が出てこないので次へ行くことにした。
こちらの世界遺産のベギン会修道院。
修道院内にある聖マルガレータ教会。
おっと!こちらでも結婚式が行われているようだ!
教会の入り口にレースの飾りと、白いスポーツカーが止まっている。
この白いカッコいいオープンカーはトライアンフ(TRIUMPH)、この教会で式を挙げたカップルは、かっこよくスポーツカーで出て行くのだ!
さっきのタンデム自転車とはエライ違いだ。(どちらも2人乗りだが)
修道院の裏の出口から出ると、すぐにネーテ川のボート乗り場があるが、何やら大勢の団体さんが並んで、ボートに乗り込んでいる。
よく見ると、ボートにも白いレースの縁取りが・・・・
やや!こちらも新婚カップルが乗っているではないか!
新婦が後ろから新郎の背中へ手をやり、正面に座っているのはカメラマンだった。
カモもしばし見物・・・
ほらほら、幸せそうなカップル!
あまりにも幸せそうなので、僕が親指を立てて「プロフィシアット Proficiat!(おめでとう!)」と、大きな声で言うと聞こえたようで、「ダンクー!Dank u!(ありがとう!)」と答えてくれた。
船のガイドさんもマイクで「いい写真を撮ってよ!」と答えた。
ボート乗り場に戻ると、市庁舎で見たあのタンデム自転車があるではないか!
おぉ!あのカップルだったのかぁ・・・・、
なるほどと、納得ですね、よほどLierが好きで、つつましやかにみんなに祝ってもらいたかったのだ。
僕も祝ってやりたい気持ちになったもの。
この結婚関係者の貸し切りボートが3艘ネーテ川を流れていき、なかなか風情がありました。
その後、僕らは他の場所を回って観光したが、僕の家に帰る途中にあるネーテ川の終点「Spuihuis=水門小屋」の周りで何か人だかりがある。
「えっ?ひょっとしてあの結婚式カップルのレセプションをここでやってるの?」
歴史あるSpuihuisも、時にはこのように、貸し切りで利用する事も出来るのです(有料)。
しかし、ここは遊歩道の通り道でもあるので、僕らもこのシャンペングラスを片手に持った祝福の人混みの中を、かき分けて通らなければならないのでした。
僕もシャンペンもらおうかしらと思ったが、さきちゃんも一緒なので止めといた。
ジョギングの人も、犬の散歩の人も、この人ごみをかき分けて通ってゆく・・・・・
なかなか、面白い事を考えたものだ、あのカップル。
この後もいろいろあった、留学生さきちゃんのLier観光。
続きはあとで・・・
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