11月24日(日)、特に予定のない日曜日だったが、昼にMomoちゃん散歩をしたあとは、夜にクラシック音楽のコンサートに出かけることになっていた。
気合を入れて行くのじゃなくて、気楽にね ・・・ 何しろ、場所は我が家から徒歩で10分、地元の音楽アカデミーの生徒たちの発表会みたいなコンサート ・・・ 250年ほど前に建造された古い(元)教会の内部で行われる。
イエズス会教会 (Jezuïetenkerk)
現在は教会としては使われておらず、その後方にある音楽アカデミーのコンサートホールとして使われている ・・・ 通りに面しているこのファサードの入口は「開かずの入口」になり、コンサートが開かれても、入場口は裏側の音楽アカデミーからの入場となる。
久しぶりにKatrienと連れ立っての音楽鑑賞!
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3EURで購入した入場チケット ・・・ クラシック音楽のコンサートを聴くのに3EUR? ・・・ 安すぎ ・・・ しかも、コンサート終了後、このチケットと引換えにワンドリンク頂けるということを告げられた。
舞台の左下にはドリンクコーナーが設けられていて、ワインやビールが準備されている ・・・ これはこれは、コンサートが始まる前から、終了後の懇親会が楽しみになってきた!
コンサート会場はれっきとした教会の内装が残っている ・・・ (元)教会で、今はコンサートホールといっても、大幅な改装はしていない。
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壁の塗装も剥がれたままになっていたり、古さと、資金不足をモロに表現している ・・・ 主祭壇を舞台にして、後方にはスタンド席が設けられ、プラスチックの椅子が並べられている。
19:00 コンサートが始まる。
アカデミーのコンサートだが、校長先生や市長やら政治家たちの挨拶もなく、アナウンスもなく、時間が来たら、出演者たちが舞台に現れ、席を整え、音合わせをしたあと、コンサートは始まった。
素晴らしいじゃないか!
(言いたくはないが)日本なら、校長先生あいさつ、父母会長あいさつ、来賓(市長)あいさつ、出演者代表あいさつ ・・・ ふぅ、「みんなが一生懸命なのは、よくわかっているよ、早く始めてくれ!」と、言いたくなることがよくある。
まぁ、そんなストレスがなく、すぅーと音楽に入っていけるのは大事なことだ。
オーケストラで2-3曲終わったあと、弦楽四重奏が始まる。
その中に1人の日本人男性。
アントワープに音楽留学している池上和樹くん。
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和樹くんはリールのアカデミーの生徒ではないが、このコンサートの主席ヴァイオリン奏者の女性(左端)から「ヴィオラ奏者がいないので助けて欲しい」 と、いう事でゲスト出演となったようだ ・・・ 普段、和樹くんの専門はヴァイオリンだが、ヴィオラも弾けるということでの承諾だったらしい。
それにしても、この時のチェロ奏者は小学生くらいの男の子だった ・・・ このチームは2曲ほど、素晴らしい演奏をして、大喝采を浴びた。
主席ヴァイオリニストのソロ ・・・ Katrienも「とても上手だった」と感激していた。
和樹くんによると「テクニックはとても上手いんですけど、もうちょっと力強さがあればいいですね」との評価だった。
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「9本のバズーカー砲による教会爆破作戦」
じゃないよ、9本もファゴットが並ぶのを初めて見たのでビックリした!
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アカデミーのコンサート(発表会)なので、個人個の特技も披露しつつ、最後はまたオーケストラで馴染みの映画音楽などを演奏して会場を盛り上げ、大成功のうちに終了!
地域の音楽アカデミー ・・・ 年齢に関係なく音楽を学ぶ ・・・ いいねぇ、小学生から、ジイちゃん、バアちゃんまで一緒に学ぶ!
当然、アンコールがあり、2曲ほど追加する。
聴衆もほとんどが家族や友人知人ばかりだろう、内輪のコンサートだ ・・・ で、なぜ僕がこの会場にいたかという事だが、先程出演した和樹くんとは、去年、アントワープのカフェ(QM)で知り合って、FB友達でもあることから、「リールでのコンサートに出演する」という情報を得たので、出かけたのであった。
コンサート終了後、聴衆は舞台左のドリンクバーへ向かう。
僕らは最初から、ドリンクバーの近くの席で聴いていたので、真っ先にベルギービールを確保して、スタンド席の後方で、会場を眺めながら飲んだ。
出演した和樹くんも来てくれて、一緒に飲む!
アカデミーにあった羊 ・・・ なぜに後ろ足だけ雨靴を履いているのだ?
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アカデミーを出ると、聖グマルス教会が目の前にある ・・・ Katrienと和樹くんも一緒に、聖グマルス教会の正面にあるカフェで、飲みなおす ・・・ ちょうどカフェのTVではサッカーの試合をやっていて、川島選手のスタンダールがベルヘンと戦っていた ・・・ 首位のスタンダールが、最下位のベルヘンに 1-0 辛勝した。
しかし、
和樹くんは偉いね、アントワープで一人暮らしで(ときにアルバイトもして)自炊しているらしい ・・・ きっと将来、プロ・ヴァイオリニストとして活躍する日が来るぞ、頑張れ!
と、応援したいのであります。
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