土曜日に行ってきたアントワープ ・・・ そのことは前回書いたが、Lierに帰ってからの街歩き写真があるので、それを載せつつ、日曜のテニスの試合のことも書こう。
午前11:26 Lier駅
午後9:40 Lier駅、あまり意味ないか?
この頃の日没は午後9:40頃である。
駅のある方面
ショッピングストリート
ベルギーでは使うことはないであろう水着を売っているが、これはバカンスで南の方へ行く人たち向けだよ ・・・ 「太陽のない、寒いベルギーを脱出したい!」 願望を煽っているようだ。
こんな軽装で街を歩けるのはいつのことやら ・・・
はい、Lierの街の中心につきました。
鐘楼付きの市庁舎!(世界遺産)
フロートマルクト(広場)を囲むように古い建物が立ち並んでいる ・・・ この時間帯の空の色が好きなんだよねぇ ・・・ 多少雲があっても深い青色が背景にあるこの街の夜景が好きだ。
では、テニスの話 ・・・ 前日「日本語話そう会」アフターの飲み二ケーションで、飲みすぎて、日曜の朝はダルかった ・・・ こんな体でシングルスの試合なんてできるのかよ~ ・・・ あぁ、辞退したい!
そうは思っても、この日の試合(団体戦)は予備メンバーのいない4人で挑まなければならなかったのだ ・・・ シングルス4試合(4人)、ダブルス2試合(4人)、当然休むことは許されない。
アントワープにある「ヘラクレス」というテニスクラブとのアウェーマッチだった ・・・ 名前からして強そうなクラブだ!
対戦相手と会ってみると、みんな若い! 5人全員17歳のヤング・チームだった! ・・・ 僕らは55・56・57歳に1人だけ21歳の若者 ・・・ まいったな(試合前から)
1番手、2番手のシングルスが始まる ・・・ 1番手の21歳エベルトは調子悪く、ダブルフォールトを連発、ネットに出てもミスを繰り返し、6-0,6-2であえなく撃沈。
2番手のワルテルは非常に丁寧なテニスをする、バックハンドのスライス、フォアのトップスピンが素晴らしい ・・・ 17歳を相手に粘り強く相手のミスを誘い 7-5でセット先取、2セット目も接戦でタイブレークで落とした ・・・ ここで右肘の痛みを訴えるワルテル ・・・ 試合が長引けば不利になるおじさんプレーヤー、3セット目は力なく2-6で相手に勝利をプレゼントしてしまった(2時間上の試合だった)
3番手パトリックは、ミスの多い相手に対して無理をせず、落ち着いたプレーで6-2,6-3で堅実に勝利を手にした ・・・ パトリックも2セット目にはいたら 「腰が痛い!」なんて言い出していたが、よく耐えて頑張った(奥さんも応援に来ていたからね)
4番手は僕だ!相手は17歳のマチュー、華奢な体で身長も僕よりちょっと高いくらい ・・・ 面白いプレーヤーだった ・・・ 若者らしい力強いボールは打たず、僕と同じようにスライスやドロップショットも多用するので、コートの前後左右を走り回るテニスになった ・・・ こうなると、やはり若者有利かと思われるが、僕の方がコースに打ち分けるテクニックは優っていた。
1セット目を6-2で取り、「これは勝てるな」と思ったので、第2セットはちょっと練習のつもりでクロスのスピンでウィナーを取ろうと試してみたり、つまらないポイントを相手に与えて接戦になった ・・・ 4-4になった時から「3セット目に入るのは嫌だから、そろそろ本気で勝ちに行こう」 と思ったが、相手も調子が出てきて簡単には行かなくなっていた ・・・ 途中でマチューは転倒して両ヒザを擦りむいて、赤く流血していたが戦意は失っていなかった ・・・ 4-5、5-5、6-5、ここで勝ち切れずタイブレークに突入!
アウェーの試合なので、相手側の応援団が多い・・・家族やクラブ関係者が見に来ている ・・・ 1ポイント、1ポイントに声援が飛んだ!
僕の応援団は 「YUKI、勝ったらショフケ(ビール)をたくさん飲めるよ!」 という野次を飛ばしているのだった!
タイブレークでも接戦を演じ、5-5まで来た 「あと2ポイント、どちらが次をとるか!」 僕が取った(どういうポイントだったか覚えていない)マッチポイント、4-5本くらいのラリーの後、相手のバックハンドがサイドラインを越えてゲームセット!
僕は安堵した ・・・ 「ふぅ、3セット目をやらずに済んだぜ」
シングルスを勝利して、まずは軽くピンチェ(軽いビール)で祝杯を挙げて、ダブルスに向けて休憩する。
ダブルスはいつものパトリックとのペア、相手は17歳コンビ ・・・ ダブルスには慣れている僕らの方が1枚上手で、6-3,6-4で危なげなく勝った ・・・ シングルスにも勝っていたパトリックは 「僕たち2人で3ポイント稼いだぜ!」 団体戦勝利に大きく貢献したことを喜び、もうひとつのダブルスも勝って、合計4勝2敗で、敵地でヘラクレスに勝った~!!
お約束のショフケ ・・・ 8%アルコール、水替わりに飲めるものではない ・・・ インタークラブ(クラブ対抗戦)最終戦を勝利して、チーム4人で祝杯を挙げた。
このあと、相手チームと一緒に夕食をする ・・・ 相手クラブからの「おもてなし」でカルボナード・フラマンド(ベルギーの定番肉料理、フリッツ付き)・・・ 相手のメンバーはちょっと沈みがちだった ・・・ 仕方ないか、変な格好のおじさんたちに負けたのだから。
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