3月15日(火)ベルギーは天気も良く、絶好のお出かけ日和。
僕は、以前から予定していた「大阪から甥っ子がベルギーにやって来る」日だったので、朝からワクワク・・・、早起きして、その時を待つ・・・・。
そしていよいよ、僕が一人でスキポール空港へ迎えに行く時間となった。
僕が一人でスキポール空港へ行くというのも、実は初めての事だったが、電車を乗り継いで、何とか空港まで着いて、大阪発KLMの到着出口も探し当てた・・・・。
これで、ひと仕事は終わったと、後は3番出口から出てくるのを待つのみ・・・という状況になった所で、目の前にあったカフェでオランダのハイネケンビールを飲みながら、のんびり待ち構えていた・・・
日本人らしき顔の人たちが次々と出てきて、「この場所で間違いない!」と確信して待っていた。
ところが、肝心の甥っ子が、なかなか出てこない・・・、1時間たっても出てこない・・・、ちょっと不安がよぎる。
しばらくして僕の携帯電話に電話がかかる・・・・
オランダ語で「貴方は、masayukiですか?貴方の甥は○○さんですか?・・・・、貴方はインフォメーションまで来て下さい」みたいな?やり取りをして(まだまだ細かいオランダ語を理解しないので・・・)インフォメーションまで行って「僕の甥が大阪から到着したはずだが、3番出口から出てこない・・・電話でここへ来るように言われたのだが・・・」と伝えると、係りの人は他の部署へ電話して確認の後「この先真っすぐ行ったところの16番ドアへ行ってください」と言われ、その場所へ行ってみる。
16番ドアを開けて入ろうとすると、そこの受付で「ここへは入れません!別のドアじゃないですか?」と言われ、外へ出てウロウロしていると警察が来て、僕に「貴方はMasayukiですか?私は○○です。こちらへ来て下さい」と、再び16番ドアへ・・・、警察と一緒なので、もちろん一緒にすんなり入れた。
入った先は「入国審査ゲート」のある、隣の部屋であった。
小さな部屋の待ち合いベンチに、甥っ子が座っていた・・・・「おぉ!僕の甥っ子よ・・・大丈夫か?」
ちょっと疲れた表情ではあったが、泣いたり、ひどく落ち込んだ様子でもなかったので安心した。
僕は警察にIDカードの提示を求められ、「貴方は車でここへ来たのですか?」と聞かれ「いえ、電車で来ました」、そして「電車のチケットを見せてください」と言われ、チケットを見せる・・・、1枚の紙を渡され「貴方の住んでいる住所を書いてください」と言われ、僕が紙に住所を書くと、「はい、間違いないですね、この子は初めての海外旅行なんですね、もういいですよ、ここから出て行ってください」と、出口を指示され、出る事が出来た!
なかなか難しいものだ・・・
昨年「4姉妹珍道中」で訪れた姉たちは「あぁ、入国審査なんて簡単よ!ニコッと笑って、すぐに通過だから・・・」と、簡単に考え過ぎた。
15歳の単独渡航で、しかも英語もオランダ語も、ほとんど通用するレベルではない甥っ子が、紙に「伯父が外で待っています」と英語で書いた紙を差し出しても、簡単には信用しない。
良く考えてみると、入国を許可する側からすれば「15歳の子が一人で初めての海外旅行で、日本語しか話せないのにオランダの空港外の世界へ出していいものか・・・」心配するのは当然である。
僕も散々、身元調査をされた揚句に引き取れたのである。
かくして、1時間以上も身柄拘束された甥っ子の救出に行き、見事に保釈させたmasayukiだったのである。
スキポールから釈放され、アントワープへ向かう電車の中では、ぐったりと疲れが出て、寝入ってしまった甥っ子・・・、何でも、飛行機の中では寝る事が出来ず、映画を4本も見たと言っていた。
気の毒な思いをさせたが、「これもいい経験だ!」とプラスに考え、明日からの「楽しいベルギー旅行」につなげて行こうと思う。
8 件のコメント:
甥っ子さん、不安でしたでしょうね。
masayukiが頼もしいおじさんに思えたことでしょう。
私も小部屋までは行かなかったですが、呼び止められた時は、何もやましいことないのに、相当こわかったですよ。
春のベルギーを堪能してもらいたいですね~
確かに、初海外旅行で言葉もろくに通じない所で、拘束されてしまったら怖いですよね。
この事をばねにして、「英語をもっと勉強しないといけないぞ」と、実感してくれれば、大きな収穫になると思います。
甥っ子さん、大変な目に合われましたね。入国審査を甘く見てました私!!怖かったでしょうね、言葉が通じないと何を話してるんだろうとか、この後どうなっちゃうんだろうとか、無事でなによりです。
アントワープに桜咲いてるんですか???まだアントワープ行った事無いので、余裕出来たら訪れたいですねぇ♪
甥っ子さん、ベルギーを好きになってくれると良いですね☆
若い時にこの経験をしたのは幸いだと思いますよ。
ベルギーやヨーロッパの良さを知ってもらい「もう一度行きたい!」と思ったら必死で勉強するはずです・・・・そうなるよう期待しているのです。
ベルギーには、たくさんの桜がありますよね。
桜に似た梅や桃、サクランボの木も多く、似たような花は、もう咲き始めています。
私も14歳の頃留学で初めてベルギーに来た時を思い出しましたー(T▽T)
まさゆきさんに会えてホッとしたでしょうね!
これに懲りず滞在中は存分に楽しんでもらいたいですね!
obaさんは14歳でベルギー留学されたのですか?
それはまたスゴイデス。
その時の経験が人生を変えて、今、ベルギーに住んでいるのですね。
彼にもそれくらいの体験になって欲しいですね「また、ベルギーに行きたい!」と、思わせるのが僕の仕事だと思ってます。
そうなんです。
14の時から3年間過ごし、もう2度とベルギーには来るかーって思ってたのに…不思議なものですねー笑 またベルギーで勉強したいと思って来てしまいました。
今回の旅行は甥っ子さんにとってステキな経験になりますね!
さて、今日はサッカー最後のマッチ。
勝ってもらいたいです!
「絶対に負けられない試合がそこにある!」
今日のLierseの試合がそうでした・・・。
Lierseは負けませんでした!
ベルギー1部リーグ、同じポイントで14位、15位だった、14位のEupenが負けて0ポイント、Lierseは引き分けで1ポイントGETしたので、順位が逆転してLierseが14位となり、1部リーブ残留、逆転されたEupenが2部リーグ降格と言う奇跡が起きましたぁー、、、!!
スゴイ!
川島選手とLierseが苦しみ続けてきた今シーズンを、最高の形で締めくくる試合を観戦出来て、ラッキーでした。
ひょいとベルギーに来て、こんな素晴らしい試合を見れて、川島選手のサインももらえた甥っ子はシアワセものです。
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