25.2.16

オランダ語学校と散歩道

今週、翻訳の仕事(Katrien)がメッチャ忙しく、僕もそのヘルプで忙しさに付き合い(オランダ語から日本語に翻訳された文章のチェック、校正)、毎日深夜までのデスクワークだった。

オランダ語学校を2日も休み、テニスの大会の試合には2日間出かけて ・・・ 月曜の夜にテニス大会に出かけて不戦勝を言い渡されて帰宅(その後仕事)・・・ 火曜の夜もテニス大会2回戦に出かけ、大接戦に勝利して帰宅、ダブルスの相棒に車で送迎されたので、ビールを飲んで帰ってきて、家では仕事できず。

水曜日(昨日)はオランダ語学校へ行けた。
天気良し、ちょっと遠回りになるけど、遊歩道から行く事にしよう!

朝日に向かって歩くのは気持ちいい!
気温は1-2℃だったと思うけど ・・・

川の上にある水門小屋 ・・・ 右側の通路から通り抜けることが出来る。

通路を通り抜けて振り返ると、朝陽の当たる家。

遊歩道から出て、街の中にある学校へ向かう。

学校では、隣の席にパキスタン人の30代くらいの男性が座っていた ・・・ 休憩時間に、その人との会話(オランダ語)。

Pa「私は自分の国にいた時、TVで日本のスモウ・レスリングを見ていました、父親も相撲を見るのが好きでした」
僕「ほう、Paでも見られるんだね、相撲は4分間準備時間があって、試合は5秒くらいで、すぐに終わってしまうよね」
Pa「いや、それでも面白いんだ」(なかなか、通ですな)

僕「僕は日本ではテニス、野球、ソフトボールをやっていました。昨日はアントワープでテニスの試合があり、勝ちましたよ」
Pa「私は母国ではクリケットをやっていましたが、ここでは盛んではないので、プレーする機会がありません」

クリケットってスポーツの名を聞いた事はあったけど、ベルギーに来てから初めてTV中継を見たが、野球のようで野球でない ・・・ 投手が投げたワンバウンドのボールを打つ ・・・ 投手は数メートル走って助走をつけてから肘を伸ばした状態で投げる ・・・ しかも、ボールを地面に叩きつけるようにワンバウンドさせる ・・・ 野球と違う変なフォームになる ・・・ バッターはボールを360度、どの方向へ打ってもいい?(バッターボックスはフィールドの真ん中にある)

おいおい、頭がおかしくなりそうだ~

Pa「Paでは日本の車がたくさん走っていますよ」
僕「トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダ、ミツビシ、スバル、スズキ、ダイハツ」(1国で、こんなに独立した自動車メーカーがあるという事はすごい事だと、ベルギーに住んでから思うようになった)
Pa「そう、私も日本の車に乗っていました。Paでは道が悪いのでドイツの車などは壊れやすいのです。日本の車は丈夫で、故障が少ない、アフリカでも日本の車が多いですよ」

そういえば、テロ組織 IS がシリアの戦場(荒地)で使っている車がほとんどTOYOTAだと、話題になっていた事があったな ・・・

そういえば、この時、反対側の隣に座っていたのはモハメッドだった(悪意はないけど) ・・・ クラスにはアフガニスタン人男性もいて、ベルギーにいる理由は「アフガニスタンから国外追放になって、2020年まで母国に入れないのです」 と公言する(やさしそうな)人もいる。

昨日は出席者が多くて20名の生徒だった ・・・ みんな、それぞれの理由でベルギーで生活しようとしていて、オランダ語を学びに来ているのだ。

 授業が終わり、帰り道は例によって、寄り道散歩道を歩く ・・・ 雲ひとつない晴天もいいけど、雲があるとまた違う絵になるので好きだね。
それにしても、気温は5℃くらいまでしか上がらないはずだけど、夏雲のような風景だ。

お馴染みのネーテ河畔

街路樹のカエデは、冬の間、小さい枝をすべて切り落とされ、こんな無骨な姿で冬を越す ・・・ これが春になるとまた、緑の清々しさを演出してくれるのだから、街の景観もよく考えられているなと思う。

帰宅してから最初の仕事は、Momo太郎散歩!
ビタミンD を吸収する絶好の散歩日和だ ・・・ 前日に「きのこパスタ」を食べたからね(笑)

 気温5℃の夏雲(笑)

 水門小屋に戻ってきました ・・・ 遊歩道への進入口には「犬はリーダーでつないでください」との看板がある。

いつ見ても可愛らしい水門小屋 ・・・ 可愛らしいとは言っても、立派な建物で、内部は3階建てになっていて、水門の開け閉めを行ったであろう、大きな滑車の歯車などが残されている。

2年前にこの小屋を貸切で使った事がある。

陽射しを浴びたMomo太郎コンビの散歩だった。

昼食の後、僕はひとりでメッヘレンの「マルガレータの宮殿」へお使いに出かけた ・・・ 久しぶりの、ひとりメッヘレンドライブだった ・・・ 宮殿自慢の中庭、建物の外壁修復中で、足場パイプに囲まれていた。
あ、マルガレータの宮殿の内部は裁判所になっていて、翻訳書類に「法定翻訳」認定のスタンプをもらいに行くのです。
その場ではスタンプをくれず、1日置いておかなければならず、翌日に受け取りに行くという2度手間は煩わしい限りだ ・・・ 数年前までは、その場でもらえたのだけど ・・・ (時代に逆行している)。

 夕食は久しぶりに 「ムール貝のビール蒸し」 ・・・ Katrienは食べないので、ひとりで半キロを食べる。

時間がないので、手間をかけずに簡単料理。

それでも、ムール貝から浸み出してくる磯の香りが堪らない。


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