先日、チラッと紹介したベルギー南部(フランス語圏)にあるバンシュ(Binche)という町で開かれるカーニバルの様子をたっぷりと御紹介しましょう!
前回も書いた様に、我がLier市からは電車で2時間05分かかる、ちょっと遠い町。
ベルギー国鉄で遠い所へ行く時はレイルパス(RAILPASS)という10回回数券がお得です。74€で購入して、ベルギー国内の国鉄電車で、何処へでもいけます(5回往復できるという事ですね)。
Lier-Binche間が通常(平日)28.6€の所、14.8€で往復できる計算になります。
バンジュのカーニバルは「人類の口承および無形遺産の傑作」として、ユネスコの世界遺産に登録されている。
ヨーロッパで一番有名なカーニバルとも言われているから、ベルギーにいるからには一度は目にしておかねばと、ひとりで、慣れないフランス語圏まで行ったのですよ!
さすがに一番と言われるだけあって、すごい人出です。
祭りが一番盛り上がる最終日の、ジル(道化師)たちのパレードまで、まだ3時間もあるというのに沿道沿いにはもう人垣が出来てます。
有名な「ジルたちのオレンジ投げ」に備えて、沿道沿いショッピング街の店舗はすべて金網を張り巡らせてショーウインドウをガードしている!
人垣の中を、ただ目立ちたい人たちも通過する。
2階の窓も金網でガード
街角で小便小僧発見!
主役のジルたちがここに集結して、ジルダンスを踊るというグランプラス(広場)にはTVカメラや報道カメラマンも集結して待機している。
ジルの登場は、まだまだですよ!
ただ目立ちたい人たちが通過する。
警察騎馬隊の登場で、広場の緊張を高め、広場に侵入している観光客を追い払う!(前にいるチキン帽子の人、何とかならんかねぇ・・・)
2階、3階のテラスから見物の人たちも・・・テラスが崩れ落ちないかと心配した。
そして、いよいよ鼓笛隊と共に、主役のジルたちの登場!オレンジ投げが始まります。
可愛い、子供ジルたち・・・、僕のいる前に来るころには、オレンジを入れるかごは空になっていたぁー!
別の衣装の小ジルたち、楽しそうにオレンジを投げてます。
華やかなジルの帽子は、ダチョウの羽根で出来ていて、重さ3kgあるという。
青年ジルたちは、野球の投球フォームのように、遠く離れた建物の3階の窓を目がけて遠投しているが、中々命中しないようだった。
たくさんいるジルたちの手から放たれたオレンジは、何処から飛んでくるか分からないので、見物客も広角の視野を持って待ち構えなければならない。
運良くキャッチできれば、その人には幸運が訪れるとされている縁起ものである。
僕はカメラを構えながらも、2個キャッチできたさァー!
奇抜な柄のジルの衣装(インカ帝国の衣装から来ているらしいのだ・・・ナルホド、ですね)
青年ジルたちの標的になった建物の窓。
その下には、無残に砕け散ったオレンジが無数にあった。
広場でのお祭り騒ぎが終わった後、ジルたちは町の小道を、いくつかのグループに分かれて練り歩きながら引き揚げて行く。
このあと、暗くなってからのイベントもあるらしいのだが、僕は帰りの電車の心配もあったので、このジルたちと一緒に引き上げて、駅に向かった。
僕の前を行く親子は、お父さんが両手に、オレンジのいっぱい入った袋を提げて歩いていた。
この親子には、超ド級の幸せが訪れる事であろう・・・。
そして、お城のような立派な駅に到着、、帰りの便はさすがに、臨時便があったようです。
観光客目当ての犯罪が多いと言われるブリュッセル南駅(MIDI駅とも言う)で乗り換え。
GETしたオレンジを前に置き、ビールを飲んで、今日の幸せを祝う!
ま、これで少しでも、このカーニバルに興味をもたれた方は「バンシュのカーニバル」「ジルのカーニバル」「Binche Carnaval」などで検索してみてください。
僕がこの歴史を語ると、間違いが多くなると思うので控えて(手抜きして?)おきます。
4 件のコメント:
いろいろなお祭りがあるののですね。
凄い!面白かったことでしょう!
イイなー!!!東京長澤
長澤さん、ベルギーは意外と民族(各町で)の祭りが多いんですよ・・・。
各町、地方で特色があるので、楽しそうな祭りが多く、少しずつ見て回りたいと思います。
バンシュのカーニバルでは、生粋のバンシュ人でないとジルになれないのだそうです。
楽しそうな町ですね!今回はそっちに以降かなと思います。
今回の地震が、沖縄は無事ですね。新聞でこの惨状を見て、本当に言葉ができませんでした。日本にいる親友はみんな無事だと聞いて、ほっとしました。
モールゲンさん、久しぶりです。
ベルギーには、おもしろい町がたくさんありますね。
僕の知り合いにも被害はなかったのですが、日本の国自体が心配です。
1日も早く立ち直って欲しいと願っています。
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