楽しい一日を過ごした思うのですがね、ぶらりと~
昨日は「夏至」という日で、夏の日(昼)が長いベルギーでも、一番長い日を楽しめるので、楽しめるだけ楽しんでみた!
午後3時、Lier駅に二人の若い女の子を迎えに行く。
1人はGentから来る、前回「さらっと Lier観光」した留学生さきちゃん、もう1人はAntwerpenから来る「日本語を習いたい少女」アクセルちゃん。
2人を引き合わせ、友達になってもらい、日本とベルギーのメル友になった欲しかったのだ(さきちゃんからの要望でもあった)。
わが家まで一緒に歩きながら、僕は「さきちゃんはオランダ語を少しは話せるでしょ?何かアクセルに話してみたら?」と言うのだが、はにかみ屋のさきちゃんは、なかなか言葉が出ない。
わが家に着いて、3人でテーブルに付き「さて、何をしようか?」とお互いに顔を見合わせる。
もちろん、アクセルちゃんに日本語を教えるというのが目的なのだが、カリキュラムのない授業なのでそういう事になる。
「アクセルは何か質問がありませんか?」と、オランダ語から切り出した。
すると彼女はカバンから自分の日本語ブックと、インターネットで独習しているノートを取り出した。
僕がメモ用に使える、カレンダーの大きな紙をテーブルに出すと、咲ちゃんは何かを思いついて、紙を折り曲げていって小さな枠を作り、日本語とオランダ語の単語を書いて行き、はさみでカットして単語カードを作った。
その間に僕はアクセルに、前回あげた五十音表を開いて「実はこの表以外に〝 の付く「ざじずぜぞ」や ゜ の付く「ぱぴぷぺぽ」もあるんだよ!」と教える。(ひぇ~、日本語って難しいー、でもおもしろい!)
さきちゃんのカードが完成して、「曜日」「月」「あいさつ」などの簡単な単語を当てるゲームをする。
アクセルちゃんは、初めて見る単語でも2回目からはほとんど当てていて、さきちゃんもびっくりだった!
その後、僕が使っていたオランダ語の初期のテキストを開いて、自己紹介や簡単な挨拶をオランダ語から日本語に直して、アクセルちゃんに話してもらった。
その中で「あなたは何語を話しますか?」との質問をアクセルちゃんにすると、「私はオランダ語、フランス語、英語、ドイツ語を話します」と答えたーー、「ほんと?」・・・「はい!」きっぱり!
「ひぇー!!すごい!」、さきちゃんと共にビックリ!
15歳のアクセルちゃんである・・・・語学の才能か、記憶の天才か、とにかく凄い。
この調子で行けば、日本語ペラペラになるまでに1年はかからないのでは?
そうなったら「Yuki先生の教え方が良かった」と僕の株も上がるか?
ほっといても成長する子を持つと楽だねぇー。
約束の2時間は、あっという間に過ぎ、アクセルちゃんの帰る時間に雨が降り出したので、車で駅まで送り、さきちゃんはまた我が家に戻って来た。
さきちゃん、前回のチラシ寿司、沖縄そばを食べて、すっかり僕の料理が気に入ったようで「今、タイ式グリーンカレーの作り置きがあるよ、食べてから行く?」と聞くと「ハイ、食べます!」と言うので、一緒に食べてから再度、Lier駅へ向かう。
やっぱり、留学生はベルギー人のホームステイ先で、ホストママの作るベルギーの家庭料理を食べるので、それがおいしくない訳ではないが、「日本の味」が恋しくなるのですよ(多分)。
僕がタイ式のカレーを作ったって、やはり日本人が食べられる味になるハズだから、さきちゃんには懐かしい味と思えるかもしれない。
さきちゃんをLier駅まで送ったついでに?僕も同じ電車に乗りAntwerpenへ行く。(さきちゃんはGent行きに乗り換えるため、ひとつ前の駅で降りる)
何しろ昼の長い夏のベルギーでも「一番長い日」だから、それを体感するために、また「~ ぶらり」の始まりなのである。(この時19:30)
ショッピングストリート(Leysstraat)入り口。
空が厚い雲に覆われているので、薄暗くなっている。
市庁舎や大聖堂があるセントラルに近づくと、ヨーロッパで最初の高層ビルという、KBCのビルがそびえ立っているのが見えてくる、メイルMeir通り。
ショッピングストリートは、すでにお店は閉店しているので、人通りは少ない。
フルン広場に来ると、イベントの準備がされている・・・、今週末にビールフェースト(祭り)があるそうなので、僕も土曜日の夕方には行く予定になっている!
大聖堂前の広場にある「フランダースの犬石碑」
ベルギーではほとんど知られていなかった「フランダースの犬」という物語が日本人にはあまりにも有名で、観光客が多く訪れるので「日本・ベルギー友好の証」として、大聖堂の正面に設置されている。
アントワープ市庁舎、約半年くらい世界の国旗がなくなっていたが、久しぶりに万国旗が翻っている市庁舎を見た。
19:55 ・・ ずっと曇り空だった空から、一瞬、大聖堂を照らす陽が射した。
この時とばかり、僕はケータイノメカラでアングルを変えたり、場所を変えたりして写真を撮っていた。
すると、僕と同じような行動をしている・・・同じアングルを求めて、同じ場所へ歩いている「日本人らしき観光客」が気になって、一眼レフカメラを抱えている、その60代くらいの小柄な男に「日本から来られたんですか?」と、声をかけた。
「そうです、今着いたばかりで、5日くらいここに滞在するんですが、そんなに見る所はないみたいですね」と言う。
「まあ、博物館、美術館巡りをすのではなく、風景の写真を撮るだけなら、そんなにはいらないですね、ブルージュやゲントにも行ってみたらどうですか・・・」、なんて、ちょっと会話をして・・・
「僕は今からカフェへビールを飲みに行くんですが、一緒に行きますか?」
と、誘ってみたら、行くことになった・・・
僕は飲みトモが欲しいのである・・・
( いろいろあったが、内容省略・・・ )
えっ!と、お思いでしょうが、このストーリーがまだ終わってないのである。
22時過ぎまで、その辺りでウロウロしていたので、終電に間に合わないとまずいので、急ぎ足でアントワープ中央駅まで行き、電車に乗り帰宅。
ふぃー~、やっぱり長い一日だった!
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