16.6.11

義母の誕生日

義父の葬儀後1ヵ月の教会ミサに参加したあと、katrienの兄妹揃って母親の入所している老人ホームを訪ね、食事会をする事になっていた。

母親の82歳の誕生日が翌日だったから、誕生祝いをするためである。

2011-06-12 11.45.12[2]義母は7年ほど前からアルツハイマーを発症し、今ではほとんど過去の事を覚えていないし、普通の会話も出来なくなっている。

長年付き添って来た夫が亡くなった事も、認識できない事は幸か不幸か分からない。

義父は体が思うように動かなかったが、頭がしっかりしていたので妻の事を心配したり、自分が何も出来ないことを悲しんで、辛い思いを多くしたと思う。

義母はある意味、心配事もなく、人が話しかける事をとても喜び、いつも笑顔で返事をするし、体もいたって健康なので、家族にとっては安心して見ていられる。

2011-06-12 12.13.27[2]

 そんな母の1日早い誕生日に、子供たちがそれぞれのパートナーと一緒に集まってお祝いをした。

2011-06-12 12.13.20[2] テーブルに(僕にとって懐かしい)赤いハイビスカス(アカバナー)が飾られていた。

2011-06-12 12.47.40[2]老人ホームのレストランの「本日のメニュー」はホワイトアスパラと牛ステーキ、ポテトコロッケ。

このホームでは、毎週日曜日に、一人一杯のシャンペンのサ-ビスがある。

ビールもワインも注文できる・・・・、もちろん僕はビールを飲んで、兄妹たちはワインを飲む。

食べ終わると、レストランの係りは「おかわりはどうですか?」と聞きに来るので、僕はもう一皿分お代わりをした。

日本の老人ホームにあまり行った事がなかったので、分からないが、ここでは、ここでの生活を楽しんでいる感じがする。

アパートのように個室の部屋が割り当てられているから、部屋でTVを見たり音楽を聞いたり自由だし、友達同士で時間を合わせて、午後のカフェテリアに集まり、カードゲームをしたりしている。

施設側でも季節ごとのイベントをよくやっている。

義父が元気な頃、僕はこのホームに来て食事をするのが楽しみだった。

ウサギの肉料理を食べたり 老人たちのサイコロゲームに付き合ったリ、高齢者デザートコンテスト!に参加したり・・・。

2011-06-12 13.43.51[2]

隣にある保育園の子供たちの遊びを眺めたりするのも楽しみだった(ベルギー保育園の遊びの記事)

この老人施設は、アパートタイプの他に1戸建て、庭付きの家も管理している。

この保育園もその一部のようなんですね、時々子供たちはホームのレストランに来て、デザートを食べたりする。

老人と子供は似たようなものだから・・・いいね!

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